色彩電気×ろっさま
どうしても書きたくなった
史実ネタあり
Здравствуйте.こんにちは僕です。
僕が小さかった頃の話をしてあげるね。
初めは小さな小さな国だったよ。
お金もないし軍力もない。
オマケにだーれも僕のことを
助けてくれなかったんだぁ。
でも僕には姉弟がいたから寂しくなかったよ!
ウクライナ姉さんとベラルーシ。
ウクライナ姉さんは優しくて大きいよ。
何がとは言わないけど。
ベラルーシは僕にベったりで、
ちょっと怖いけど可愛いんだぁ。
僕は小さいながらにいっぱい頑張ってたよ。
僕を倒そうとしたプロイセンくん達を
追い払ったり、上司の命令を
ひたすら聞いたり。
みんな、僕の領地が大きいから、
欲しがってるんだって。
領地をあげたら僕が消えちゃう 。
だから頑張って戦うの。
動物も何もかも僕のことを好きに
なってくれなかったけど。
あんなに頑張ってたのにね。
とある日、僕はラドガっていうところを支配して、ノヴゴロドを建設したんだぁ。
そしたらね、みんなが僕に注目してくれて、
とっても嬉しかった。
楽しかった。
日に日に大きくなる自分に
笑みが隠せないくらい。
もっと
もっと大きくなりたい。
みんな僕を見て。
僕はそのために色んな国を支配したよ。
みんなに愛されたくて。
色んな色になりたくて。
いっぱい
いっぱい
いーっぱい飲み込んだ。
ラトビアでしょ?
あとリトアニア、エストニア!
ポーランドくんも!
なにもかも!
ぜーんぶ僕のもの!
ウクライナ姉さんもベラルーシも僕のもの!
それで幸せだったのに。
みんなで楽しく過ごしてたのに。
気づいたら僕は赤くなってた。
酷いことを沢山してた。
「おめでとうソビエト社会主義共和国連邦。」
え?
僕はそんな名前じゃない。
こんな酷いこともしたくない
「おめでとう 」
やめて。
「おめでとう」
やめて…!
「おめでとう」
やめてよ!!
僕はもうこんなことしたくないよ…!
皆と仲良くしたいだけなのに…
お友達になりたいだけなのに…
?「良かったねロシア。」
君は…?
「ソ連だよ。君とそっくりでしょ?」
僕を元に戻して…!
「また1人になりたいの?」
それは…
「このままでいようよ。ずっと。ラトビア達と幸せに暮らそう?」
「悪いことは考えない方が身のためだよ。」
「だから…」
嫌。
僕を元の国に戻して。
「やっと認めて貰えたのに?」
…
「連合国のみんなも、強くなった から連合国に入れてくれたんだよ?」
でも…
「それに、あんな酷いことをしておいて今更戻してくださいなんて、」
虫が良すぎるんじゃないかな?
そんな…僕…
…そっか。
僕は強い。
もう誰からも虐められない。
皆僕のもの。
それでいいんだ。
1947年 3月12日
冷戦開始
「やぁソ連!HEROが君のことを止めに来たぞ!」
HERO?何を言ってるのかな?
「君がこれ以上世界を侵略しないように、今ここで黙らせておこうと思ってね!」
…あはは。
「何がおかしいんだい?」
君も僕が怖いんでしょ?
「え?」
ドイツくんも戦力拡大してるみたいだし、
これ以上僕たちが強くなったら
自分まで危ないって思ってるんでしょ?
やれるもんならやってみなよ。
「んー。なかなかに腹立つ奴だね!今すぐ殴ってやりたいところだけど、今日はやめておくぞ!」
それからアメリカくん達は、直接戦争をしかけてくることは無かったものの、見えないところで僕の邪魔ばっかりしてきた。
あぁ…しつこいなぁ…
僕は今のままで幸せなのに…
1983年 12月3日
冷戦終了
冷戦が終わってから、僕の家の子達は
統合力をなくした。
そして
1991年 12月26日。
ソ連解体
ラトビア達を解放してあげたよ。
皆、僕のことをお友達って
思ってくれてなかったみたい。
姉さんたちも、 上司に会っちゃダメって
言われてるんだって。
また一人になっちゃった。
でも、僕はもう赤くない。
白、青、赤。
これが僕の新しい色。
意味は色々あるけど、
今の国旗が一番好きだよ。
でも、やっぱりひとりはやだなぁ。
怖いし、寂しい。
だからね、ウクライナ姉さん。
また僕と一緒に過ごそうよ。
姉さんが認めてくれるまで、
僕、諦めないから。
コメント
7件
今までのロシアをこんなに分かりやすくお話にするなんてッッッ!!!!!!😭😭💗🫶💞✨好きッッッ…好き過ぎるッッッ…!!!😇💗🫶✨🫰
すっっっごく、好き 史実ありがとう...大好きすぎる...
うっわ‥こうゆうの好き… 表現が好きすぎる