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にんぎょう2

3 - 翔太のいない日常

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2025年07月10日

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グループは、翔太の突然の失踪に大騒ぎだった。


会社も巻き込んで、捜索が秘密裏に行われたが、翔太はどこにも見つからなかった。

俺だけに聞こえる、人形の声が、錯覚であればいいのにと願いながら、翔太が見つかることを俺は心から祈ったが、その祈りはとうとう届かなかった。人形館に行った直後、現実の翔太はその消息を一切絶っていた。


🩷「どこ行っちまったんだろ」


佐久間が呟く。


💛「あいつだって子供じゃない。何か事情があるんだろう」

❤️「そうだよ」

🧡「言いたないけど、何か事故とか、事件とか…」

🖤「康二」


不安なのはみんな同じだ。

めめの諌めるような口調に、康二は口を噤んだ。

みんな、俺のことを気遣ってる。それが痛いほどわかって、苦しかった。

一番年若なラウールが俺に明るく話しかけて来る。


🤍「阿部ちゃん、心配ないよ。何かきっと理由があるんだよ」

💚「大丈夫だよ、ラウール。ありがとう」

💜「俺も休みは、一緒に心当たり探すからさ」

💚「ありがとう」


ロッカーには、『翔太』が待っている。

暗くて狭くてイヤじゃないといいな、と思う。8人のまま、ダンスの練習が始まった。


翔太のための、俺たちの新曲。


翔太が歌うことも、踊ることも一番楽しみにしていた曲。

それを代わりのダンサーに入ってもらって踊る。

一通り何度か踊った後で、フォーメーションを変えて、主役不在のバージョンを練習した。

その回数が、本来の形よりも多いことに気づいて、俺は少し傷ついた。


仕方ない。

これも、現実なんだ。


誰も何も言わず、何となく盛り上がらないまま、練習は終了した。

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