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7 - 掃除屋と少女

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2024年08月11日

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「やあやあお兄さん」

「や…やめろ…!こっちに来るな…!」

「今日は星が綺麗だねぇ」

な…なんだよ…!何なんだコイツ!

足音がしない…気配も無いぞ!

「お前…一体何なんだ!」

「私?私はねぇ…」

画像 「ただの掃除屋、だよ」

「やめろ…やめろぉぉ!」

「じゃあね、お兄さん」

バンッ


「もしもしボスー?依頼完了ー」

いつも通り、普通に仕事を終える。

「お掃除お掃除ーっと」

もうこの仕事も慣れたもんだ。

「さーて、帰りますかー」

飯でも食いに行こうかなー

「ねぇ…お姉さん?かな」

不意に呼び止められる。

振り返るとそこには少女が。

「どうしたんだい?こんな夜中に」

「私も連れてって」

……これは…

「それは、私が誰だか分かっててかい?」

「当然。じゃなきゃ連れてってなんて言わない」

……………参ったな……

私みたいな子供はもういなくていいのに…

「あのねお嬢ちゃん。こんな世界に首を突っ込んじゃいけない。君には未来があるだろう?」

「私はもうここでしか生きられない。だって、そう育てられたもの」

…この子もか…

「……本当は、もっとまともに生きてほしい」

「…無理なの」

少女は俯きながら話す。

「私…何をするのにもその事しか出来なくて…日常の事でさえ…」

…かなり昔からこの業界にいるみたいだ。

「……じゃあうち来る?」

「…!お掃除?」

「…ううん」

少女は首を傾げる。

「私が、君をサポートする。だから、君は普通の子に戻りなさい。笑って、泣いて、沢山遊んで、よく眠る…そんな、当たり前の日常を送る子供に」

私がそう言うと、少女は驚いた顔をして、

「私…そんな生活していいの…?」

「もちろん」

すると少女は泣き出し、

「ありがと…」

と小さく呟いた。

「それで…君の名前は?」

「私は…リンネ」

「リンネ…いい名前だね」

私とリンネ…どんな生活になるだろうか。

そう思いながら、私はゆっくりと天を仰いだ。

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