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「あはは、すごい動揺」

私が取り乱してるのを知ってるかのようにケラケラと笑う。その笑顔を見てさらに泣きそうになった。

「ごめんな、本当。ずっと連絡取りたかったんだ。急に音信不通になって君と一緒に話したかったけれど俺には出来なくてさ」

ふぅーとため息をついて彼は言う。


「今はだいぶこの生活にはなれた。だから今なら大丈夫だと思って連絡した。でも…」



「こわかったんだ」

その言葉を聞いてとっさに彼を見た。それでようやく今の彼の状況が分かった。手と口が震えてる。指も震えていて彼が持ってるティーカップが微かに揺れていた。平気そうな、自分は大丈夫だというような発言をしていた彼でも本当は怖かったんだと気づいた。


それもそうかって。何故今まで気づかなかったんだろう。だってその告白が怖いのは私はたくさん知っている。気づけなかった自分に呆れてしまう。

久しぶりに合うし、さらに重要な事を告白するなんて勇気が必要で、それなのに彼は私に伝えてくれた。

私はまだその勇気が出来ていないのに。



口を開く。

でも何を言ったらいいか分からない。何かを言わないといけない、言わなければならないのにその言葉は空気となって消える。

目の前の彼は体を震わせていて、自分語りをしていた。私にできる事は限られている。

鮮やかな世界と優しい音

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