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そろそろお開きにしますかーっと、小太りの太一が言い始めた。
スマホの時間を確認すると21時30分であった。
幹事の拓司が、二次会のBARも用意してるから。来れる子はみんな来てねーといつものあいつらしい言葉で誘ってきた。
お前ももちろん行くよなーと、太一と拓司と順次が誘ってきた。正直心身おなかいっぱいであったが、まだ連絡先もあの子と交換出来てないので。
まぁ、お前らがどうしてもって言うなら仕方ないかというように少し胸を張って話した。
やっぱりそうだよなーと話しながら、内心嬉しく思い。本来の目的の、小説の材料探しで少しいいアイデアが浮かんでいた。
BARに向かう路地を歩きながら千鳥足になって、俺は夢を友達らに語った。
俺の夢はなー、小説家として名を轟かせることなんだ。そのために俺は日々頑張ってる!けど、もう数年経っても芽も葉もでねーや。
そうした自分への苛立ちを話していると、まぁまぁと今を楽しもうぜ人生今しかないんだからよと珍しく順次がいいことを言った。
BARまでの道なりは、近いようで遠いようでなんともいえない距離感だった。
やっぱり可愛いいよなー香里奈ちゃん。
そう話をすると、横にはまだ顔が赤くなってない拓司がいた。
で、どうなんだよお前連絡先交換したのかよ。
お前そんなあんな子に直接言えるわけねぇだろ
お前それでも男か!
いいなと思うならゆうき振り絞れ
お前は顔がいいんだからよ自信持てよー。
でもなぁ、あの子なんというか何考えてるか分からないというか。俺と同じでシャイなのかな口数も少なかったしーとか言いながらあっという間にBARについていた。
8人はまぁまあに酔っ払っており。そこそこ、顔が赤くなっていた様な気がした。BARが暗いせいでそこまでは定かではなかったがカラオケを歌ったり、連絡先交換したりしてるのを見て楽しそーだなーとか他人事として思っていた。
そんな時に例の香里奈さんが、1人でしっぽりと飲んでいたどうしたんですかと話しかけると…