テラーノベル
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「俺本当はわかってた、一緒にいれば情がわくって、」
「あいつらのこと殺れなくなるって」
「僕もわかってた、葛葉がそうなるって、僕もそうなってしまうってわかってた」
「どうしよっか僕ら」
「俺と一緒に死んでくれるか?」
「…僕も一緒に死んでいいの?」
「くっさん!叶さん!!」
「それ以上近づいたら撃つ!」
「俺許すから!2人がやった事全部許すから!なんでやったか分かるから」
「まだ生きて!俺たちのそばにいて」
「助けたいから!!」
「ローレン、」
「私も、私も2人と一緒にいたい!」
「ローレンみたいに私は優しくないし許せないけど貴方たち2人がこんなことした理由わかってるから!」
「2人が攻めた場所、市民がいない市街地で人の被害はないの知ってるから!わざとその場所にしたのわかってるから!」
「だから!!一緒に帰ろう!皆がいる場所に帰ろう!!」
「俺、こんなことした自分が許せないんだ、」
「僕たちがしたことの責任を追わなきゃいけない」
「じゃあ俺たちの前で死ねるの!!俺とリュカの前で死ねるの!」
「俺達のこと仲間だと思ってたんなら死ねないだろ!」
「やっと捕まえた、葛葉、叶」
「私が未来変えたげる」
「え、?」
「ローレン、とりあえず報告、それから人型ネイバーがいる可能性が高い、ローレンわかるよね?」
「りょーかい」
「叶、葛葉、人型ネイバーは何人いる?」
「…4人、そのうちの2人はブラックトリガー持ちで俺たちに勝てるかどうかも分からない」
「わかった、叶と葛葉はブラックトリガー一体とトリオン兵をできるだけ倒して」
「あと一体は」
「私がやる」
「ッ?!無茶言うなできるはずg、」
「私を誰だと思ってる」
「え?」
「2人になら先に見せておこうかな笑」
「それはどういう、」
「トリガーon」
私はリュヴァ・ガーデンの姿になる。
「リュカ、いや、リュヴァさん?」
「すまない2人とも、混乱していると思うが今は戦闘が先だ」
「さっき言ったことよろしくな」
「…はい、」
私は今戦っているボーダー全員の無線に繋ぐ。
「初めましての人が多いかな、私の名はリュヴァ・ガーデンだ。戦っているところ悪いが今から作戦を言う」
「敵は残りのトリオン兵とまだどこかに隠れているであろう人型ネイバー4人だ。後の2人はブラックトリガー持ちであることがわかっている」
「1人は私が、1人は叶と葛葉が処理に向かう、ブラックトリガー持ちを見つけた際は戦わず連絡をしろ、残りの2人は第1部署とローレン、イブラヒムに任せる」
「「叶、葛葉、了解」」
「「第1、了解!」」
「ローレン、了解!」
「イブラヒム、了解」
「残りのボーダーはトリオン兵を一匹残らず処理しろ、以上だ」
「了解」
「さーて私の出番かな?」
「健屋、聞こえる?」
「うん聞こえるよ〜こっちは準備おけー」
「じゃよろしく」
「はーい」
ビビッビビッ
「ッ」
「孤月がッ、」
「ッ…トリオン切れかも、気づけなくてごめん」
「いや、私の方こそすまない、気づくべきだった」
「いけるっ!」
「リュヴァさんッ後ろ!!」
「は、」
(シールドが出ない)
(私これベイルアウトか、?)
ドンッボンッ
「大丈夫ですか?!リュヴァさん」
「ゴホッコボッ、甲斐田?!」
「なんでッ」
「甲斐田のトリオン繋げていいか?」
「は、はい!僕トリオン量には自身があるので」
「甲斐田にはこっちの方入ってもらおっかな」
「健屋、よろしく」
「りょーかーい」
「ピピッ、あ、甲斐田くん聞こえる?」
「聞こえます!でも、なんで健屋さんが」
「その話は後で!今は敵に集中してね」
「はい」
「甲斐田晴、もし私がベイルアウトするような事があったら後は君に任せる」
「は、はい!」
(やっぱり君は優秀だよ、甲斐田晴)
「リュヴァさん!!ラストッ!」
「パーフェクト、」
バンッ
ボッンッ
リュヴァ「あは笑、何この威力、笑」
甲斐田「リュヴァさん!大丈夫ですか?」
後は叶と葛葉の方か、
ローレン「イブラヒム、俺なんか嫌な予感がする」
イブラヒム「叶さんのとこ?」
ローレン「うん、」
イブラヒム「行ってこい!!こっちは大丈夫」
ローレン「ッ、ありがとう、」
葛葉「お前らのせいで、俺らはッ」
「この選択を選んだのは君たちだろ?僕には何も責任は無い。」
「クッソ、」
叶「葛葉ッ!!」
葛葉「ッ、」
ブチッ
葛葉はこちらを見て首にかけてあるブラックトリガーを投げる。
葛葉「…じゃーな、叶」
バンッ
「何、これ、この状況…、くっさん、、?」
「ローレン…葛葉、本部まで持ってて」
「は、はい、叶さんは、?」
「僕は大丈夫」
「早く手当、してあげて」
「ッ、はい」
「くっさん、生きて、」
「死なないでッ、」
「ロー、レ、ンッ、…」
「くっさんッ」
「叶゛にッ、でんごん、だ、ッ」
「だ、ダメッ、喋ったら血がッ、」
「よく聞゛ッゴホゴホッ、」
「くっさ、んッ」
「これ、かな、えに渡せッ、」
「うん、ッうん、」
「それと、ゴホゴホッ、ーーーーーーーーーー。」
「わかった、ちゃんと伝えるから、生きてよッ」
「ねぇ葛葉…やっぱ制御出来ないかも」
多分葛葉は知らない。
このブラックトリガーの本質が何なのかを。
「トリガーoff」
「あ?なんだ?もう終わりか?」
「トリガーonッ」
叶「死ねッ!!」
ピッ
「叶ッ!!、待て」
「ッ、リュヴァさ、ん…?」
「よく聞いて」
「2人にブラックトリガーを倒すとお願いした時に葛葉から貰ったものがあるんだ」
「君と葛葉の幼い頃の写真だよ」
「きっと君たちのお父さんが撮ってくれたんじゃないかな?」
「葛葉はこれを渡してきて、」
「叶はもし誰かのせいで俺が居なくなったとしたらきっとそいつを殺す」
「その前に写真を渡してくれって、昔のこと思い出して冷静になれって、」
「いつだって信じてくれた仲間がいる」
「って、言ってたよ」
「君が殺してしまえばこちらに戻れなくなるだから、」
「僕はッ、」
「僕は許せない、多分一生、この先ずっと今日のことを思い出す。」
「ここで殺さなきゃ僕の目的は達成されない」
「父を殺した、葛葉をあんな目に合わせたこいつを、こいつらを許せない」
「…叶」
「だから僕は、」
「待てッ、まて叶ッ!!」
バンッ
「ハァーッハァーッ、…あっぶな、」
「ローレンッ」
「叶さん、ここで殺したらきっと叶さんはもうボーダーに戻れなくなる。そんなの絶対にやだ」
「俺が、俺が忘れさせるッ、殺せなかったこと、俺の腕撃っちゃったのも全部忘れさせる」
「だから一緒にいよう、お願い」
「で、でも僕は、葛葉がッ」
「くっさんは生きてる!、俺のとこ帰ってこいって!、言ってたよ、」
「ッ、」
「帰ろう、一緒に」
「う゛んッ」
「そうだ、叶さんくっさんがこれを」
「メモ用紙、?」
叶
俺より長く生きろ
葛葉
「ふっ、笑、ばか、お前が先に死のうとすんなよ笑」
「こんな先輩でごめんな、」
「自覚しといてくださいよ?」
「さいこーの先輩だってこと」
「…ッ、笑笑、ありがと」
「ローレンも自覚してね、最高の後輩だって」
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