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ヒーローたちが会議を続ける中、青空るるが無邪気に手を上げて発言する。
青空るる「えへへ、弔くんと戦うだけで、オール・フォー・ワンはさ、100京円くれるんだよ〜!」
その瞬間、部屋の空気が一変する。ヒーローたちは青空るるの言葉を理解するまでに数秒かかり、その後一斉に驚きの表情を浮かべる。
爆豪は驚きと同時に怒りを露わにし、すぐさま立ち上がる。
爆豪「お前、弔と戦って金もらってんのか!? オール・フォー・ワンにそんな金をもらって、何やってんだよ!!」
青空るるはにこにこ笑いながら、あまりにも無邪気に答える。
青空るる「うん!だって、オール・フォー・ワン、すっごく優しいし、弔くんと戦った後で“お疲れ様”って言ってくれて、100京円くれるんだよ!すごく良い取引だと思う!」
ヒーローたちは、青空るるの言葉に言葉を失う。オール・フォー・ワンがそのような取引をしている事実に、全員が困惑している。
ホークスは一瞬驚き、すぐに冷静を取り戻して言う。
ホークス「それ…本当に君にとって良い取引なのか?その金をもらうために戦うって、ヴィランに利用されてるだけじゃないか?」
青空るるは頭をかしげながら、首を振る。
青空るる「うーん、違うよ!だって、弔くんも私が強くて面白いって言ってくれるし、オール・フォー・ワンもいつも笑ってくれるんだよ!」
ホークスはため息をつきながら、少し顔をしかめる。
ホークス「君がそんな風に感じているなら、もうちょっと慎重に考えた方がいいな…ヴィランと取引することで、他のヒーローに迷惑がかかることを忘れちゃいけない。」
ミッドナイトは冷ややかに笑いながら、青空るるに言った。
ミッドナイト「それって、いわばヴィランにお金で買われてるってことよ。そんなことしてたら、君が本当にヒーローとして活動する時に信頼されなくなるわよ。」
青空るるは首をかしげながら答える。
青空るる「でも、私はちゃんとヒーローだよ!だって、オール・フォー・ワンにお金もらっても、そのお金でみんなのために使うから!」
その言葉に、ミッドナイトは苦笑しつつも、少し考え込む。
ミッドナイト「まぁ、君がそう思ってるのなら…でも、ヴィランと関わることで自分の立場を危うくしてるって気づいてほしいわ。」
その時、エンデヴァーが冷静に口を開く。
エンデヴァー「でも…死柄木弔とは一体どういうことだ?戦った結果で金をもらうのが普通だとは思えない。」
青空るるは素直に答える。
青空るる「弔くんもさ、戦ってるときは真剣なんだけど、負けたら“お疲れ様”って言ってくれるの。オール・フォー・ワンは、“良い戦いだった”って褒めてくれるし、その後で100京円くれるんだよ~!」
その話を聞いて、ヒーローたちは言葉を失う。エンデヴァーも目を細めながら言う。
エンデヴァー「君がそういう話を平然と言うこと自体が問題だ。そんな取引があっていいのか?」
青空るるは少し考え込むと、元気に答えた。
青空るる「うーん…でも、私はそのお金で、みんなに美味しい紅茶をおごったり、ヒーローたちの役に立つものを買ったりするんだよ!だから、無駄にはしないよ。あっ授業しなくては!」
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青空るるが無邪気に笑いながら黒板に向かって言う。
青空るる「ということで、4時間目の授業を始めます!今日は、ヴィランたちと仲良くなる方法です!」
クラスの中のヒーローたちは顔を見合わせ、一瞬シーンとなる。
デク(緑谷)は目を大きく開けて、「え?ヴィランと仲良くなる方法…?」と呟く。お茶子も目を丸くしながら隣を見る。
お茶子「えええ…ヴィランと…?どういうこと?」
青空るるは黒板にさらっと「ヴィランたちと仲良くなる方法」と書き、さらに続ける。
青空るる「ちなみに、私はババ抜きで仲良くなりました。まず最初に『ババヌキしよ!』って言ったら、死柄木がすぐに乗り気になってくれたの。」
ヒーローたちは呆然とした表情で彼女を見つめる。
爆豪「お前…ヴィランとババヌキ!? 頭おかしいだろ!」
青空るるは無邪気に肩をすくめて答える。
青空るる「うーん、そうだけど、実際すごくいい方法だったよ!だって、戦う代わりに遊んでみたら、意外と平和に楽しく過ごせたし!」
ホークスは驚きつつも、青空るるがどれほど無邪気にヴィランたちと接しているのかを理解し始める。
ホークス「お前、ババ抜きで仲良くなるなんて、本気でヴィランたちをなめてんのか?」
青空るる「え?いや、なめてないよ!だって、死柄木だって最初は『絶対負けないぞ』って言ってたけど、ババ抜きって楽しいから、すぐに笑顔になったし、勝負も良い感じだったの!」
その時、青空るるはさらに話を続ける。
青空るる「でね、ババ抜きができないからって、死柄木が手錠や首輪、足輪をトガちゃんに外してもらったんだよ!すっごくスムーズだった!」
ヒーローたちは再び言葉を失う。トガちゃん? まさか、そんな事情があったとは誰も予想していなかった。
爆豪は頭を抱え、舌打ちをする。
爆豪「おい、マジでお前…何言ってんだよ!ヴィランに手錠や首輪外してやって、仲良くなる? それ、完全に頭おかしいだろ!」
青空るるは不思議そうに首をかしげながら答える。
青空るる「でも、手錠とか足輪が外れたら、すっごく自由になったから、みんな楽しく遊べたんだよ?そうしたら、みんなすごく仲良くなったし、喧嘩も減ったよ!」
ホークスは軽く笑いながら言う。
ホークス「お前の言ってること、全部ぶっ飛んでるけど…それでも、ヴィランたちとの関係が少しでも改善されたのは、すごいことかもしれないな。」
青空るるはニコニコと満足そうに笑いながら、授業を続ける。
青空るる「でしょ?だから、みんなもヴィランと仲良くなるには、まずは遊びから始めるのが大事なんだよ!今日も、ちょっとババヌキしてみようか?」