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次の日、私はこれで良いのかと思うはど、見窄らしい格好をした。薬草採りと言えば、ズボンにシャツに帽子にカゴだ。
そして、シャルルダルク様は黒のつなぎを着て、長靴を履いてやってきた。
「一体どこに行かれるのですか!?」
田植えでもしに行くのか?
私は何となく嫌な予感がした。
「いいから、付いてまいれ。」
そして、私たちを乗せた馬車はメイナス川へ着いた。
「川…でございますか…?」
「馬車の荷台を見てみよ。」
シャルルダルク様が荷台を開け、私は馬車の荷台を見る。
そこには、釣り竿があった!
「釣り竿…
釣りをするのでございますか!?」
「そうよ。
そなたはした事がなかろう?」
「無いですが…
シャルルダルク様はおありで?」
「もちろんじゃ!
俺の実力見せてくれるわ!」
そして、私も長靴を履き、何故か釣り対決が始まった。
私はアオイソメと言われるミミズのような餌を針につける。
「何じゃ、平気そうだな。」
「薬草採りで、ミミズには慣れておりますゆえ。」
「ふん。
可愛く無い奴め。」
「可愛さなど、勝負には不用です。
負けませぬぞ!」
「こっちのセリフよ!
では、魚が何匹釣れるかを競争しよう!」
そして、シャルルダルク様と私は同時に釣り竿を投げ入れた。
10分後…
「ヒットでございます!」
私はハゼを釣り上げた。
その後も…
「また、来ました!」
「おぉ、3匹目にございます!」
と、順調にハゼなどを釣っていき…
シャルルダルク様を見ると、何故かテナガエビばかりがバケツに入っていた。
結局、釣り対決は私が圧勝した。
「私の勝ち、でございますね!」
可愛く無い私は嫌味を言う。
「あぁ、俺の負けだ…」
珍しく素直に負けを認めるシャルルダルク様。
「せっかくだ。
そこのレストランでハゼやテナガエビを調理して出してもらわぬか?」
「それは良いですね!」
そんな訳で、レストランの料理人に魚とエビを渡して、調理してもらう事になった。
待ってる間。
「そう言えば、兄上の即位式の次の週に俺の誕生日パーティーがある。」
「そうなのですね。
おめでとうございまする。」
「そ、そ、それで、プレゼントだが…」
「はい、とっておきの物を選びますゆえ、期待されてください!」
私は言う。
「あほぅ。
俺が欲しいのは、金で買えぬ物だ。」
「???
と、申しますと?」
「なぜ、わからぬ!」
「はぁ!?
逆ギレでございますか!?」
「もう良いわ。
早く食べて帰ろう。」
そんな訳でハゼの天ぷらやテナガエビの唐揚げを食べたが、ケンカ状態だったので、美味しいはずの味はよく分からなかった。