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本当に、そうなのだろうか……?……もしそうであるならば……
(…………どうして、誰も彼も皆、私を哀れんでばかりいるの?)
(私はただ、ありのままの世界を愛そうとしただけよ!)
「だから、君は独りになったんじゃなかったっけ」……そうだね……(笑)……うん。
僕は、みんなと同じ場所にいるよ。
今はこうして君たちと話せるけど、 やっぱり、ちょっとだけズレちゃってるかなぁ……。
(…………?)……あ! ううん、何でもない!……えっと……それでさ、続きだけど……。
***……僕は独りになってしまってからも……ずっとここにいたよ……。あの日から……僕の記憶が始まる前から……きっと……。僕の中には君がいない……だから……ここには誰もいない……。
***僕はもう、自分のことをよく覚えてはいないけどね……。ただ、とても悲しかったことだけは覚えてる。それにね……こんなにも寂しい気持ちになるなら……いっそ君のことも忘れてしまいたかった。どうして、君は僕の隣りにいるときにだけ、泣いてしまうんだろうね……? ***……僕もだよ。だって……君がいるときは幸せだったから。君がいたときはとても楽しかったから。君といるときの時間が……好きだったから。……ねえ……もし僕が死んでしまったら……君はまた泣き出してしまうかい?……ごめんね。でもさ、僕だって君を残して死ぬつもりはないんだよ。約束したじゃないか……。
***僕たち二人の間には……確かに絆があって、それは永遠に切れることがないはずだったんだ……。たとえどんなことがあろうとも……。なのに……なのに、僕らはそれを失いかけてしまったんだ……。あんなことは初めてだった……あれ以来、僕は自分が何をしていたのか思い出せないくらい混乱してるんだ……。
***でも……思い出すことができたよ。大切なことを忘れてしまっていたことに、やっと気づいたんだ……。君のおかげで……。だから……もう一度やり直そう。今度は絶対に