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修行を始めてから3ヶ月
ついに夢莉さんの足が動きづらくなってきた。いやもう元々の半分ぐらいしか動かない。早く強くならなきゃ
「私はもう足がダメだから、この子に鍛えてもらおう」
「こんにちは!私アイラ!お姉ちゃんは?」
えっ?子供?
そこにいたのは5〜6歳の女の子だった
「…私は華澄」
(どういうことですか!?夢莉さん!)
(いや、私じゃもうダメだからさ?)
(私子供苦手なんですよ…)
「そっか!はじめまして!かすみ!」
「……うん、はじめまして」
「今日は鬼ごっこをかすみとアイラでするよ〜!」
「え〜、かのえはー?」
「私じゃなくて、今日は代わりにかすみがするの」
(いや、あのちょっと普通に鬼ごっこ始めようとしてません?)
(………)プイッ
(顔逸らして無視しないでください!)
「ねーねー、何さっきからコソコソ話してるの?早く鬼ごっこしよーよ!」
「………」
「このかすみお姉ちゃんがしてくれるそうよ〜!」
「え〜!やったぁ!じゃあかすみお姉ちゃんが鬼ね!」
「えっちょっ」
「それじゃあ行くわよー、よーいスターt」
「何勝手に始めようとしてるんですか!?」
「ねぇ、早くしようよー!」
「アイラも言ってる事だし、さっさと始めるわよ」
「分かりましたよ…鬼ごっこですか?」
「うん!はやくやろー!」
「言っとくけど、この子をあんまり舐めない方がいいわよ!よーい、スタート!」
え? はっや、目で追えない。こんな時は
『天眼』天眼は視力、動体視力、が見れて
状態異常など、相手にかかったバフやデバフも見れる優れもの
(これ、天眼を使ってやっと見れるレベルなんだ…… )
「ねえねえ、アイラが勝っちゃうよ?」
「くっ、」
(だったら羽を)
「あ、羽を使うのは禁止よ。」
(先言ってください)
「はい、時間切れ!アイラの勝ち!」
(ま、負けた………強すぎ……というか早すぎ)
「じゃあもういっかい!かすみが鬼ね!」
「分かった。」
「華澄はハンデとして魔法とか色々使っていいわよ。」
「いいんですか?」
「ええ〜!ずるい!」
「アイラは強すぎてそれぐらいしないと無理ってことよ」
(そのぐらいしないと私がもう1回ボロ負けするって遠回しに言われてる気がする)
「じゃあ行くわよ〜、よーいスタート! 」
(この前夢莉さんに習ったもの!)
「妖術 雷球!」
ビリビリと音を立てながらボールのようなものがアイラむがけて飛んで行った。
しかしアイラはものともせず避けていった
「えっ?すごーい!何それ〜?でも避けちゃうもんねー!」
(遠距離だと避けられて意味無いか)
「ちゃんと足を使うのよ」
「わかりました!」
(足、足を使う。力を入れて全力で走る!)
「うぉっ!?びっくりしたぁ!急にめっちゃ早く走るじゃん!」
「はい!時間切れ!」
「負けた……もう1回だけダメですか?」
「いいよ〜!」
「まぁアイラが言うならいいわよ」
修行を始めてから半年
夢莉さんは右腕が動かなくなってきた。足はもう動かない。いよいよ時間が無くなってきた
「うわーん!負けた!」
「やったぁ…!」
鬼ごっこにも段々と勝てるようになってきた。15回に1回ぐらいだけど
「そろそろ鬼ごっこ以外もやるべきよね」
「えっ?」
(毎日登山しながら鬼ごっこやって、さらに殴られて、妖術の練習してるんですけど)
「何やるんですか?」
「それはお楽しみよ」
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るるちゃんの〜?豆知識!
今日の豆知識は、魔法と妖術って何が違うの〜?
まず、魔法とは!簡単に言うと魔力を使った術のこと!ちょっと曖昧な認識だけどね
じゃあ妖術とは?妖術は魔力じゃなくて妖力を消費するの!それと、妖術の方がちょっとだけ威力が高いらしいよ!まぁ他にも色々違うこともあるけど、主な違いはこのぐらい! だからほぼほぼ変わらないんだけど、妖力は人数が多い人間と魔族は持ってないから妖力を持ってる人は少ないの!だから天狗がお忍びで人間の街に行く時は妖力が漏れないようにこっそーり気をつけて行くらしいよ!
今日はここまで!じゃーねー!