テラーノベル
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二人は近くのコンビニへ傘を差して行き、飲み物や夜食を買って帰ってきた。
「じゅんなら絶対お菓子買いすぎるよね。」
かなめが笑う。
「分かる。」
りょうたも笑いながら答えた。
「たかとは栄養バランス考えそう。」
「かずとは新作見つけたら絶対買う。」
「こうさくは静かに選んでそう。」
「まさやは迷って全然決まらなそう。」
七人のことを話しているだけで、自然と笑顔になる。
⸻
夜ごはんを食べ終えると、ソファに並んで映画を見ることにした。
画面を見ながら笑ったり驚いたり。
途中でりょうたが飲み物をこぼしそうになって、
「危なっ!」
「ふふっ。」
かなめが慌ててティッシュを渡す。
「ありがとう。」
「今日は二回目だよ。」
「え?」
「さっきも危なかった。」
「見られてた?」
「ちゃんと。」
二人は顔を見合わせて笑った。
⸻
「お風呂湧いたけどかなめ先入る?」
りょうたがかなめに聞いた。
「あ、その事なんだけどさ、りょうたにお願いがある。」
「え、なに?」
不思議におもったりょうたは聞き返す。
「お風呂、一緒に入ろ。」
ん??一緒に?はいる??お風呂に??
……えぇぇぇぇえ!!??!!??
かなめ頭おかしいの!?
普通、裸なんてみせ……な…い……。
あ、でもそっか。
俺たち付き合ってるんだ。
じゃあ普通か。
いやでも恥ずかしいだろ!
「無理ならいいけど。」
かなめは着替えを持ち、浴室に向かう。
「あ!ちょっ、ちょっとまって!…///」
「はいる!一緒にお風呂入るから!」
かなめは驚いたようにふりかえった。
「え?」
「ェ、ァ、エットソノー…///。おふろ…いっしょに入る準備するから、…///待ってて。///」
「うん、わかった。」
まさか本当に入ってくれるとは思ってなかったかなめだったので、余計に嬉しくあった。
─────
「おまたせ…///」
着替えを持ったりょうたが話しかけてくる。
「じゃあ、はいろ」
冷静さを保ってるように見えるが、
少し気を抜くと嬉しさで倒れてしまいそうだった。
「何気にりょうたとお風呂入るの初めて?」
「確かに、サウナならあるけどね。」
「また、行きたいね。前行ったところすごい良かったし。」
サウナの話で盛り上がりながら服を脱ぎ洗濯カゴに入れる。
浴室のドアを開け、
「浴槽狭くない??」
りょうたがそういえば、という感じにでかなめに問いかける。
「全然大丈夫だよ。りょうたとなら近い方が嬉しいし。」
さらっとこんなこと言うかなめにりょうたは頭がパンクしそうだった。
────
浴槽に浸かる。
「はぁー。きもちー。」
かなめは微笑みながら言う。
「そ、そうだね。///」
なんでかなめは緊張しないんだ!?
普通恋人の裸見たらちょっとは緊張するもんだろ!
「…うふふ。」
かなめは笑う。
「え、なに。」
「いや、りょうた緊張してて可愛いなって。」
「ハッ!?はぁ〜!?それはかなめが!……」
「俺がどうしたの?」
かなめはまた、意地悪に対応する。
「う……。も、もういい!///でる!」
りょうたが立ち上がった。
「え、りょうた。ちょっと待ってよ──」
かなめはりょうたの腕を無理矢理ひっぱり、
りょうたを戻した。
するとりょうたは、かなめの股の間に座るような体勢になってしまった。
(うわぁぁぁああ!!なにこれ!?
何してくれてんのかなめぇ!!)
りょうたが分かりやすく、焦っていると、
「もう少しこのままがいい。」
そう言って、りょうたの腹に手を回し、ギュッと抱きついた。
「ちょっ、かなめ……。」
テンパるりょうただったが、かなめの温かみをいつもより感じられてちょっとだけ嬉しい、そう思っていた。
────
「寝るのどうする?」
かなめが聞く。
「あ、かなめベッド使っていいよ!俺ソファで寝るし。」
ソファを指さして言った。
「いや。一緒に寝よ」
「え、」
りょうたは焦ったように頭をかく。
「最初っからそのつもりだったでしょ笑」
「え、うん笑」
「えへへ。やっぱり、かなめばればれだよ笑」
────
電気を消すと、部屋は静かになった。
しばらくして、かなめが小さな声で言う。
「りょうた。」
「ん?」
「抱き枕にしていい?」
でたよ。素直に言い過ぎね?
まあかなめのそんなとこが好きなんだけど。
りょうたは少し間を空けて続ける。
「いいよ。」
かなめは暗闇の中で笑い、りょうたの腰に腕を回す。
「また泊まりに来ていい?」
「いつでも待ってる…///」
りょうたは照れくさそうに答える。
「明日は俺が朝ごはん作る。」
「やった。かなめのご飯美味しいから好き。」
「……でも、あんまり期待しすぎないで。」
「じゃあ少しだけ期待する。」
二人はくすっと笑い合った。
それぞれの布団で目を閉じる。
”好き”。りょうたに言われた言葉。
ご飯のことを言ってるのは知ってる。
かなめのご飯、ただそれだけで嬉しかった。
コメント
1件
うわ〜〜もう甘々ですね!「一緒に入ろ」からの流れがあまりにも自然で、でもりょうたが内心で大パニックになってるギャップがめちゃくちゃ可愛い。かなめが「もう少しこのままがいい」って抱きつくところ、一気に距離が縮まった感じがしてこっちまで温かくなりました。2人の「いつでも待ってる」のやり取り、すごく優しい空気で好きです。お風呂とお泊まり、買い物の細かいやりとりもリアルで、もうこの世界に引き込まれてます!
#原因は自分にある。
宇空#🎹,🐈⬛
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#原因は自分にある。
バディ乃杜バディ子
26,254