『階段をおりるヒミコたち…』
ワルサ「おい!どこまで進む気だ…
(疲)。」・前を歩くヒミコに言った
ヒミコ「この惑星の中心部よ。」・
へこたれるワルサに答えた
ワルサ「惑星の中心部だと(怒)!?
」・顔を上げてヒミコを見た
バウロ「そういえば、おぬしには
伝えてなかったの。これを見て、状況を
把握するのじゃ。」・レイアから
渡された端末をワルサに渡した
ワルサ「・・・・・。」・ヒミコの
写真(ブロマイド)を見ている
バウロ「おっと間違えた。」・写真を
引っ込めた
ワルサ「お前。さっきの過程で、
どのようにしたら、端末が写真に
変わるのだ?」・バウロに訊いた
バウロ「ワシにも、よくわからん。」・
困り顔で、ワルサを見た
『浮遊石で核に向かうヒミコたち…』
ヒミコ「移動手段があって、
よかったわね(喜)。」
バウロ「楽チンじゃ(笑顔)。」
ワルサ「まだ、頭が痛い…。これは、
あとで見るか…。」・端末を持って、
ふくろの中に入った
『ホンダマの中心部で…』
「ゴ〜…。」
語り手「煮えたぎるマグマの上を
複数の石柱が、意志を持ったように、
動いている。」
ヒミコ(火)「へぇ〜。惑星の
中心部って、こうなっていたのね。」・
周りを見ながら言った
作者「ホンダマの核は、
グレープフルーツの中身が消えて、
その中心部にピンポン玉が
入っている、と思えばよい。」
バウロ「熱い…。オマケに息苦しいぞい
…。」・へこたれている
ヒミコ(火)「バカねぇ。なんで、
ふくろの中に入らなかったのよ(呆)。
」・バウロに言った
バウロ「科学者の性(さが)じゃよ…。
どうなっているか知りたかったのじゃ…
。」・弱々しい声で、ヒミコに答えた
ヒミコ(火)「あとで、じっくり見せて
あげるから、ふくろの中に入ってなさい
。」・バウロを気づかった
バウロ「そうするかの…。」・ふくろの
中に入った
レイア「・・・・・。」・ホンダマの
中を端末で撮影している
ヒミコ(火)「レイア。あなたは、
平気なのね。」・隣を見た
レイア「えぇ。おかげ様で(笑顔)。
」・ヒミコに答えた
ヒミコ(火)「私は、自身の魔力で、
熱気をはねのけているのよ。今のところ
息苦しくもないし、この姿だとチカラが
みなぎるわね。」・前を向いた
語り手「ヒミコ(火)は、太陽のように
激しくエネルギーを発しているのだ。」
「ヒューン…。」
語り手「浮遊石は停止した。」
ヒミコ(火)「よっ。」・石柱の上に
飛び乗った
語り手「レイアも続く。」
ヒミコ(火)「このまま移っていくのも
いいけれど…。」・自身の足のウラに
火の玉を創った
「ボォン!」
語り手「ヒミコ(火)は、火の玉を
爆発させ、その勢いで、一番奥の
足場まで跳んだ。」
『円形の舞台の上で…』
ヒミコ(火)「ふ〜ん。これが、戦いの
舞台なのね。」・周りを見た
レイア「ここは、特殊なチカラに
よって、地上と同じ気圧と温度に
調整されています。存分に
戦ってください、とナリトシさんが。
」・ヒミコのうしろで言った
ヒミコ(火)「そう。わかったわ。」
「フッ…。」
語り手「ヒミコ(火)は、元の姿に
戻った。」
ヒミコ「ところで、肝心の魔神は、
どこかしら?」・辺りを探す
「ドタッ。」
語り手「白くて丸いものが
落ちてきた。」
ヒミコ「・・・・・。」・その方を見た
まるすけ「マ王の次は、マ神かよ…。
」・ブツブツと言いながら立ち上がった
語り手「気になる方は、あれ2の
『まるすけ、の日常』を読んでね。」
ヒミコ「レイア。水は、あるかしら。
」・レイアを見て言った
レイア「どうぞ。」・水筒をヒミコに
渡した
ヒミコ「ゴクゴク…。」・水筒を持って
水を飲み始めた
まるすけの声「もっとマシな役を
やらせろ!」
ヒミコ「ふう。ありがと。」・レイアに
水筒を返した
「フォン。」
語り手「ヒミコは、風と土の属性に
変化した。」
ヒミコ(風土)「さっ、倒すわよ。」・
気合いを入れた
「ゴ〜…!!」
まるすけ「ん?」・周りを見た
語り手「まるすけを囲むように
竜巻が発生した。」
まるすけ「・・・・・。」
語り手「まるすけの顔が、
みるみる悪くなる。」
まるすけ「い…、息が…。」・
青ざめた顔で言った
語り手「竜巻の中は真空になった。」
ヒミコ(風土)「そろそろかしらね。
」・竜巻を見ている
「バーン!」
まるすけ「くそ!こんなところで
終わってたまるか!」・巨大化して
竜巻を吹き飛ばした
ヒミコ(風土)「あら、残念。」・腰に
手をあてた
まるすけ「これが済んだら、ナリトシに
文句を言ってやる(怒)!」・ヒミコに
コブシを向けた
ヒミコ(風土)「えい!」・まるすけに
右手をかざした
「ガン!」
語り手「まるすけの頭に岩盤が
落ちてきた。」
まるすけ「・・・・・。」・眼を回した
「タッタッタッ…!」
語り手「ヒミコ(雷電)は、足のウラに
ヤリのような電気を出して、まるすけの
体を駆け上がった。」
「タッ!」
語り手「ヒミコ(雷電)は、飛んで、
火の属性に変化した。」
ヒミコ(火)「はっ!」・火の玉を
連続で出し、まるすけに当てた
「タン!」
語り手「ヒミコ(火)は、地面に
下りた。」
ヒミコ(氷)「ご愁傷さま。」・
そう言って、まるすけを背にした
「カチーン。」
語り手「まるすけは凍った。」
まるすけ「一方的すぎるだろうが!
もっと活躍させろ(怒)!!」・自身を
覆う氷を壊して、文句を言った
「ニュ〜ン。」
語り手「まるすけの真下に、
大きな穴が開いた。」
まるすけ「あ〜れ〜!」・元の大きさに
戻って、穴に落ちた
ヒミコ「レイア。地上まで、お願いね。
」・腕を組んで、その方を見た
レイア「はい。」・笑顔で答えた
『地上に戻ったヒミコたち…』
ヒミコ「さて、次は、どこ行こうかしら
。」・洞窟の前で考えている
バウロ「ヒミ。ちょっと、よいかの?
」・うしろからヒミコに言った
ヒミコ「なに?」・バウロを見た
バウロ「ワルサが変なのじゃが…。」
ワルサ「どこが変なのだ?」・バウロを
見た
これ↓
語り手「ワルサは身長が縮み、姿も
珍妙になった。」
ヒミコ「気のせいよ。」・バウロを
軽くあしらった
バウロ「ワシの眼が、おかしいのかの…
。」・眼をこすった
語り手「その後、レイアの提案で、
ナカダマへ行くことになった。」
『その道中で…』
「ブォ〜…。」
語り手「ヒミコ(火)たちは、車で
山道を走っている。」
バウロ「ヒミ。やっぱり気に
なるのじゃが…。」・うしろの方を
向いた
ヒミコ(火)「そう?私には、
見ため以外、変わってないように
思えるけど。」・手鏡を持って、
髪をいじっている
ワルサ「そういえば、眼線が
低く感じるな。」・車から外を見た
バウロ「・・・・・。」
語り手「バウロの眼は正しかった。
ちなみに、レイアはワルサの隣。」
『宿屋の前で…』
ヒミコ「今日は、ここに泊まるわよ。
」・宿屋に入っていった
ワルサ「洞窟ではないか。まさか、
クマと一緒に寝るのではないだろうな。
」・ヒミコに続いた
『翌朝…』
ワルサ「本当に、クマと一緒だったぞ
(怒)!?」・宿屋から出てきた
ヒミコ「仕方ないじゃない。クマが
経営者なんだから。」・ワルサに続いた
ワルサ「おかしいだろ!プラカードを
持って会話するクマが、どこに居る!
オマケに、お前はフカフカのベッドで
…。」・うしろのヒミコに怒号を発した
「トントン。」
ワルサ「ん?」・下を向いた
バウロ「ワシ。宿屋に入ってからの
記憶がないのじゃが…。」・何かを
訴えるような眼で、ワルサを見ている
ワルサ「・・・・・。」
「ヒョイ。」
語り手「カメラが、レイアを映した。」
レイア「あっ、アタシじゃありません。
」・カメラを見たまま、手を横に振った
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