「ここは、、、?」
あの白いドアに入ると目の前には、、、、、
それはそうだろう。何故あんなに気になったのか、今ではあまり意味がわからない。
「はぁー」
俺は、入って来たドアから出た。出たはずだ。だけどそこはさっき入る直前とは別の景色だった。
「は?」
明るい雰囲気から一転して暗く不気味な雰囲気を醸し出している。
「何なんだよ」
その異常な現象に秀太は、焦りを感じていた。よく周りを見ると、EXITと書いてある看板が目に入った。
「出口か?一旦外に出てスタッフさんにここはどこか聞くか。」
出口付近まで来た。しかし、その先にはまだプールが広がっていた。
「クソッ!本当なんだよ!これ!」
焦りがだんだん恐怖になってくる。その時
館内放送が流れた。
閉館の時間?いつの間にそんな時間に、、、、、
でもこれで人がいることがわかった。何とか探して、事情を言わなきゃ。
その館内放送のお陰で秀太は、また人を探す気になった。
それからしばらく
秀太はまた焦っていた。プールから出ることができないのだ。ずっと同じような景色雰囲気。さすがにおかしいと感じる。まるでプールじゃなくて巨大迷路の中にいるように。プールに入って来てるため携帯はない。
彷徨ってからしばらく経った今でも人には一回も会ってない。
「もうみんな帰ったのか?」
そう思ってしまうほど人がいない。警備員すらいない。
ピチャンピチャン
自分が歩く音だけが、響いている。
ピチャン ピチャン
ピチャン ピチャン
ふと異変に気づいた。自分の足音以外に音が聞こえる。最初はこの状況の中で幻聴が聞こえているだけかと思った。しかし少しづつ確実に音が大きくなっている。
人だ!
そう思った秀太は必死に叫んで助けを求めた。
「助けてくれ!ここがどこかわからない!聞こえるなら返事をして!」
、、、、、、、、、返事はない。だけど足音は大きくなる。だんだんと。秀太は走った。足音のする方に。かすかに光が見えた。そこへ行くと、あったのは巨大なウォータースライダーだった。
周りを見ても他に道らしい所はない。
ピチャン
スライダーから音が聞こえる。
覗いてみると、
「うわぁ!!!!」
秀太はその場から逃げた。足が引きちぎるほど走った。
また、先ほどと同じような場所に来た。
「ぜぇはぁぜぇはぁ」
な、何だったんだ?さっきのは?人? ピチャン
また同じ音が聞こえる。ピチャン
追いかけられている。ピチャン
逃げきれていない。
ゾクリと、背中から気配を感じた。後ろを見ても誰もいない。けど、いる。確実にいる。感じる。
もう何も考えられなくなった。頭が真っ白になった。
ただ足を動かすだけ。生きる為に、、、
どのくらい走ったのだろうか。いつの間にかあの気配はなくなった。だけどまた違う所に来たようだ。
あとがきーーーー!!!!
中途半端な所で終わってしまって、すいません。
それと、結構間が空いてごめんなさい!
次こそは、早めに投稿します。
では、さようならー。
コメント
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いくら探しても秀太が見つからない。