テラーノベル
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🍍「お、今日も一年回収か」
昼休み、俺が教室に戻るなり、机に足をかけていた男がそう言った。
なつ。
髪を無造作にかき上げた
🍍「今日も迷子拾ってきたんだろ」
🍵「拾ってない。保護」
🍍「いや、同じだろ」
なつは笑う。
🍍「すちさあ、完全に世話焼き彼氏ポジじゃん」
🍵「まだ彼氏じゃないし」
🍍「“まだ”?」
🍵「うるさぁぁぁい」
なつはまた笑う。
そのとき、教室のドアががらっと開いた。
📢「なつ」
落ち着いた声。
振り向いた瞬間、教室の空気が一段階ざわついた。
高身長、整った顔、涼しげな目元。
バスケ部のエース、三年の――いるま。
さっきまで足組んでたなつが、一瞬で姿勢を正す。
🍍「……なんだよ」
📢「昼、ちゃんと食べたか?」
🍍「は? 子ども扱いすんな」
📢「してない。心配してるだけ」
いるまは自然な動きで、なつの机に弁当を置いた。
📢「これ、好きなやつ多め」
🍍「……別に頼んでねえし」
そう言いながら、なつはちゃんと開ける。
そして小声で。
🍍「……ありがと」
俺は見た。
耳、真っ赤。
いるまは柔らかく笑う。
📢「どういたしまして」
……甘い。
空気が甘い。糖度高すぎる。
俺は机に突っ伏した。
🍵「ここ教室だよぉ?」
📢「関係ない」
いるまは平然。
なつは俺を真っ赤になったまま見る
🍍「うるさい‥。こっち見んな//」
🍵「見せつけてきてるのはそっちでしょ‥」
放課後。
俺はいつも通り一年フロアへ。
教室の中で、こさめとみことを発見。
今日は椅子に座って地図を広げている。
🍵「作戦会議?」
🦈「うん……」
こさめが真剣な顔で言う。
🦈「最短ルート研究」
🍵「目的が低すぎる」
なつといるまがバスケットボールを持ちながら来た。
🍍「お前ら何してんだ」
なつが少し呆れた顔で言う。
🍵「この二人の迷子対策」
いるまが少し笑った。
📢「一年?」
🦈「はい」
こさめはぺこっと頭を下げる。
🦈「こさめです!」
📢「元気だな」
なつはじっとこさめを見る。
🍍「……お前が例の迷子か」
🦈「例の!?」
🍍「すちが毎日探してるやつ」
🦈「毎日!?」
こさめが俺を見る。
🦈「すちくん、こさめたちを探してたの……?」
🍵「…別に。ついで」
🍍「ついでで一年フロア三周?」
なっちゃん暴露しないで。
こさめの顔がじわっと赤くなる。
🦈「……へへ」
照れ、て、照れてる、かわいい。
📢「すちも大変だな」
なつはボールを抱えたまま言う。
🍍「でもまあ、こいつ世話焼きだからな」
📢「なつもな」
いるまが自然に言う。
📢「部活で後輩のフォーム直してたろ」
🍍「……うるせえ」
いるまがなつの頭を軽く撫でる。
なつ、即フリーズ。
🍍「外でやめろ!」
📢「なんで」
🍍「恥ずい!」
さっきまで怖そうだったなつが、完全に年下みたいになっている。
こさめが小声で俺に言う。
🦈「なつ先輩、かわいい……」
🍵「本人に言ったら駄目だよ〜」
みことが微笑む。
👑「甘えられる相手がいるのって、いいね」
その言葉に、なつは一瞬だけ視線を逸らした。
🍍「……別に、甘えてねえし」
いるまが静かに言う。
📢「甘えてるよ」
🍍「いるま!」
📢「俺は嬉しいけど」
直球。
なつ、耳どころか首まで赤い。
🍍「……帰るぞ」
📢「うん」
いるまは自然に、なつの手首を軽く引く。
なつは文句を言いながらも、ぴったり隣を歩く。
その背中は、なんだか少しだけ安心しているみたいだった。
🦈「いいなあ……」
こさめがぽつり。
👑「なにが?」
🦈「甘々」
🍵「そこかぁ」
みことが笑う。
そして、こさめが俺を見て笑う。
🦈「すちくん、明日も迎えに来てね?」
🍵「前提やめて‥?本当に覚えて、帰り道ぐらいは」
でもきっと、行く。
こさめちゃんたちが道を覚えてもきっと、
ほうぇほうぇほうぇ
期末の3日前〜やばぁい〜ww
毎日とーこーしてる場合ではないけど現実逃避💕
コメント
1件
初コメ失礼します面白かったです!!続き楽しみにしています!!!