テラーノベル
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※暴言・暴力、過呼吸注意!!
少年がnightmareたちの家に住むことが決まり、少年に何が必要か話していると、killerが口を開いた。
「てかさ〜、ニンゲンをどこで寝させる気なの?」
「そりゃあ俺の部屋だろ」
とnightmareが即答する。その答えにcrossが慌てて止める。
「ダメですよセンパイ。センパイの部屋で寝ると悪夢見ちゃいますよ」
「ここは俺の部屋で寝させるべきです」
「はぁ〜?crossの部屋だと狭すぎて可哀想じゃん!」
「僕の部屋で一緒に寝ればいいっしょ」
「お前の部屋塵だらけで汚ぇだろうが。大して掃除もしてねぇくせに」
「俺は不眠症だからほぼベット使ってねぇから貸切にできるぞ」
「murderの部屋も塵だらけだろ」
「俺と一緒に寝ればコイツらから守ってやるぞ」
「horrorと寝るといつか食べられるだろ…」
「オレが毛布とか作ってやるぞ。それなら文句ねぇだろ」
少年以外が前のめりになって否定し合う。
その状況を見ていた少年は、きょとんとしたい顔で言った。
「え………別に床でいいですよ……?」
「「「「「「それはダメ/だ/です」」」」」」
全員が即答する。
「床なんかで寝たら風邪ひくだろ。絶対ダメだ」
「……じゃあ、ソファーはどうですか…?」
「お前は俺たちと寝たくないのか?」
「ち、違いますよ……!…ただ………」
少年は袖で顔を隠して、ボソボソと言った。
「………普段一人で寝てるから、一緒に寝るのが恥ずかしくて…」
「「「「「「……………ッ」」」」」」
6人は何を思ったのか、恥ずかしそうにしている少年から目を少し逸らした。
「……………なら、しょうがないな」
nightmareがそう言うと、errorが口を開いた。
「お前が風邪ひかねぇように安眠グッズ作ってやる」
「いいんですか…?」
「しょうがなく、だ。勘違いすんなよ」
errorがふん、と腕を組んで言った後、killerが笑いながら言った。
「何が『しょうがなく』なの?ニンゲンのこと心配なんでしょ?」
「黙れ」
「さすがツンデレ破壊神。分かりやすいな」
「お前も黙ってろnightmare」
少年が、面白がって煽るnightmareに少しキレるerrorを見ていると、肩をトントンと軽く叩かれた。
驚いて後ろを見ると、horrorが何かを持って立っている。
「お前……腹減ってないか?手出せ」
少年が不思議に思いながらhorrorの方に手を出すと、horrorが手のひらから小さい何かを少年の手に何個か渡した。
「こ…これは……?」
「チョコレートだ」
そう言うと、少年の目が大きく見開いた。
horrorには、その目がキラキラと光っているように見えた。
「……もらっていいんですか…?!」
「……アイツらには内緒だぞ」
「ありがとうございます、horrorさん!」
「horrorでいい。あと話す時はタメ口にしろ」
「……わかりま……………わかった…!」
少年はそう言うと、まじまじと小さなチョコレートを見た後、口の中に放り込んだ。
その瞬間、少年のあの気弱な顔が、一瞬で幸せそうな顔をしていた。
「……美味しい………!!」
少年は食べながらぽろぽろと涙を流していた。
「えっ…泣くほど美味いのか……?!」
horrorが急に泣き出した少年にあたふたしていると、その姿を他の人に見られてしまった。
「h、horror先輩?!何したんですか?!?!」
「い、いや……俺は………」
「horror、お前、さっきコイツにcrossとerrorから盗んだチョコ渡しただろ」
「「は?!」」
2人の声が重なる。
どうやら、少年が食べているチョコレートは元々、crossとerrorの物だったようだ。
「ちょっとhorror先輩…ッ!」
crossがhorrorに近づく。
誰もがhorrorを叱るのかと思っていると…
「…なんっっで自分だけニンゲンさんに好かれようとしてるんですか!!」
crossはhorrorの肩をガシッと掴み、思いっきり手に力を入れて大声で言った。
「お前らがずっと言い合いしてるからこいつを構ってただけだ…まあそれもあったが」
「あったのかよ。抜け駆けとはいい度胸だな、horror」
errorもhorrorに近づいて、腕組みをしながらそう言う。
その後ろでkillerたちが「そうだそうだ〜」と言っている。
また口喧嘩を始めたhorror達を「仲悪いのかな…」と思いながらチョコレートを頬張っている少年の腕を、nightmareが静かに引っ張った。
「n、nightmareさん…?!」
「いいからこっちに来い」
nightmareはそう言って少年をどこかへ連れ出した。
パタン、と扉が閉まる音がする。
少年はnightmareの部屋に連れて行かれていた。
「………あ、あの…??」
「何だ」
「…いえ、何でもありません」
nightmareは自分の椅子に座って本を読んでいる。
少年はその本が少し気になったが、棘が刺さるようなnightmareの目線が怖くなり、つい目を逸らしてしまった。
(………これは怒っているのだろうか…怖い……)
(その前にめちゃくちゃ眠たい……!!どうしよう、このまま寝ちゃいそう……いや、流石に
こんな所で寝れない……迷惑かけちゃう……)
そう思いつつもウトウトと睡魔に襲われ、少年の目の前が真っ暗になった。
──────どこからか若い女性の声がする。
それと同時に身体中に激痛が走る。
「あっはは、お兄ちゃんよっわぁ〜w」
「本当に、相変わらず弱虫で気弱ね。私たちと血が繋がってると思うと…恥ずかしいわ」
そう言われてみぞおちに蹴りが入った。
それに耐えられなくて口の中の物が逆流してきた。
「汚ったな!!ねぇアタシの服に付いたんだけど?!ふざけんなよこのゴミ!!!」
ドカッバキッという音が聞こえてくる。
目の前は真っ暗で2人の顔が見えない。
きっと自分は胃液と涙と血が混ざった……嫌気が差すような顔をしているのだろう。
助けを求めたくても声が出ない。
「……………誰か……助けてよ………」
「っ!!!!」
少年がガバッと勢いよく起き上がる。
「…ッは〜……は〜……ッ………」
背中に汗がびっしょり付いている。
少年は息が乱れ、顔は青ざめ、目は虚ろになっていた。
「………ッチ…くそが………」
頭がズキズキと痛むが、我慢して近くにあった時計を見る。
「………4時、か。起きなきゃ」
(……あれ。というか、なんでベットの上にいるんだ…?)
少年が周りを見渡すと、隣にnightmareがすやすやと眠っていた。
きっと、nightmareが仕方なく運んでくれたのだろう。
少年はnightmareを起こさないようにそーっと歩いて部屋を出た。
廊下に出ると、どこかから騒ぎ声が聞こえて来た。
(……この声、聞いたことないな………お客さんかな)
少年はリビングの方へ向かって、扉の隙間から様子を伺った。
「だーかーら!!!なんっで連絡もなしに勝手に来るんだお前らは!!!!」
「え?だってエラーに会いたくてさ〜」
「オレは会いたくねぇわこのクソink!!!んで部屋インクで汚すな!!!!」
「それはごめん()」
「cross、ごめんね…僕たちも止めたんだけど聞かなくて……」
「……dream、お前はどうせセンパイに会いたかったから弱くしか止めなかったんだろ」
「え”ッ…いや、ち、違うよ?ちゃんと強く言ったよ??」
「絶対図星じゃん。クソ迷惑で草」
「むぇ〜…だからって、朝の4時に来るのはさすがに迷惑だと思うぞ……」
「Berry〜…」
crossとerrorがいきなり現れた3人に怒り狂っている。
…errorに関しては発狂に近いが。
killerとmurderはソファーに座って怒り狂っている2人を面白そうに見ている。
少年が(誰なんだろう…)と思いながら見ていると、茶色いマフラーを付けているスケルトンと目が合ってしまった。
「あれ、今までここにニンゲンなんていたっけ??」
「……本当だ!いなかったよね?」
「ニンゲンッ?!どこにいるんだッ?!」
そう言って見知らぬ3人が少年の方へ向かってきた。
いきなり近づいてきた3人に、少年は思わず身構えた。
「怖がらなくてもいいよ!僕はink!!こっちはdreamで、こっちはBerryだよ!」
「よろしくね」
「よろしくだぞっ!!」
「あ……よろしくお願いします…」
(陽のオーラがすごいッ……てか、どことなく光って見えるような……?)
少年は圧倒的オーラに押しつぶされ、遠くで見ているcrossやerrorにアイコンタクトで助けを求めようとすると、リビングの騒がしさで起きたnightmareが後ろから不機嫌そうに出てきた。
「おい、騒がしいz…」
「兄弟ッ!!」
その時、dreamがnightmareに思いっきり抱きついた。
「は?なんでお前g……ギャァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
nightmareは白目をむきかけながら発狂しだした。
nightmareの体からはジュゥゥゥゥ…という何かが溶ける音が聞こえる。
「あっはははは!!!!ボス大丈夫〜??w」
「………後でぶっ殺す…」
「……dream、センパイを離してください」
「あっ、ごめんね兄弟!!久しぶりだったから嬉しすぎて…」
「はーッ……はーッ………テメェ……だとしても許さねぇからな……」
「あはは……」
「ところで、そこのニンゲンはどうしてここに来ちゃったのかな?」
inkが少年に問いかける。
「………少し山を探索していたら、落ちてしまっただけです」
「それは大変だったね…」
dreamが相づちを打つ。
「僕たちで良かったら、君の”家族”の元へ連れて行ってあげるよ!!」
「きっと心配しているだろうからね!」
inkが名案だと言うように、元気に提案した。
その瞬間、少年の顔が真っ青になり、息が荒くなった。
「…家族ッ……??ぃやだ…ヒュッ……ぁ”ッ……なんでッ………カヒュッ…」
「ニンゲンッ?!大丈夫?!?!」
「ニンゲンさんッ!!!落ち着いてください!!」
パニックに陥った少年は過呼吸になり、crossとkillerが慌てて駆け寄る。
その時、nightmareとmurderとerrorがink達3人を外に出した。
3人は何が起きたのか未だに分かっていないようだ。
「…nightmare、あれはどういうこと?」
「………あいつは”家族”に何かしらされたらしくてな、その話題になるとパニックになる」
「むぇ……具体的には何をされたんだ?」
「それは分からん。オレたちもそこまでは聞いてないからな」
「……”家族”という単語が出た時、あの子の中の”ネガティブ”が恐ろしい程の量に増えたのが見えた。それも尋常ではない程に」
「それは俺も見えた。俺が初めてあいつを見つけた時も、”ネガティブ”の量は人一倍はあった」
「………nightmare、お前、心が読めただろ。それで分からないのか?」
「あ?んなもんとっくに試したに決まってんだろ」
「あいつが寝落ちした時にしたんだが……何も読めなかった」
「逆に悪夢を見せちまったな。俺としては問題は無いんだが」
「聞こえてるよ。今回のはそれが原因だろうな…後で謝らなきゃ」
「……お前の事だから『じゃあ光auに連れてい行かなきゃ!!』とか言うと思ったんだが…
言わないんだな」
「いやまあ正直連れて行きたいよ?あの子可愛いし」
「は?狙ってんのか??」
「………少し?」
「「「はぁ”?」」」
「ちょっ、3人とも落ち着いて!!確かにあの子は可愛いし僕も連れて行きたいけど!!!」
「テメェも狙ってんじゃねぇか」
「とにかくね、あの子を”ポジティブ”の世界に連れて行くのは危険だと思うんだ」
「”ポジティブ”で溢れた世界は、”家族”の幸せが特に多い……」
「”家族”に敏感なあの子には合わないと思う」
「本当は闇auに居るのも危険だと思ったけど……君たちが居るからいいかなって」
「……なるほどな」
「その代わり、僕たちもあの子に会いたいからしょっちゅう遊びに来るだろうけど、
許してね!!」
「来んな!!!お前らが来た後俺がどんだけ殺されかけたか知らねぇだろ!!!!!」
「ink!!他の人達をここに呼んでもいいんじゃないか?!」
「いいねぇ!!今度呼ぼうか!!!」
「マジでやめろ!!!」
「……まあ、とりあえず僕たちはニンゲンに謝ったら帰るよ」
「おう。早く帰れ」
「酷くない兄弟?!」
その頃、cross達は少年の過呼吸が落ち着いて一息ついていた。
「すみませんほんとに……迷惑かけてばっかりで………」
「迷惑なわけないじゃないですか!誰にだって嫌なことはありますよ!!」
「そーだよニンゲン!気にすんなって!」
「とりあえずどうする?inkぶん殴りに行く?」
「それはやめてください…inkさんも悪気があった訳じゃないですし……」
そう少年が今すぐにでも暴れそうなkillerを止めていると、廊下からink達が出てきた。
と思うと、座っている少年の元にinkが勢いよくスライディングしてきた。
「ッッニンゲぇぇぇン!!!!ほんとにごめんねぇ!!!!!身体は?!大丈夫ッ?!?!」
「ゴフッッッ……だ、大丈夫です………心配かけてすみません…」
「なんで君が謝るの?!悪いのは完全に僕だ!!!顔ぶん殴っていいよ?!?!」
「なんでそうなるんですか……過呼吸になるのは普段からありましたし、
事情を知らなかったinkさんは悪くないですよ」
「うぅ……なんて優しいんだ………やっぱ連れて帰ろうかな……??」
「ぶっ飛ばすぞクソink」
inkが涙を流しながら少年の足にしがみついていると、ずーっと寝ていて何も知らない
horrorが起きてきた。
「おはy……は?」
「horror、おはよう…」
「あ」
「……ink、なぜニンゲンの足にしがみついているんだ…?」
「それは僕も思ったし怒った」
「俺もです」
「…待ってこれ僕ヤバい???」
「うん」
「……じゃね!!(逃ッッッ」
「「「待てゴラぁぁぁ!!!!!!」」」
「……なんでhorror達怒ったんですか?」
「………お前は知らなくていい」
……To be continued
ちぇーん
1,587
#主人公愛され
ちぇーん
145
しば漬け
166
サハラ裁判
37
コメント
3件
コメント失礼します 少年君…適当にA君とでも書いときます(?) A君が、なんだかんだで可愛い気がしてならないのです。あの子絶対可愛い ちぇーんさん、語彙力と言うかワードセンスがピカイチだと思うのです これからもぼちぼちのんびり書いて下さると、私が少し嬉しいです
ちぇーんさん、第5話読みました!今回はもう、家族というワードに過呼吸になる少年のトラウマ描写が辛くて…あの悪夢シーン、みぞおち蹴られながら「誰か助けて」って叫ぶ場面は胸が締め付けられました。一方で、寝る場所争奪戦で全員が「床はダメ」と即答するところはほっこりしましたね。horrorがこっそりチョコを渡す優しさと、それが盗品だったオチも好きです。inkたち陽オーラ勢が突然来て一気に賑やかになったのも楽しかった!nightmareの心が読めなかった伏線、今後に効いてきそうですね。続き気になります!