テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
慶応4年(1868年)6月26日
寺田屋にて
藤村結海「と言う感じでここに来てしまったのです」
坂本龍馬「未来で新選組の屯所…わしの
巡りはしとらんのかえ?」
藤村結海「そこ言います?wしましたよ、
ちゃんと新選組の屯所行く前に坂本龍馬の墓へ行きました……だからでしょうか?…
なぜ、あの時坂本龍馬がいたのか未だに分からなくて…龍馬はなぜいたのか…なぜ風が吹き現れて消えてここにいるのか…さっぱりですねw」
坂本龍馬「わしがいたと?」
藤村結海「はい、最初に言いました、風が吹いて目を閉じて開けたらここにいたと申しましたがその前に一回、目を開けたのですがその時に龍馬さんがいたんです、そしてまた風が吹き目閉じ開けたらここにいたので…なぜあの時坂本龍馬がいたのか、未だに分からない…ですが、言われてみれば
屯所へ行く前に坂本龍馬の墓へ行きましたからそれが何かあるのかもしれませんね、
あの龍馬は分かっていたのかもしれない!うちの龍馬への愛の強さが!w」
坂本龍馬「なんじゃそれはw」
おりょう「うちの方が龍さんへの愛、
強いどすよ」
藤村結海「すいませんw冗談ですw
知ってます、おりょうさんには敵いませんって」
おりょう「そうどすよ、うちに龍さんの事で敵うと思わんといてなw」
坂本龍馬「まっこと嬉しゅう事を言ってくれるじゃないかえ」
藤村結海「本当に微笑ましい…って自分は龍馬さんもさることながら土方さんも近藤さんも中岡さんも皆さん好きだから!」
坂本龍馬「何やわしだけちゃうのかw
おまん、男好きじゃなw」
藤村結海「違います!おりょうさんも好きです!おりょうさんが1番好きです!1番頑張り屋で、1番龍馬さんの事を思ってて…だからおりょうさんを悪く言う人が嫌いです!」声を荒げる様に世の中にムカつくと言わんばかりに怒りを向ける
少し驚いたように目開いて
坂本龍馬「……!おまん…わしに敵うと思うなよwわしも嫌いじゃ、おりょうの良さを知らん奴らは」
おりょう「………うちは愛されとるなぁ…何や嬉しゅうて二人を抱きつきとうなったわw」
坂本龍馬「良いぞ」
おりょう「龍さん〜」と抱きつくおりょう
そしておりょうは藤村結海へ向きジーと見る
藤村結海「い…いいですよ…」と照れたように手を広げる、坂本龍馬とおりょう、
2人が藤村結海に抱きつく、
坂本龍馬「おまんもわしの嫁になるかえ?」
藤村結海「…いいえw」
坂本龍馬「即答じゃのうw」
おりょう「龍さん!」頬を膨らせ坂本龍馬を見る
おりょう「龍さんの嫁はうちだけどす!」
坂本龍馬「冗談ぜよ、冗談!わしもおまん以外嫁はいらん、それに振られてしもうたがやw」
藤村結海「ふふ…何か…楽しいなぁ…」
月日が流れ、
慶應4年(1868)8月19日
藤村結海「土方さんが…函館へ向かいました…」
坂本龍馬「そうかえ…土方はんは…大丈夫やき」
藤村結海(土方さん…告げたのになぁ…)苦しそうにそう思う藤村結海
明治元年(1868年)10月30日
藤村結海「土方さんが…21日にはもう…
函館に付いたもよう…」
坂本龍馬「……そうかえ…」
坂本龍馬は寺田屋の部屋から見える月を見て、土方歳三に言うかのように呟く
坂本龍馬「おまんは百も千も万もある中で、その道へゆくのだな、おまんらしい…
かっこいい武士じゃ、って言うたらまた気持ち悪い言われるかのぉ」
藤村結海「土方さんなら…言いますね…」
笑顔であろうとしても
今すぐにでも泣きそうな二人…
おりょう「どないしはったん?二人とも」
藤村結海「……土方さんが函館へ行ったと言う話をしていただけだよ」
おりょう「そうどすか…」
藤村結海「うん…」
おりょう「……なぁ、二人とも、団子食べはる?」
藤村結海「いいね!食べる」と笑顔で答える
坂本龍馬「わしは仕事へ行くぜよ…」
おりょう「そう…」
藤村結海「いってらっしゃい、気をつけて」
坂本龍馬「おう、行ってくるぜよ」
坂本龍馬は寺田屋から出て仕事へ向かい
おりょう「龍さん……大丈夫どすかね…」
藤村結海「大丈夫だよ!きっと…うちは、
龍馬さんが助けに行くと言うなら一緒に行きます、うちも土方さんを助けたい…ですが…うちがどうのこうのと言って助けられるとは思いません、龍馬さんがいなきゃ…龍馬さんが助けたいと言えば行けるのにぃ…」と泣く藤村結海を抱き寄せるおりょう
藤村結海「自分勝手ですよね…人任せでバカみたい…何もできない…そんな自分が嫌いだ…」
おりょう「自分勝手でいいどすよ、それが
あんたやろ?自分勝手が結海はんなんやろ?
なら自分勝手に生きればいい、そうすれば周りが何と言おうと自分として生きただけで誇らしく、悔いなく生きれるでしょ?うちならそうしはりますよ、自分勝手に自分のやりたいように言いたいことは言う、誰が何と言おうと、それがうちとして生きれた、それがうちの幸せどす、自分勝手と言うものは自分を貫いてると言う事、自分を貫くのは悪くあらへんよ、わがままも同じ事どす、わがままで相手を傷付けると言うのはよくあらへんが、 あんたはちゃうやろ?」
藤村結海「すいません……ありがとうございます…」
おりょう「あんたはできる子や、ちゃんとしぃや、あんたがやりたい事あるならやり」
藤村結海「はい…!りょうさん、
あなたの言葉を借ります」
おりょう「良いよ~」
次の日
坂本龍馬は昨晩帰って来ず朝方帰ってきた
おりょう「龍さん、飲んできはったん?」
坂本龍馬「おう…飲んできたがや…」
心配そうに坂本龍馬を見つめ呟く藤村結海
藤村結海『龍馬さん…』
藤村結海(やっぱり…元気無いな…)
藤村結海「龍馬さん…」
坂本龍馬「何じゃ…?」
坂本龍馬を呼び止め部屋で二人きりになって
藤村結海「あなたが動くなら…うちも動きます、うちはさぁ…人の事を考えず、自分勝手だからさ、龍馬はどっち?人の気持ちを考えて動くタイプ?それとも…自分勝手…?」
坂本龍馬「わしは…自分勝手じゃな…人の気持ちを考えても、自分勝手になってしまう…
わしは…武士としての土方はんを見送りたかった…じゃが…無理じゃ…」と涙目で語る坂本龍馬…
藤村結海「じゃあ…自分勝手に生きましょう、自分らしく人生を送りましょう、後悔するぐらいなら自分勝手に思うがままに…それがうちらの誠だから…その誠が無くなれば自分は自分じゃないから…土方さんを助けましょう…」
坂本龍馬「あぁ…」
藤村結海「この言葉…おりょうさんに言われたんですよ、昨日…自分勝手でいいと、じゃなきゃ後悔すると、自分らしい人生を送らなければ、自分がやりたい事をやらなきゃ自分は後悔する、誰かに操られ、皆と同じような人生を送る…仕事しての繰り返しでやりたい事も見つからず生きてれば良いなんて…何で生きてるか分からなくなってしまいます、…それなら
今、できる事をしましょう」
坂本龍馬「わしの妻は…どこまでもええ女じゃ…、おまんも、ありがとうな」
藤村結海「いえ!自分は自分勝手なだけ何でw」
坂本龍馬「わしらは気が合うのうw」