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「グッモーニンPretty boy♡」
「おはようウェイド」
ピーターとチュッとバードキスを交わし、
はしたない格好のまま暖かいベッドから降りて身支度を済ませふかふかのパンケーキを大量に作る。
のそのそとやってきた愛しい恋人は
「ぱんけーき?いいね…」
と腰に手を回しながら甘い朝食に目を向ける
「俺ちゃんの大好物だし、ピーティも好きでしょ?」
「すきだよ…パンケーキも、ウェイドも」
ボソリと呟かれた最高の台詞に耳を疑いながら鼻歌を歌う。
「ピーティがデレるの珍しいね?」
「今日はそーゆー日なの!」
「はいはい、腰痛くない?座ってればいいのに」
そう気遣えば甘えたような拗ねたような声が帰ってくる。
「今日は2人とも休みなんだからイチャイチャしようって言ったのウェイドじゃん」
口を尖らせそっぽを向いてしまった恋人の頬に唇を押し当て、大量のパンケーキを手にダイニングへと向かう。
テーブルにパンケーキを着陸させてすっからかんな冷蔵庫からシロップとミルクを取る。
用意は完璧だが一向に食べようとしないピーターの頬に手を当て、問う。
「どうしたのピーティ?食べないn…」
心配しているとピーターはウェイドの頬に両手を置き、爽やかな朝に似合わない濃厚なキスを降らせた。
離れた2人の口を銀の糸が伝う。
目がチカチカする程艶やかな唇を赤い舌で舐め、目を細める。
「パンケーキ、ありがと♡」
昨夜無理強いしたばかりの己が熱を帯びる。
「はっ…ピーティ、それわざと?」
そう聞けばニヤリと笑った小悪魔が目を輝かせた。
「わざとじゃなきゃ、僕天然タラシすぎるね?」
その一言が理性を飛ばし、ウェイドは椅子にちょこんと鎮座しているピーターを姫抱きにしてベッドへ優しく放り投げた。
ぼふっと優しげな音とスプリングの音が重なり少し耳障りだ。
「僕から誘っといてあれだけど…パンケーキ冷めちゃうよ?」
そうパンケーキを心配する恋人に少し苛立ちが募る。
「ピーティの言う通り、誘ったのはピーティだよ?覚悟しといてね。パンケーキならいくらでも焼くから♡」
そう言い終われば待ちきれんとばかりにピーターから濃厚なキスが強請られた。
「ほら…早く。」
両手を広げ自身を受け止めようとするピーターの陰部を手で摩りながら舌なめずりをする。
「めちゃくちゃにしてやる」
「あーあ、やっぱりパンケーキ冷めてたね」
うう、と残念そうにする恋人の腰を摩り、
「でもヨかっただろ?」
と言うと恋人は回答せずパンケーキに手を付けた。
もぐもぐと咀嚼しながら幸せそうに顔を綻ばせる。
やがれごくん、と飲み込んでピーターはこう言った。
「甘かったよ?パンケーキも、ウェイドも」
「…ピーティ…!」
「あっ、ちょっとウェイド!」
食事の場で何度も唇を重ねる2人を咎める人はこの場には居ない。