※第1話の [必読] を必ずお読みください
※エセ関西弁
※誤字/脱字 あり
*魔界要素は少ないです*
「ショッピくんその衣装…」
「なんかこの服着ろって、チーノに渡されました」
普段着る制服とは違い、かなりきっちりした格好。
堅苦しいスーツに、首元にはピコをイメージされたファーが巻かれており落ち着かない。
「へー、かっこいいやん」
「こんな服で接客するの嫌なんですけど」
「様になってるからええやん!」
ゾムさんに褒められて、少し仕事のやる気が上がった。
今回ゾムさんは厨房担当のようで、制服以外の服装をお目にできて大満足だ。
すると後ろからチーノがもう少しで店が開く、と声を掛けた。
「じゃあ、いってきます」
「ん、いってらー!俺は厨房で頑張るわ」
手を振って別れた後、緩んだネクタイを締めた。
できるだけ清潔感を保つように服についているであろう埃を手でパッパッと払い、店が開店する時間まで待つ。
ゾムさん大丈夫かな。
厨房担当らしいけど、怪我せぇへんとええな…。
すると開店時間に迫ってき、不安の種を抱えたまま店の接客をすることになった。
‐
数時間もの接客が終わり、疲れと眠気がドッと襲ってきた。
チーノの命令で営業スマイルを維持しないといけなかったことと、客相手だからか礼儀正しくしないといけなかったのがとても辛かった。
これはボーナス出るやろ。
こんなに苦労して働いたんやぞ。
金くらいよこせ。
小さく溜息をつきながら、ゾムさんが居るであろう厨房に向かった。
「ショッピくんお疲れ様」
「ゾムさんも厨房おつかれです」
周りに誰もいないことをいい事に、ゾムさんに抱き着く。
ゾムさんの長い尻尾が腕に巻き付き、僕から離れないようにして可愛らしい。
「疲れたやろ」
「疲れましたよー、癒してください」
「しゃあないなー」
するとゾムさんの腕の中に閉じ込められ、頭を優しく撫でられた。撫でられるだけではなく、『お疲れ様』や『えらいえらい』と優しい言葉を投げかけてくれた。
普段のゾムさんでは見れない、母性溢れる姿に動揺してしまう。
開いてはいけない扉が開く気がして、咄嗟にゾムさんの腕から離れた。
「あれ、これとちゃう?」
「いや、確かに癒してほしいとは言いましたがこれは…」
違う一面の見れたのはいいが、何故かこっちが恥ずかいことをしている気分になってきた。
「じゃあ…」
そう呟いたゾムさんは、僕の頬に軽く口付けをする。
驚きで思考が停止し、体が固まった。
僕とゾムさんは身長差があるからか、頑張って背伸びをする姿が可愛らしい。
「どう? 癒された?」
「もっかいしてください!」
「え、え?」
強引にお願いし、もう一度口付けをしてもらった。
さっきまでの疲労と眠気が吹き飛び、そのまま二人は厨房を後にした。
最後まで閲覧して頂き、誠にありがとうございます。
頼んだグッズが届いた記念に書いたもの。
魔界のアニメイ├力フェをイメージして書きました。
イラストからᶻⓜさんは厨房で料理担当、shⓟさんは接客担当かなと思い…🫣
甘々なcpを書くのは非常に楽しい。
[2025/4/8投稿]
コメント
6件
あ ま あ ま ッ ッ . . . , さ い こ ぅ ッ ッ . . . z m 彡 は 背 が ち っ ち ゃ い と 良 き ! ! ! ! ((( 身 長 差 最 高 ! ! ( (
爆死しそうですね...(尊くて)