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第1章 悲劇の運命 第2節
あることがきっかけで昔にタイムリープしてしまう。昔に戻った私は最悪な未来を変えるために行動を変えながらも1度目以上に楽しんでいく。これは最悪な未来がおこる「運命」を変える再挑戦のストーリー
「それで、美羽ちゃんを占ったら……………………これから次々にあなたの周りの大切な人が死んでいくっていう占いが出たの。」
「えっ…?」
思わず声が漏れた。意味が分からなかった。急に名乗り出られて、意味不明なことを言われて、私は無意識にしゃべっていた。
「そんなわけないでしょ!第一急に現れてなんなのよ!どうせハッタリでしょ!」
私は叫ぶ。
「違うよ。私が見た占いは一度も外れたことがないの。例えば〇〇くんが帰り道に不審者に襲われるとか、△△ちゃんのお父さんが事故に会うとか、□□ちゃんがアレルギーで倒れるとか。私はその人にとって悪い未来が見える。良い未来の時もあるけど、だいたいは見えないか悪い未来か。あなたに悪い未来が見えたから教えただけ。普段は言わないんだけどね。あまり変えないほうが良いから。」「………………………………」
私は黙り込んでいる。
「でも、今回のはさすがに酷かったから…。信じるも信じないもあなた次第だから。もし、信じるんだったら今日は一人で帰るのが良いよ。誰かと帰るとその一緒に帰った人が死ぬ。一人で帰ったらあなたも死なない。良いことだと思うけど。じゃあ。私は伝えたから。」
鈴ちゃんは去っていった。
「何よ急に…。でも…誰かが死ぬのは嫌だな…。嘘かホントか分からないけど信じるほうが利があるよね。今日は穂乃果と帰るの断ろう。どうやって断ろうかな…」
そんな事を考えていると、チャイムが鳴った。
「やばい!あと5分だ!」
私は急いで理科室に向かった。
5時間目。今日は理科だった。
「ガスバーナーをつけるぞ。気をつけてやるように。それじゃあはじめ。」
先生がそう言うとみんなが自由にやり始めた。特に自由すぎるのが、心珠だ。ここみというらしい。
「みんな!これからガスを出しまくってから火をつけるぞ!見てろ!」
そう言うと大量にガスを出し始めた。その後マッチをつけた。
「みんな!行くぞ!」
数人の男子たちが「おう!やれー!」と一緒になって楽しんでる。心珠はガスバーナーに火を近づけた。その瞬間、とてつもない速度で火が燃え始め、爆発音とともに、心珠に燃え移った。
「うわぁぁぁkるfjくぃcぁぁ!!!いやだぁぁぁぁ!!熱いぃぃぃ!!!!いやぁぁぁぁぁ!!」
クラス全員が固まっていた。そんな中鈴ちゃんが話し始めた。
「今日の5時間目に理科を受けたら死ぬって昨日言ったじゃん。信じなかったんだね。」
「そんな事になるとおもったわけないdhgゔぇ!熱いぃぃぃ!!!」
発狂している心珠ちゃんに鈴ちゃんは言い放った。
「あーーーーー!うるさい。占いを信じなかった運の尽きだね。後もう一人死者が出るよ。」
教室が静まり返る。
「熱い!!!!」
「こいつだ。心珠の火が燃え移った。他人の道連れに殺すなんてやばいやつだな。」
燃え尽きた2つの死体を囲みみんなが固まっていた。
つづく
コメント
3件
り、鈴ちゃん……占いすご…… 何か怖いな…… ガスバーナーで心珠ちゃんともう一人死んじゃったんだ…悲しい…(泣) にしてもほんとにストーリー性すごいね…!? この後どうなるのか気になる…