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꒰ঌ天猫໒꒱
32
ruruha
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117
#短編
QuartoMew
193
「世界の果てで」
玲香
「遠い遠い、遥か彼方の物語。コレは、世界が始まりを告げる前の話なのかもしれない。」
時は、流れ、
ここは、現代の島国。まるで、孤立した島国であったが、その民、心優しい者なり。
世界は、今尚も平和を宿していた。
ココに、
世界の闇の魔女が住むと言う。闇の魔女と言うのも、
世界には、魔法を使える者は、もはや、
夢の中での話。
闇な理由は、
その魔女は、人を連れ去ると言う。
その魔女は、
生け捕りにした若い青年を分解しては、食べてしまうという。
その噂は、真相は、
誰にも分からない。
ただ、
闇夜に現れる魔女を人は、
「ムー」
と、呼んだ。
由来は、夜は、月の時間。
単なるムーンからきていた。
ただ、ムーの話をしたら、
どんな威勢の良い若者も子ども達も夜道を歩こうなどと、想う者など、これっぽっちもいないという。
闇の魔女は、それをよく思って居ないのか、今度は、歳を問わず、女を残酷な死を与えてバラバラにしてしまう。
流石に、
島国の長が動いた。
魔女狩り戦争だ!
そう、
コレは、
隠された秘密の殺人鬼が騒ぎ出した魔女狩りという名の女狩りであった。
狙われるのは、若い女性だった。
事ある毎に、
「コイツは、怪しい。見た目があまりに、美しい!魔女が化けてるんだ!」
「闇の魔女め!何人殺した!答えろ!」
決まって、女達は、
「わたしは、魔女では、ありません。その証拠に、今、貴方をお狩りにならない。魔女ならば、逃げる事も出来ましょう。お願いです。わたしを殺さないでください。まだ、未練がありますの。」
その、
「未練」
という言葉が、怪しいと、ホントの大量殺人鬼は、言いました。
大量殺人鬼は、鬼では無く、一人の心優しい島国で育った優しい心を持つ青年でした。
青年は、育つ毎に、自分の殺害本能へ美学を感じ、最初に殺害したのが、同じ年頃の若い青年だっただけなのでした。
年寄り達は、田舎者でしたから、殺人だと思わず、魔女だと想い闇の魔女を信じておりました。殺人鬼は、それを失笑し、ならば、女性を民に殺させたら、自分は、まともになれるのでは?と、考える様になりました。
それから、数年後、
殺人鬼は、大学へと行き、
より大きい犯罪をする為、都会へ行きました。
その頃には、
可哀想に、女性は、彼の都市では、子一人残らず、残酷な最期を迎えて居ました。
その村では、今も、生贄の儀がなされ、静かな狂気に満ちて居るのでした。
その村は、死者の都市として、国のブラック都市として、マークされ、コレは、殺人鬼も予期してなく、大学に行けない、宿も取れない、衣食住が約束されない。そう、想い村へと帰りました。この仕打ちに、彼に期待した老人達は、戦いだと言い、武器を仕入れ、国に立ち向かい出しコレは、後の、死神戦争と、名付けられました。
死神戦争は、
多くの犠牲者を出しました。
嫌味な事に、戦いがデカいと知るや否や、殺人鬼の彼は、船で島国を出てしまうのでした。
後で、知った話、
彼は、殺人鬼でも死神戦争も、闇の魔女も無かったと、後日、記憶を失っていた彼に、告げたのは、彼を生死の淵から救った医師でした。
彼は、それでも、自分の行いを償いたいと泣き、それを聴いた彼の家族も泣いてしまいました。
ただ、医師の中には、闇の心がありました。
医師は、女性でした。
その医師こそ、ホントの闇の魔女でした。
闇の魔女と言っても、人を食ったり、殺したりは、しません。
闇の魔女は、災いを防ぐ魔女で、光の魔女は、人に希望という悪夢を見せる悪い魔女でした。
その光の魔女が、彼の祖母でした。
その祖母は、彼に幼い時から暗示をかけ、記憶を操作し、気に入らない女や青年達を殺させようとしました。
神は、光の魔女の恐怖を闇の魔女に相談し、勇者召喚をしました。
それが、光の魔女が記憶をねじ曲げてまで、孫にした、この優しい青年でした。
彼には、暗示が効かない筈でした。ただ、異世界からの魂故に、光の魔女という単語を美化し、自分の祖母を名乗る女が、悪魔の様な残酷な魔女と知りません。
闇の魔女は、頭を悩ませました。何故なら、彼の中では、光という単語すら美化され、そこに、影の出来る事を知りません。
闇は、慣れてしまえば、過ごしやすいものです。
唯一の救いは、彼は、夜を好みました。
黒い身なりを好みました。
闇の魔女である医師を好みました。
何より、異世界では、闇の魔法も希少価値だとかで、欲しいとの事でした。
でも、彼には、とてつもない野望がありました。
魔族の全滅。
魔物の支配化。
絶対的地位と、発言力。
それは、闇の魔女こそ持つ者。
彼は、彼女を好みつつも闇の魔女への憎しみは、消える事は、ありませんでした。
ある夜、
彼は、病室から抜け出し、闇の魔女へイタズラをしに行きました。
そこには、光の魔女である祖母が居ました。
話してる内容は、彼の事。
彼の記憶を操作し、殺人を犯させようとしているのを止めるのは、辞めろと、祖母は、声をすぼめドスの効いた声で言いました。彼は、祖母が闇の魔女なのでは?と思い決死の覚悟で、祖母である筈の光の魔女へ肩に手を当てました。
思えば、祖母は、昔からよくしてくれていた。
ただ、唯一の約束は、祖母に、触れてはならない。
その約束を破る羽目になったが、仕方ない。他に彼には、止める術がなかった。
光の魔女は、苦しみ、泡となり、光の粒子で消えてしまいました。
彼は、その事をずっと、覚えていました。
光は、闇より悪い者なのだと。
「第一話、世界の果てで」
世界の果てでは、色んな物語が流行って居た。どんな国でも、面白い話は、大好物と見える。
彼は、作品を書く事を楽しみに、毎日過ごして居ました。
そんな彼は、とある悩みがありました。
恋愛小説の書けない作家。
青春を体現出来ない作家。
流行りに乗れない作家。
いろんな感想がある中、一番の問題点は、
恋愛小説、
その大きな壁だった。
彼にだって、選べば女は、名乗りをあげるだけのスペックがあった。
ただ、
興味が無いのだ。
何故、
人は、
自立しないのだろうか?
一人で生きられないのか?
恋愛とは?
彼の悩みは、
恋を知らない事でした。
コレは、
「世界の果てで、恋愛小説に挑む、漢の物語。」
「学び舎の妖艶な君へ、未来から贈るメッセージ。」
「みらキミ。」
オレの名は、和平有利。
オレは、今困って居た。最新ゲームの発売日、寝坊して買いそびれ、ノコノコ家に帰って来た時、それは、家の前に転がっていた。
何コレ?死体?じゃないよね?
現状を説明すると、それは、もう真ん前、俺の家の真ん前でお腹を抱えた女の子が倒れて居た。下から出血。可哀想に、やられたんだ…。どうすれば?
とりあえず、彼女居ないオレは、そのやられた後だと、思われる少女に話しかけた。
「つらいかもしれない。でも、悪い事の後には、良いことあるよ!ほら、血大変だから、家で流すと良いよ!なんならズボンなら貸すよ?」
彼女は、ムッとした顔で、
「…月経ですが?」
と、言いながら、不機嫌に好意は受け取ると言い家に上がる彼女を見て、止めてしまったのが、運の尽き。
「月経って…何?」
近所の老若男女問わず子供も笑い者にした。
彼女は、赤くなりながらも、
「女の子の日だよ!バカ!」
と、教えてくれた。
ちなみに、聴き方の悪かっただけで、月経くらいは知って居た。単に、月経だと、他人の家の前で倒れるものなのかな?と、後々聴いたが、
「白々しい…だから、童貞なのよ?女の子の肌も見たことないんでしょ?可哀想…。」
と、案外、元気そうで良かった。そう言うと、電話がなった。
彼女の指のリングフォンが鳴ったのだ。彼女は、慣れた手つきで話しだした。
「リングフォン」
それは、指輪型のスマート電話であり、通話は、勿論のこと調べものも出来るもので、映像や音声は、脳内で流れ話すものなのだが、慣れてないのか、彼女は、口をパクパクさせていた。
その様子が、池のコイのようで、ドコか、大衆的でドコか高嶺の魚の様に口をぱくつかせる彼女を内心、
「人魚姫」
と、レッテルを付けるだけには、彼の中で彼女の存在は、しっかり根付きだして居た。
このまま返すのは、寂しい。
でも、彼女にだって、家族や友達が居る。
そもそも偶々、家の前に倒れていただけなのだ。
彼女は、お礼をしたいと、言って来た。
面倒だと思いつつ、断る方が面倒なのだと、気づき彼女の誘いに乗った。
そして、その人こそが、初めての相手となったが、後に彼女は、ストーカーだという、彼女のストーカーらしき人がつきまとい迷惑した事もあった。彼女との日々は、とても不思議で、彼女を思う時、メッセージが来たり、偶々、彼女が通り過ぎたり、偶然がお互いを引き離していった。なのに、ある日、彼女は、この世から旅立ったとメッセージが来た。だが、おかしい。彼女は、和平有利の学校に現れ、ましてや通って居た。
彼は、未来からのメッセージだと聴いた。初めは、疑った。ただ、当時の彼女には、手や首に強い縛る跡があった。彼女は、ストーカーに捕まったのだった。未来で彼女は、ストーカーに殺されると、彼女は、助けを求め家の周りをうろついて居たと、そう聴いた。そう、コレが彼女が教えた大人のウソのつき方だった。結婚詐欺ならぬ、恋人詐欺だと、後々、思い知る。
彼女は、鼻から和平有利に、関心などなかったのだ。彼女の狙いは、有利の隣の席の島国大地という、学年一の秀才で顔よし性格よし、ノリよし、スポーツも出来て男女から信頼も厚かった。島国大地は、基本何でも出来た。家柄の事は、シークレットと言って言わなかったが、金持ちなのは、確かだった。鼻につかない出来た奴だと、思って居た。
ある日、島国大地のスマホに、彼女の縛られた姿の待ち受けを見てしまった。
そう和平有利は、眼は、良かった。屋上から下の庭に居る彼女、神原聖女、通称「ピュアさん」と今時スマホを持つ島国大地の二人が見えた。彼女は、大地を好んで居る。大地は、彼女を脅して居る。別に、どちらにせよ、人の恋にどうこう言える義理はなかった。でも、未来からのメッセージ的には、彼女は、助けを求めて家の前に倒れて居た。確かに、いくらなんでも真夏の地面に倒れるなんて、どのくらいそのままでいたのか、わからない。ただ、このままでは、胸くそ悪かった。
イヤなものを見た。
そう、イヤなものを見ただけ。
それだけだった。
彼女が屋上のオレへ助けの声をリングフォンで言わなければ、この恋は、始まりはしなかった。
和平有利は、身体が丈夫な事を良い事に四階建ての学び舎から飛び降りた。島国大地にぶつかり、そのまま死んでしまった。そして、その時バランスを崩したオレ有利も死んでしまった。最後に見たのは、光の魔女の祖母だった。和平有利は、闇の魔女によって異世界へとやって来た。剣も魔法も無いとこは、元の国と同じ、違いがあるとすれば、発展が遅いとこだろう。そこは、お決まりだった。勇者だとされた、和平有利は、光の魔女のピュアさんが、オレに色んな話を聞かせた。それは、戦いの話が多くて、オレが男の子だからなんだと思って居た。
その物語は、ピュアさんこと、光の魔女がして来た事なのだと、知ったのだ。勇者特権で魔女の心を読めたのだ。光の魔女に、怖いものはなかった。
自身を狙う勇者に、自身の過去の話を聞かせて居た。まるで、ホントの祖母と孫の様に…。
光の魔女は、泡となる時、泣いて居た。
最後に、彼女は、
「ありがとう。」
そう言って消えて行った。
時は、屋上に戻る。全て、記憶が流れて来て、光の魔女のピュアさんは、救われたがって居ると知った。
だから、違う方法を練った。
彼は、初めて青年を殺した。
そして、身元がバレない為に、何度も色んな若い青年を殺し、闇の魔女が来るぞ!と、言って来た。その闇の魔女は、ホントのピュアさんだった。
彼は、殺人に快楽を覚えるタイプだった。
剣も魔法もない。
だから、持てるだけの知性と快楽で殺害を可能にしたのだ。
そして、死神戦争から逃げ、今もドコかで殺人をしているのだと、子どもに言って来た。
何故なら、ココは、殺し屋を育てる学び舎。ココでは、生徒同士の殺害も認められていた。ハニートラップを仕掛けたり、トラップを仕掛けたり、戦略戦争な学び舎だった。
何故、国は、こんな施設を許したのか?それは、時空が曲がり、異世界と過去の武将が現代に来て、殺しの仕方を教えてくれて居たからだ。はっきり言って、豆腐だが、過去なら分かり合えたかも知れない。歴史を知ってる我々のが、逆に脅威なのかもしれなかった。ただ、異世界人は、迷惑だった。だから、今後、異世界人が来た時の為に、殺し屋の学び舎が出来たのだった。
彼は、つくづく想う。
恋愛とは、難しい。
書けば書くだけ、無駄な羅列になる。伏線が伏線を呼び新たな謎が生まれた。
光の魔女の神原聖女ことピュアさん島国大地、和平有利。
書いてて虚しい。彼は、静かにペンを置いた。
何故、彼は、恋愛小説を書けないか知って居たが、語るべきでもない。見れば分かるのだ。
彼の部屋には、かつての恋人の生首がショーケースに飾られてるのだから。
コメント
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わあ、玲香さん…すごく重層的なお話ですね。第1話から情報量が多くて、一度読んだだけでは掴みきれない奥行きを感じました。特に、和平有利が恋愛小説を書けない理由が最後の生首のショーケースで明かされる瞬間、ぞっとすると同時に、ここに至るまでの彼の歪んだ正義や記憶操作の伏線が一気に回収される感じがして、鳥肌が立ちました。光の魔女と闇の魔女の立場が逆転している設定も、読者に「本当の悪とは何か」を考えさせられます。続きがすごく気になります…!