テラーノベル
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涼太❤️『翔ちゃん!ねぇ起きて?』
翔太💙『ンッ…着いた?アレ?焼き鳥屋さんは?』
涼太❤️『フハッハハッ//翔くんママ、翔ちゃん寝ぼけてるよ!』
車窓から見えた澄んだ真っ青な青空の元に現れた景色は、コンクリートの壁に〝×××スイミング〟と書かれ、イルカのキャラクターが気持ちよさそうに泳ぐ絵が描かれていた。そこは、子供の頃涼太と通っていたスイミングスクールだった。涼太がお腹を抱えて笑いながら持っていた青いチェック柄のハンカチで頰に流れる涎を綺麗に拭いてくれた。
涼太❤️『ハンカチ貸してやるよ!顔洗っておいで?』
翔太💙『うん……一緒に来て?だめ?』
涼太❤️『怖がりだな翔太は!ほらおいで』
小さな手を掴んだ。涼太の手こんなに小さかったんだね。随分と頼り甲斐のある大きな手だと思っていたのに、この頃の涼太の手も背中も俺よりちょっぴり大きいけど、今ほど大差なかった。少し薄暗いスイミングスクールのトイレに向かう途中の二人は、小さな歩幅をさらに縮めてくっつくように歩くと握られた手にギュッと力が籠って涼太の緊張が伝わってきた。
子供の頃には気付かなかったけど、怖がる俺に涼太は必死で頑張ってくれていたのだとその時思った。
懐かしいプールの匂いに涼太との思い出が甦る。飛び込みが怖くって、先に涼太が飛び込んで〝俺にできたんだから翔ちゃんも絶対出来るよ〟って励ましてくれた。
今思えばあの時も、震える足を誤魔化すようにパチンと数回太腿を叩いて〝大丈夫〟って小声で言って飛び込んでいた事を思い出した。
何だか俺って随分と涼太に無理させて来たのかも知れないな…
それにしてもリアルな夢だな…
2時間程レッスンを受け更衣室で着替えをしていると恥ずかしそうにモジモジしてなかなか着替えない涼太を不思議に思い尋ねると、タオル忘れちゃったと後頭部をボリボリと掻いている。俺のでよければと、使っていたタオルを差し出すと恥ずかしそうに顔を真っ赤にして〝ありがとう///〟と言った涼太に首を傾げると鏡に映った裸の自分を見て慌てて、着替え途中の涼太の腰に巻いたタオル目掛けて飛び付いた。
翔太💙『タオル返して////』
慌てた涼太はタオルを床に落とすと、お互い更衣室で真っ裸で抱き合う格好になり、急いで方向転換した二人のお尻が重なった。
涼太❤️『お前のケツ冷てぇ』
翔太💙『お前もなっ!……フハッははっ』
背中合わせになって洋服に着替えると時折ピタッとお尻が合わさって熱くなった頰を見られまいと涼太の方を向き直せないでいた。
涼太❤️『翔ちゃん着替えた?』
翔太💙『うん』
〝行こう〟後ろから伸びて来た柔らかい手を掴むと温かくて何だかホッとした。手に引かれるように後に続くと涼太の耳が真っ赤で足早に歩いて顔を覗き込むとクイッと手を引かれて前に足が繰り出すと二人の唇が重なった。
〝えっ…〟柔らかい唇が触れ重なった部分が熱を帯びる。立ち尽くす俺をグイグイと引っ張って〝秘密だよ////……ほら行くよ〟と言った涼太に〝うん///〟と返事すると思ってたよりも大きく嬉しそうなその弾んだ声色が〝好き〟を孕んでいて恥ずかしかった。
コメント
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可愛いなあ。こどもしょぴ💙