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たま
40
#バニーの日
藍月。
741
💛檸檬牛乳💛
580
456
🩷✖️💛
初投稿です。
両片思いってやつですかね
なんでも大丈夫だよって方だけどうぞ
センシティブ有
長くなる予定
モブさん達が現れますがほぼ害はないかと、、
よろしくお願いします!
🩷視点
「佐野くん!ちょっと来て!」
マネージャーの鈴木さんに呼び止められた俺は呼ばれるがまま会議室へ向かう
「失礼しまーす、、、」
中へ入ると普段あまり見ないお偉いさん方が一人、神妙な面持ちでこっちを見てきた
え?俺なんかやらかした??
「佐野くん、これをちょっと見てほしいんだけど、、、」
おずおずと鈴木さんが出したのはよく見る週刊誌
え、、、なんだこれ?
開かれたページを見るとよく見知った顔、、、っていうか俺じゃんこれ?!
隣に写っているのは最近共演したアイドルのAさん、俺の腕に抱きついている所を撮られている
「いやいやいや!!これ打ち上げの後ですって!!他の共演者さんもスタッフさんもいましたよ?!鈴木さんもいたじゃん!!」
「そうだよね、僕も見覚えあるんだけど、、、上手いこと他の人が見えないように撮られちゃってるんだよね、、、それに彼女、佐野くんの腕にがっつり抱きついちゃってるし」
えーーっとーーー??思い出せ俺!
確かこの時って、、、
「そうだ!タクシー待ってる時急に近寄ってきたと思ったら目の前で躓いたんだ!その時のですこれ!でも俺断じて彼女に何もしてないっすよ?!」
記事をお偉いさんに見せながら必死に弁明した
「、、、本当に、彼女とは何もないんだね?」
お偉いさんの問いかけに必死に頷く俺
「はぁ、、、とにかくこの記事は明後日発売される、こちらとしては毅然とした態度で抗議するつもりだ、事実ではないにしろ、しばらくは目立つ行動は控えるように、ファンのケアもしっかりやりなさい」
「はい、、、お騒がせして済みませんでした」
深々と頭を下げて鈴木さんと一緒に部屋を出る
はぁ、、、やっちゃったなぁ俺、、、
気をつけてたつもりなんだけど、、、
「鈴木さんもごめん、、、迷惑かけちゃって、、、」
振り返って謝ると何やら神妙な面持ちの鈴木さん
「、、、?鈴木さん、、、?おーい?」
「佐野くん」
「っ何?どったの?」
急に目線を合わせて真剣な顔で見てくるからびっくりしちゃう俺
「Aさんには気をつけた方がいいと思う、、、いや、気をつけて、出来る限り関わらないようにして下さい」
「う、うん、、、わかった」
「さて、取り敢えず記事が出る前にメンバーには説明しないとね、行こう」
あぁ、、やっぱそうだよなぁ
足取りが重い、気が進まない、、、
今が1番大事な時期なのに、、、
デマだとはいえ、メンバーへの影響は計り知れない、、、
太智も柔も瞬太にも、、、やだなぁ、迷惑かけんの、、、、
それに俺、、、
仁人、、、
仁人にだけはこんな記事が出るの知られたくない
デマなんだけど!完っ全にデマなんだけど!!
ちょっとでも誤解されたくないんだ、、、
だって俺、、、仁人のこと、、、
コンコン
鈴木さんがドアをノックする音で我にかえる
「入るよー」
「っお疲れーす、、、」
あ、やべ、声が震える
部屋へ入るとそれぞれいつもと変わらず挨拶を返してくれる
あれ、、、?
「仁人は?」
「仁人次の仕事行ったで?渋滞はまったらあかんゆーて早めに出て行ったわ」
太智がスマホから目を離さないまま言った
「そっか、、、」
ふと鈴木さんと目が合う、力強く頷いてくれたから記事の説明を委ねようと思う
「ちょっといいかな?みんなに言っておかないといけない事があるんだ」
持っていた週刊誌を広げて、問題の記事を見せながら説明をしていく
いつになく真剣な鈴木さんの声に3人とも茶化す事なく最後まで説明を聞いていた
「、、、という事で、明後日にこの記事が世に出てしまうのだけど、事実無根のまったくのデマだから、みんなも毅然とした態度で対応してほしい」
説明が終わったと同時に俺は立ち上がり、3人に頭を下げた
「ほんとにごめん!!出来るだけみんなに迷惑かけないように俺1人で対応するからっ、、」
バンッッッ!!!!
太智がいきなり机を思いっきり叩いた音にびっくりする、そんなに怒らせてしまったのかと焦ったがどうやら怒りの矛先は俺ではないようで
「っなんやこのクソ週刊誌が!こんなん勇人全然悪くないやん!!納得いかへんわ俺!!、、、っこんなん、もうっ!、、こんなんはっ、、、もうっ、、こうしたるっ!!!」
普段滅多にキレたりしないせいか怒りの収め方がわからないらしい、週刊誌を手に取ったかと思うと例の記事をビリビリに破き出してあろう事か口いっぱい詰め込んで咀嚼し出した
「!!ちょ!!何してんだよ太智!!駄目だって!ぺってして!」
慌てて駆け寄るが怒りが収まらないらしい、ゔーーー!!っと唸りながら咀嚼し続けている
「ちょっと太ちゃんあかんて、一回落ち着こ?それ食いもんちゃうし、ほら、ここにペって出して、良い子やから」
瞬太がゴミ箱片手に太智の背中をさすってやる
徐々に落ち着いたのか言われるまま記事を吐き出す太智
「きちゃない太ちゃん」
「ごめん瞬太」
「ええよ、、、それにしても、週刊誌て大概嘘ばっかて聞くけどほんとやね、、、勇ちゃん、こんなん気にしたらあかんよ、俺らはいつだって勇ちゃんの味方やから」
「瞬太、、、」
お前、、、いつの間にこんな良い男になってたんだよ!兄ちゃん感動、、、
「ほんと、、災難だね勇ちゃん」
「柔、、、」
肩に手を置かれたと思ったら柔太郎がいつの間にか俺の側まで来ていた
「まぁ見方を変えれば俺達もそこそこ有名になったって事なんだろうけど、、、これは頂けない、これまでめちゃくちゃ頑張ってきた勇ちゃんの努力が踏みにじられるかもしれないと思ったら、、、チッ、、、まじでムカつく」
こわっ、、、美人が怒ると怖っ!!
「勇ちゃん」
「はいっ!」
柔太郎に名前を呼ばれ、思わず直立不動で返事をする
そんな俺を見た柔太郎の顔つきが険しいものから柔和な顔つきへと変わる
「瞬ちゃんが言ったように、俺達はいつだって勇ちゃんの味方だよ、俺達はいつだって5人でひとつでしょ?だから1人で解決しようとしないで、俺達を頼ってよ」
「柔太郎、、、」
「せやで勇人!なんせ真っ赤な嘘!!デマかせなんやから!なんやゆってくる奴がおったら俺が守ったるからな!!」
両肩をがっしり掴まれたと思ったら力任せに抱き締めてくる太智
「いででで!痛いって!バカ!
、、、、でも、サンキュみんな、、、まじで、心強いわ」
デュフフとか言ってちょっと気持ち悪い笑い方をして抱きついてくる太智の頭を撫でてやる
本当、、、最高だよお前ら!!
「良かったね、佐野くん」
「鈴木さん、うん、、、実際どうなるかまだわかんないけど、絶対乗り越えてみせるよ」
「後は吉田くんにも伝えないと」
「あ、、、」
仁人、、、1番誤解されたくない相手
仁人はリーダーだから、誰よりも責任感のある奴だから、もしかしたらめちゃくちゃ怒らせちゃうかもしれないけど、、、きちんと自分の口から説明したい
「鈴木さん、仁人には俺から説明させてもらってもいい?」
「そう?それじゃあお願いしようかな?
一応吉田くんに話したら連絡下さい」
「わかった」
この時の俺は知らなかった、、、
この記事をきっかけに、俺と仁人の関係が大きく変わっていく事を、、、
この時の俺はまだ、知る由もなかった
コメント
1件
うわ、初投稿でこのクオリティはすごいな…! アイドルもののデマ記事って導入、すごく現実味があって惹き込まれたよ。太智が週刊誌を食べちゃうシーン、思わず笑っちゃった(笑)でもそれだけメンバー同士の絆がしっかり描かれていて、読んでて温かい気持ちになった。仁人くんにだけは誤解されたくないっていう勇人の気持ち、すごく伝わってきた…「この時の俺はまだ知る由もなかった」ってラスト、めっちゃ気になる!次が待ち遠しい!