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このストーリー、、、とてもいいすわ
無効川 凛 (むこうかわ りん)
その名の通り、触れた人の個性を一定期間
(触れてから24時間)無効化にする事が出来る。
自分の意思で、制御可能。
だから別に触れたからってみんなの
個性が無効化になるわけじゃないので
触っても🙆♀️
でも小さい頃は制御出来なくて。
〜
男子「あいつに触ると個性とられんぞー!」
男子「あいつに近づかない方がいいぞ!」
女子「凛ちゃんの個性って怖いよね」
女子「あの子の個性、触ると個性奪うんだって…」
〜
奪う個性じゃないのに。
無効化になる。
それもそれだけれど。
人に近づくのが怖くて、
人を傷つけてしまうのが怖くて。
それも、
初めてできた彼氏は火を操れる個性だった。
体格にとっても恵まれていて
ヒーロー志望で、
自分に誇りを持っていた。
絶対にヒーローになるんだ、この個性を使って。
とよく話をしてくれた。
でも。
〜
元彼「お前の個性ってなに?」
『えっと…私無個性なんだ…』
ずっと無個性だと黙っていた。
でもある日。
『なに…これ』
「あ〜ごめん、会社の同僚からの誘い断られなくてさ〜」
『ただの会社の同僚の会話じゃないけど…?』
ふと、部屋で一緒にいる時に通知画面を
見てしまった。
(昨日はありがとう🥰気持ちよかった🥺💕
またよかったら誘ってね❣️)
『気持ちよかったって何!?』
「あ〜成り行きだよ、成り行き。
ちょっとくらい許してよ、凛、あんまり触らせてくれないじゃん?」
なに…それ…
『だからって!浮気してもいいっていいの!?』
「そんなんじゃないって〜笑
ただの遊びじゃーん!」
遊び…で人を傷つけてもいいんだ?
「まあ、そんな怒んなって!お前が1番だよッ」
そう言って肩を組もうとする元彼の手を振り払う。
『触らないで!』
たぶんその時だったと思う。
ピカッッ
「は?なんか光った?大丈夫?」
元彼の個性を無効化してしまった。
『いや…なにもしてない…』
やばい、
「はあ…まじ勘弁してくれよぉ」
そう言って、
立ち上がり
個性を使い
タバコに火をともそうとしたが
「あ?つかねぇ」
何度も何度も火をともそうとしたがつかない。
「は!?なんでだよ!!!」
無効化の効果は24時間。
浮気をした事を詰められ、個性も使えなくてイライラした彼氏と居るには長すぎる時間だった。
申し訳なくて、この場から離れたくて私は荷物をまとめて家を出ようとした。
が
「待てよ」
玄関前でガッと腕を掴まれた。
『なに…?』
「さっき、なにしたんだ?」
え…気づかれた…?
『お前。個性あんだろ』
え…
言葉に詰まる。
「なんで俺の個性が使えなくなったんだ、
お前何かしただろ!!」
そう、怒鳴る。
怖くて
『なにも、、してない、、』
嘘をつくことしか出来ない自分に腹が立つ。
「嘘つくんじゃねえよ!」
その時だった。
彼氏は私の顔を殴った。
その勢いは相当強かったようで私は廊下の壁に強打した。
痛い。痛い。痛い____
私の胸ぐらをつかみ
「何したか言えよ!」
今まで見た事のない形相で私を見る。
『私の個性、、無個性なの嘘なの、!』
「は?」
『私の個性は無効化、触れた相手の個性を一定期間無効化できる』
「は、、、?」
彼氏は私の胸ぐらから手を離し、その場にへたりこむ。
そして一言。
「お前なんかいらねぇ…」
え…?
「お前の個性、まじねえわ」
________
あの日から私は心を閉ざした。
毎日毎日ロボットのように同じことの繰り返し。
仕事に行き、家に帰り、お風呂に入り寝る。
気がつけば3年も経っていた____
その日は仕事終わり偉く雨が降っていて
天気予報では一日中曇りの予報だったので
生憎傘を準備してなかった。
コートを頭にかけ、ヒールで走った。
けれどびしょ濡れ。
さすがに雨宿りをしようと近くの建物の屋根の下にもぐりこんだ。
服を絞ると水が滴り落ちる。
『だいぶ濡れちゃったなぁ…』
服を絞りながら独り言を呟く。
その時だった。
すごい勢いで体が動く。
なに!?何か糸で引っ張られるみたいだ!
暗く、狭い路地のようなところまで引っ張られてきた。
と
「やぁやぁこんばんはお嬢さん」
そう、言うのは滑稽なお面をかぶりピエロのような服装をした、、、
『ヴィラン!?』
ひと目でわかった。
「そうです!私はヴィランです!
今宵あなたは私に恥ずかし~い姿を見せなければ死!です、死にたくないでしょ?」
そう言うと一瞬で私に近づき蛇のような長い舌で私の頬をズルリと舐め
「死にたくないだろう?小娘」と
耳元で言う。
気色が悪くて鳥肌が立った。
と思えば、ヴィランは手を操り人形を操るかのように動かすと私の手も自分の意思と関係なく動く。
『なんで!?手が勝手に…!!』
ヴィランの個性か!?
見る見る自分の手で服のボタンをプチプチと外し下着が顕になった。
ヴィランは舌なめずりをし
「ふん。いい眺めだ」と言い
「次はパンツを脱いでもらおうか」
と
下着に手をかけた時だった。
?「なにしてんの?趣味悪。」