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しずおか
⭐️
※ 口調迷子
※ キャラ崩壊 有.
※ 甘々
※ キス表現 有.
正直 、羨ましかった
何でも器用にこなせて 、
弱音も吐かず 、淡々と努力を重ねて
宮 : 「 お疲れ様 ! はい 、水 」 ( 渡
阿: 「 あ、ありがとう ! 」
疲れてるのに 、それを表に出さないで
自分より他人の事を常に気にかけてる
でも 、そんな表とは裏腹に
たくさんの悩みをかかえてる事を知ってる
宮 : 「 、くそ っ …. 」
宮 : 「 俺がもっとしっかりしなちゃ … っ 」
いつもの” 余裕のある彼 “は居ない
焦り 、疲れ 、弱音 、自責 …
限界なんて関係なく 、
自分に喝を入れている
阿 : 「 ….. 」
完璧と思っていた彼が 、
裏では自分を追い詰めてる所を見てしまった
失望 、幻滅 … そんな感情は出てこなかった
ただ 、” 彼の事をもっと知りたい “
完璧な彼が 、完璧じゃなくなる瞬間 …
何でも器用にこなせる彼が 、乱れる瞬間 …
裏でしか見れない ” 彼 “ を全部見たい
いつからだろう …
彼に対しての『 憧れ 』 の感情が
いつしか『 好意 』へと変わっていったのは
休憩が終わり 、何事も無かったかのように
いつもの ” 完璧な彼 “ に戻っていた
宮 : 「 阿部 ? どうしたの ? 」
阿 : 「 へっ!? あ 、ちょっとぼーっとしちゃってた 笑 」
宮 : 「 珍しいね 笑 あんま無理しないでよ ~ 」
俺の事を心配してる彼は 、
いつも通りの笑顔を見せてくれる
あぁ 、早く …
俺しか見れない姿が見たい 、
今日の予定が一通り終わり 、
時刻は21時を指していた
他のメンバーが次々と帰って行く
でも 、彼はいつも最後まで残って
振りの確認をしている
俺はこのタイミングを待ってた
宮 : 「 阿部が最後まで残ってるの珍しいね 」
宮 : 「 いつもは早く帰っちゃうイメージだったけど … 」
阿 : 「 まぁ 、こんな日もたまにはいいかなー
って思ってさ 」
阿 : 「 それに 、俺ら2人きりになることって少ないじゃん ? 」
宮 : 「 確かに 、言われてみればそうだね 」
阿 : 「 そういえば 、休憩の時 帰ってくるの遅かったけど 、どうしたの ? 」
俺は意地悪っぽく聞いてみた
宮 : 「 ちょっと時間見間違えてさ 、笑 」
阿 : 「 舘さんが珍しいね 、それに …
目 、赤いけど大丈夫 ? 」
そう言った瞬間 、彼は驚いたような顔をした
でも 、すぐにいつもの冷静さを取り戻した
宮 : 「 最近 、花粉で目が痒くてさ 」
阿 : 「 花粉か ~ 、てっきり泣いてたのかと思ったよ ! 」
宮 : 「 … 、」
彼は表情こそ変えなかったものの 、
目の奥では焦りや困惑が渦巻いていた
そんな目で俺の事を見てくる
宮 : 「 … 泣いたわけないじゃん 、笑 」
いつもとは違う 、
辛そうな笑い 、笑顔 …
宮 : 「 時間もちょうどいいし 、俺 そろそろ帰るね 」
この場から逃げようとしてるのがバレバレ
阿 : 「 待って 、もう少し話したい 」
俺はわざと引き止めた
宮 : 「 話したいって 、明日も話せるよ ? 」
彼は少し上目遣いでそう言った
今 、彼に本当の事を言ったらどういう顔をするのだろうか …
完璧じゃない彼の姿 、
余裕のない彼の姿 、
誰にも見せられないような ” 裏の顔 “ を
もっと知りたい …
深 : 「 あれ ?2人ともまだ残ってたの ? 」
宮 : 「 、! ふっか 」
あぁ 、後もう少しだったのに
邪魔が入ったな …
宮 : 「 ふっかこそ 、まだ残ってたんだね 」
深 : 「 いや 、ちょっと忘れ物しちゃって
さ ~ わら 」
深 : 「 2人は ? まだ帰らないの ? 」
宮 : 「 俺はそろそろ帰るよ 」
阿 : 「 … 俺も 」
その日は大人しく諦めることにした
数日後 、俺はいつもより早めにスタジオに着いた
阿 : 「 … まぁ 、この時間帯はさすがに誰も居ないよな 、笑 」
そんな独り言をこぼしながら 、
気分転換も兼ねて廊下をふらふらと歩いていた
少し歩いた所で 、
「 、グスッ … なんで出来ないんだろ 、」
誰かの声が聞こえた
俺は興味本位で声のする方へ歩いていった
辿り着いたのは使っていない空き部屋
阿 : ( こんな所に誰だろ … ? )
好奇心に勝てるはずもなく 、
俺はドアの隙間から覗くことにした
阿 : 「 っ 、!? 」
そこに居たのは舘さんだった 、
うずくまって泣いている彼の姿は
” 完璧 “ には程遠い 、
それに数日前よりも 、表情が張り詰めている
阿 : 「 … 舘さん 、? 」
俺は思わず声をかけてしまった
宮 : 「 、阿部 … !? 」
彼はとても驚いていた
宮 : 「 なんでここに … っ 、」
阿 : 「 舘さんこそ 、こんな所で何してん
の ? 」
宮 : 「 俺は … 、」
彼の言葉が詰まった
今 、俺の目の前に居る彼は
いつもの ” 余裕のある彼 “ じゃない
宮 : 「 俺は … ただ 、っ 」
阿 : 「 無理に言わなくていいよ 、
全部 、見てたから 」
宮 : 「 … え っ 、? 」
弱々しく 、欠点のある … 一人の人間
阿 : 「 俺の前ではもう 、無理しなくていい
よ 」
俺はこのタイミングを狙ってた
俺が見たかった ” 完璧じゃない彼 “
” 余裕の無い彼 “ が目の前に居た
俺が知りたかった ” 裏の顔 “ が知れた
彼の完璧が崩れ 、
表の顔は俺の前では意味が無くなった
阿 : 「 … ねぇ 、舘さん 」
宮 : 「 … なに ? 」
彼は頑なに顔を見せようとしなかった
多分 、泣き顔を見られるのが嫌なんだろう
阿 : 「 顔 、見せてよ 」
宮 : 「 ….. やだ 」
まだ 、彼のプライドが
弱さを見せることを許していない
でも 、そんなの俺には関係ない
この前は邪魔が入ったけど 、今回は2人きり
絶対に逃がさない
阿 : 「 … 舘さん 、」
俺は彼の顔を掴み 、無理やり顔を上げさせた
宮 : 「 … ちょっと 、離して 」
彼の目には涙が溜まっていた
いつもなら 、こんな表情の彼を見ることは
出来ないだろう
それに 、俺が無理やり顔を上げさせたからか
彼は少し不機嫌な顔をしていた
そんな事気にせず 、今までの思いを
彼へぶつけるように俺は口付けをした
最初は困惑したような表情をしていたが 、
だんだん彼の頬が赤く染まっていく
俺は何度も角度を変えてキスをする
宮 : 「 ん 、ッ ♡ … ふ ッ 、ぁ ッ ♡ 」
2人きりの部屋には甘いリップ音と
彼の口から漏れる吐息だけが響く
宮 : 「 ふ ッ 、♡ ん ッ … ♡ 阿部 ッ 、な
が ぃ ッ ♡ 」
俺はキスをやめ 、そのままの流れで
彼の服の中に手を伸ばした
宮 : 「 ちょ 、ストップ … ッ 」
阿 : 「 なんで止めるの ? … もしかして 、
こういうの初めてだった ? 笑 」
俺は彼を少し煽るように言った
宮 : 「 当たり前でしょ 、こういう事 …
初めされた … 」
いつもは完璧主義なのに 、その時の彼は
とても素直で 、俺が知らない ” 彼 “ を
見れた気がした
でも 、そんな時 廊下の方から足音が聞こえた
向 : 「 舘 ~ !阿部ちゃん ~!
2人ともどこ行ったんや ~ ! 」
深 : 「 ダメだ 、こっちにも居ない 」
佐 : 「 荷物はあったから絶対どこかに居るはずなんだけどな ~ 」
佐 : 「 俺 、まだ探してない所見てくる ! 」
向 : 「 俺も見てくるわ ! 」
深 : 「 俺は2人が来てるかもしれないし 、
一回戻ってみる 」
3人は俺らのことを探してるみたいだった
今日の集合時間は16時
スマホの時計を見ると16分22分を指していた
阿 : 「 … 集合時間過ぎてるし 、戻ろっか 」
宮 : 「 … そうしたいんだけど 、さっきので
腰抜けて立てない … 」
彼は恥ずかしそうにそう言った
阿 : 「 も ~ 、しかないな ~ 笑 」
俺は優しく彼をお姫様抱っこした
宮 : 「 阿部 、俺 この状態で戻りたくないからね 」
阿 : 「 えぇ ~ 、ダメ ? 」
宮 : 「 絶対ダメ ! 」
阿 : 「 でも この状態の方が俺的には都合が良いから 、このまま行くね ! 」
宮 : 「 話聞いてた ? 」
阿 : 「 はいはい 、大人しくしててね 」
宮 : 「 … 最悪 、っ 」
彼はそう言い 、俺の腕の中へ顔を埋めた
阿 : 「 んふふ 笑 」
俺はそんな彼の姿が愛らしく思い 、
彼の頬に軽いキスを落とした
顔はあまり見えなかったものの 、
彼の耳はだんだん赤くなっていった
𝑒𝑛𝑑 _