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あり
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あー早く終わってくんねえかな
いつもならこの時間は草むしりしたり、事務の方の手伝いしたりすんのに、なんで犯人役の動きの確認なんてしないといけないんだ
警察官:本日はよろしくお願い致します
校長:お忙しい中ありがとうございます。よろしくお願いします
警察:それでは今日の防犯教室の流れについて説明しますね。あ、その前に、不審者対応についてはうちとは别の課の方が来てくださったので、先に犯人役をやって下さる方と打ち合わせしててもらいましょうか
?:あ、はい。私はその時お手本として動くだけなので、そっちに専念させていただけると有難いです
ん、?この声なんか…聞き覚えあるような
警察:じゃ、よろしく吉田さん
え
吉田:了解です。本日警視庁捜査2課から参りました、吉田と申します。よろしくお願いします。と言いましても、 私は不審者対応のお手本役をやるだけですので。じゃあ早速ですが犯人役の方いらっしゃいますか?
先生1:…佐野さん!
佐野:っ、は、はい!俺です。
吉田:…は?
いや、その顔になるよな。吉田さんって驚くと目がエグいくらい大きくなるから分かりやすい。マジか…まさか、ここで再会するなんて…
警察:…知り合いですか?
吉田:…いや、まぁそんな感じです。佐野さん、あちらで打ち合わせしましょう
佐野:はい!
吉田:それでは不審者対応の流れなのですが、まず私が上手にいます。佐野さんは下手から出てきていただい
佐野:いやいやいや!!え、?なんでそんな冷静なんすか?!俺のこと、覚えてないですか、?
吉田:…今はこっちに集中して下さい。それで、1回目は失敗パターンなので、佐野さんはステージ中央で私を倒してください。私がタイミング見計らってボタン押して幕が閉じます。その後何がダメだったのか、警察官と生徒さんとのディスカッションを挟んだのち、成功パターンとして私が刺股で佐野さんを押さえつけます。分かりましたか?
佐野:…もう1回いいですか?
吉田:時間はあるので全然大丈夫ですよ。あと、服装なのですが…
佐野:あっ、どうしよ
やばい、なんも考えてなかった。つなぎだから、これだと不審者感が全くないわ
吉田:私の持ってる黒い服持ってきたので、それ着てください。でも、佐野さんガタイいいから、オーバーサイズ持ってきたけどそれでも小さいかも
佐野:着ます。なにがなんでも
吉田:…分かりました、?
よっしゃ!吉田さんの服を着れる機会なんてもう無いかもしれないならな!吉田さんは不思議そうにしながらもゴソゴソと取り出し、俺に手渡した
佐野:うん、ぴったり
吉田:…よかったです。それじゃあもうすぐ始まるので私は向います。練習通りよろしくお願いします
ああ…行っちゃった。でも、不審者役だからマスクしてるのに、服で全身覆われてるお陰で吉田さんの匂いがする…まじで全てに感謝…
そんな余韻に浸る時間も少なく、俺はその後すぐに呼ばれた
警察:皆さん、不審者が来た時はどう対応すればいいか分かるかな?
生徒:なぐる!
生徒:戦う!
生徒:逃げる!
子供たちの純粋無垢な回答を聞きながら、俺は、正直緊張していた。だってさ?こんな機会人生で1回もないもん。でも、結構ガチでやってもいいって言われたし…いっちょやってやるか。あっ、
反対のステージの袖に吉田さんが見えた。なんか、落ち着きがない。吉田さんも緊張してるのかな?なんか、可愛いんですけど、!!
警察:それではこの場合良いのか、それとも悪いのかみんなで考えてみましょう!それではお願いします!
吉田:今日も疲れたなぁ
佐野:おい、お前、殺してやる!
吉田:うわ!不審者だぁ!戦わないと!
ファイティングポーズをとる吉田さん。えへへ、可愛すぎ、じゃねえわ
佐野:そんなんで勝てると思ってんのか
吉田:うわっ
俺は吉田さんを押し倒し、手首を頭の上で押さえつけ、跨って身動きが取れないような体勢にした
吉田:た、助けてぇ〜
吉田さんは足をバタバタさせながら、手に持っていたリモコンで幕を閉じるためのボタンを押す
ガチャン
警察:はい!今のはどうだったかな?周りのお友達と話してみてください
幕を挟んで反対はガヤガヤとうるさいのに、もう一方は静けさに包まれていた
吉田:あの、佐野さん…もういいですよ?
佐野:ねぇ、なんでそんな素っ気ないの
吉田:え、?
佐野:俺、吉田さんに久しぶりに会えて、めっちゃ嬉しいのに。目もあんまり合わせてくれないし。あんなに優しくしてくれたのは、業務だったからなの?俺のこと…嫌い?
吉田:…離してください
佐野:嫌です。答え聞くまで離さない
吉田さんは目を泳がせていたが、何かを呟いた
吉田:久しぶりで、その、
佐野:ん、?
吉田:俺も、嬉しかったです。久々に佐野さんに会えて、でも、その、あんなみっともない別れ方したのでなんか恥ずかしくて、それで…
耳がほんのり赤くなっている。照れてるけど身動きが取れないからなのか目を瞑っている。あぁ、ほんと、この人は
佐野:可愛すぎ
吉田:へっ?
その驚いて俺を見た瞬間を見計らって、俺はマスク越しにただ触れるだけのキスをした
顔を離すと吉田さんの首元から顔にかけて、真っ赤に染まっているのが分かった。目は潤んでいて、この状況が信じられない…みたいな顔をしていた
佐野:…ごめんなさい。あまりにも可愛くて
吉田:…
佐野:あと、もう1個伝えたいことがあるんだけど
そう言い俺は吉田さんの耳元に顔を近付けた。その行動に驚いたのか、それとも耳が弱いのか、吉田さんはビクッと体を震わせる
佐野:これが終わったら、用務室に来て。待ってるから
吉田さんの唾を飲み込む音が聞こえた
次回最終話です。♥500いき次第載せます
それでは!
コメント
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第5話、読みました!まさかの防犯教室で再会とは…しかも佐野さん、あの体勢からの「可愛すぎ」がもうズルいですよね。吉田さんの照れて目を泳がせる感じとか、耳元で「用務室に来て」って…次回が最終話っていうのが気になりすぎます!続きが待ちきれない…!