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仁人side
着いてそうそう思ったことは
仁人「誰もいない…」
これに尽きた。
今までデズニーランドには
何度か行ったことがあったが
自分たち以外に誰もいないのは
流石に初めてだ。
いつもの5倍は大きく見える。
(⚠︎ここで注意
デズニーランドの元ネタ、
ディ●ニーランドには絶対無いような
アトラクション出てきます。
あくまでテーマパークという意識だけ
もっていてください。
外見だけでも元(一銭も払ってない)が
取れそうだ。
勇斗「仁人!」
仁人「は、はい!」
佐野さんは奥の方を指さす。
勇斗「あれ乗ろうぜ!!」
・・・そこに待ち構えていたのは
俺の第三苦手項目(高所・海洋・球技)の
一つである高所と、普通に苦手な絶叫の
要素が混ざりに混ざった国内最大級の
ジェットコースターだった。
仁人「!?!?!?」
勇斗「あれ、ジェットコースター苦手?」
仁人「あっ、えっと」
どうしよう。ここで本当のことを言っても
佐野さんは許してくれるだろうが
楽しみにしてくれていた佐野さんの
気持ちを裏切りたくない。
仁人「・・・ちょっと迫力に
びっくりしただけです笑
乗りましょうか」
勇斗「マジ!?」
俺は佐野さんに手を引っ張られながら
覚悟を決めた。
席に着くとあの独特の
緊張感が漂ってくる。
安全バーがキャストさんによって下げられるあの瞬間も死へのカウントダウンが
始まったようで辛い。
目をギュッとつむって深呼吸をしても
未だ激しい鼓動が音を成している。
隣の佐野さんは余裕綽々で
むしろ楽しそうだ。
同じ人間か?
そんな事を考えていると、
ゆるやかに座席が上昇していく。
怖い。怖すぎる。もう気を失いそうだ。
この耐えられない状況を打開するため
恥を忍んで佐野さんにこんなことを
お願いしてみた。
仁人「佐野さん…申し訳ないのですが、
怖いので手を握って
貰ってもいいですか?泣」
勇斗「え?」
仁人「お願いしますぅ!!泣」
勇斗「分かった…」
ゆ。
165
佐野さんは最初動揺していたものの
俺の圧に負けてか手をぎゅっと
握ってくれた。
なんでかそれが、とても安心できた。
乗っている最中の記憶は飛んだので無い。
降りる時
佐野さんが妙に静かだったので
どうしたのかと聞くと
「なんでもない」
の一点張り。
それ以外は何も答えてくれなかった。
その後はもう、こんなのは懲り懲りなので
正直に苦手なものを話して
俺も楽しめるようなアトラクションを
選んでくれた。
勇斗「さっきはごめんな?
高いとこ苦手だって知らなくて…」
仁人「いやいや、
言ってなかった俺が悪いんです!
全部面白かったですよ」
勇斗「・・・そう?
なら良かったけどさ!」
佐野さんも徐々に表情が解けてきて
楽しそうだ。
正直名残惜しいけど時間も時間だし
最後に何か1つ乗って帰ろう。
仁人「佐野さん。そろそろ時間なので
最後になにか乗りませんか?」
勇斗「それもそうだな。
じゃあ最後あれ入ろうぜ!」
仁人「え?」
佐野さんは俺の背後を指さしたので
くるっと振り向く。
そこにあったものは予想外のものだった。
いや、佐野さんの性格を考えれば
予想出来たことだったのかもしれない。
指さした先にあったものは、
「お化け屋敷」
だった。