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栞「っ~~~また負けた〜」


総悟「これで7連勝。俺の勝ちだ」


(ドヤ顔がさらにムカつく!)


総悟「そろそろ時間だ。正式な格好に着替えろ」


栞「今着てるのが正式な格好じゃないんですか?」


総悟「宴会ではそれぞれ決められた自室の名の着物を着るんだ」


栞「じゃあ私は菊ですね。それでその着物は何処に?」


総悟「こっちだ」


そう言うと総悟さんは大広間とは反対方向に歩いて行く。着いた先は大きな蔵だった。


総悟「ここが着物の保管場所だ。」


栞「厳重に保管してるんですね」


総悟「ここは屋敷の中で2番目に大きな蔵だ。1番大きい蔵には特産品や金が保管されている」


栞「でも不思議ですね。何で殿様は側室をこんなに集めてるんだろう。」


総悟「単なる義時様の趣味だ。開いたぞ」


栞「へー、趣味ねー……

趣味?!?!


総悟「義時様は大層べっぴんが好みで正妻はいない」


(つまり『コレクション集め』ってこと?!何それ気持ち悪い!)


殿の趣味を知ってしまい気分が悪くなってしまった。

前を歩いている総悟さんが停止している事にも気付かずぶつかってしまった。


栞「アテッ!何で止まってるん…です…か……」


驚愕だった。目の前には10着の着物と簪が並んでおり綺麗に保管されている。

今着ている着物にも所々金の刺繍が入ってはいるがとても比にならないぐらいの輝き。


栞「凄い……」


それぞれの特徴である花が着物の美しさを際立たせ、 それ以外は全て金で装飾されている。

もちろん簪も装飾の花以外金で出来ていた。


栞「あの、総悟さんこれを今から着るんですか…」


総悟「あぁ。俺も初めて見た時はこの輝きに目が眩みそうだった」


(こんなに金を使っているんだ。 相当な金額の筈。 着るのが怖いくらいだ。)



栞「これ凄く重いんですけど」


総悟「我慢しろ」


歩く度に着物の重さが身体にくる。自室までの道のりが遠く感じた。

自室に着き一息ついた。


総悟「大丈夫か?」


栞「ハー、、ハー、大丈夫、です」


総悟「髪と化粧は髪結屋がやってくれる。あとは頼む」


髪結屋「はい////喜んで!////」


(女ならず男までも惚れるほどの魅力が?!)


それから髪結屋に髪と化粧をして貰い、大広間に移動した。


総悟「お前って化粧したら化けるんだな」


栞「そうみたいです。でも友達にして貰った化粧の方が何十倍も凄かったですよ。まるで自分じゃないみたいでした。」


総悟「すげーんだな。その友達」


栞「はい。だから早くここから出たいんです。私を待ってるから」


総悟「お前をここから出す権利は、俺には無い」


栞「そんなことぐらい分かってますよ……」


大広間に着くと既に数人の側室が座っていた。

帰蝶さんがまだ来ていない事に気づき、また何か言われるのではないかとビクビクしながら席に座った。

しかし、以前と比べて皆静かだった。


(あれ?今日は何も言われない。何でだろう)


そんな事を考えながら待っていると帰蝶さんが入ってきた。


栞「今日は皆さん静かですね」


帰蝶「今朝叱ったのでそれが効いてるのかもしれませんね」


帰蝶さんには頭が上がらないと改めて感じた。



殿「それでは皆の衆、今宵の宴会を存分に楽しめ!!」


そう言うと殿様は盃を1杯飲み干した。

大広間には旗本や側室の護衛達もいる為とても賑やかだ。

私も運ばれてきたご馳走を手に取ろうとした瞬間手首を掴まれた。


咲「ちょっと何してるのよこのバカ!アンタは酒次いで来なさいよ!」


栞「えぇ〜食べたかったなぁ」


咲「口答えは無用。さっさと行きな!!」


栞「………はい」

タイムスリップした先は江戸時代でした!!

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