主要登場人物一覧
蔵島壱成(19)…2代目主人公 ULTIMATE緊急事案機動処理部隊第1班所属
中島佑紀弥(19)…ULTIMATE緊急事案機動処理部隊所属
松浦風雅(19)…ULTIMATE緊急事案機動処理部隊所属
長内貴也(52)…ULTIMATE中央指令部長
水崎一躍(23)…ULTIMATE緊急事案機動処理部隊所属
柳生敦也(51)…ULTIMATE緊急事案機動処理部隊所属
赤木龍一(33)…ULTIMATE緊急事案機動処理部隊長
室口翔平(42)…ULTIMATE3代目総監
福良啓二(29)…ULTIMATE総監秘書
岸田正龍(25)…警衛局中央監察部首席監察官付き監察官
工藤哲也(45)…警衛局中央監察部首席監察官
「午前8時半丁度、救助活動を開始せよ。最大目標は生存者のみの救助。以上」
「整列。岸田首席監察官付きに敬礼。休め」
「これより救助活動を開始する。GPSの反応はここで途絶えている。恐らくこのエリア内に生存者がいると思われる。時間は3時間、3時間を目安に任務を行う。以上だ」
岸田からの指示が終わるといよいよ救助活動が行われた。岸田達の目の前には森が広がっていた。
「行くぞ」岸田の合図と共に警衛官達は森の中に入っていった。
「まさか首席監察官付き自ら参加するとはな。大した奴だな」本隊所属の1部の警衛官が言った。
しばらく捜索を行っていると、前方からこちら側にひとつの物体が向かってくるのが見えた。物体を見て警衛官達はすぐに銃を構えた。
「射撃体勢辞め、辞め」岸田は向かってくる物体の正体に気づくなりすぐに射撃準備の中止を命じた。物体の正体、それは蔵島だった。
「彼はULの蔵島です。」本隊管理官の岡崎が言った。
「そうみたいだな。すぐに保護だ。」岸田に命じられ数人の警衛官が蔵島のもとに駆け寄った。その時だった、目を閉じ蔵島はその場で倒れた。
「すぐに本局附属の病院(警衛局附属病院)に搬送だ。担架をもってこい」
「はい」岸田は次々と命令をしながら倒れた蔵島のもとに駆け寄った。その時かすかだが甘い香りがした。
「担架用意出来ました」
「担架に乗せてそのままヘリに乗せる。その後本局附属の病院に搬送だ」
「了解」岸田は警衛官用スマホを取り出すと警衛局附属病院に連絡を入れた。
「警衛局中央監察部の岸田です。至急今から負傷した同士(警衛官)を搬送します」
岸田が電話している間警衛官達は蔵島を担架に乗せるとそのままヘリのもとに向かった。
「なんだと?」岸田はスマホを耳から離すとすぐに担架を運んでいた警衛官らに声をかけた。
「搬送中断だ。止まれ」
岸田に言われ警衛官らは驚きの表情を見せた。
「どうかされましたか?」岡崎が聞いた。
「ガスを吸っている可能性がある。彼は蔵島は感染している可能性がある」岸田の言葉にその場はざわつき始めた。
「あの甘い香りはガスなのか?」岸田が考察しているとスマホ越しから医療警衛官(警衛局附属病院の医者)から話しかけてきた。
「岸田さん聞こえますか?」
「あ、あ、うん何だ?」
「今からそちらにヘリで向かいます。第1、第2、第3病院から医官(医療警衛官)を派遣します。蔵島さんそして今その場にいる警衛官はその場で待機しててください。感染している可能性があります」
「わ、わかった」
そして警衛局附属病院はに対して警衛局では本隊警衛官及び首席監察官付きの感染の疑いがあると報告した。これに焦ったのは総統だった。このままだともしもの際に機能しなくなる危険性がある。
そこで総統は封鎖区域内から避難してきた避難民達を集め、自警団を結成させた。この自警団が後の警衛隊組織を大きく動かすことになる
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