テラーノベル
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真夏の日差しが強くなり、夏休みが近くなってきたある日。歌蓮は司からあることを聞いた。
「どした?司」歌蓮が言う。
「……来年、僕引っ越すかもしれない」小さな声でそう言った。
「引っ越し?学校は変わらないよね?」歌蓮はそう心配そうに訊いた。
「変わる。学校には当分通えないって言われた。引っ越したら」
「え……」
それから歌蓮は司と今まで以上に後悔しないように遊んだ。
夏休みに入ってからはあまり会えなくなった。だが歌蓮は司の家に突撃訪問したりと過激だった。
夏休みの中間らへんになった。時が経つのはとても早い。歌蓮はこの日になってようやく宿題をやり始めた。その後は宿題地獄となったのだ。
キーンコーンカーンコーン
久しぶりにその音を聞いた。
あっという間に夏休みは終わっていた。
長い長い2学期の始まりだ。
コメント
17件
二学期さ、アイツラと会うよね。おえ