テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
昼休み。
俺はいつものように一年フロアへ向かっていた。
🍍「完全に日課じゃん」
隣を歩くなつが呆れる。
🍵「‥うるさい」
🍍「今日、生徒会の巡回あるらしいぞ」
🍵「へえ〜」
そのとき。
廊下の奥がざわっとした。
静かに、でも確実に空気が整う感じ。
現れたのは、背筋の伸びた男子生徒。
落ち着いた目元、無駄のない動き。
この高校の生徒会長――LAN。
その少し後ろに、いるまがいる。
🍍「なんでいるまもいるんだよ」
📢「呼ばれた」
いるまは肩をすくめる。
📢「LANが書類運び手伝ったら昼奢るって」
🍵「現金だなぁ‥」
LANは小さくため息をつきながらも、どこか楽しそうだった。
🌸「いるまが一番扱いやすい」
📢「褒めてないよな」
そんな会話をしているところに――
🦈「すちくん!」
元気な声。
こさめがこっちへ走ってくる。
そして。
案の定。
段差につまずく。
🦈「うわっ」
俺は反射的に腕を掴んだ。
ぐいっと引き寄せる形になる。
……近い。
こさめの顔が、数十センチ。
🦈「……あ」
🍵「も〜‥前見なって言ったよね、?」
🦈「すちくんがいたから……」
言い訳が甘い。
そのまま数秒、距離が近いまま固まる。
なつが後ろで吹き出す。
🍍「近っキスすんのか」
🍵「実況しないで」
こさめは真っ赤になって、でも俺の制服の袖をちょっとだけ掴んだまま。
離れない。
その様子を、少し離れたところで見ていた人物がいる。
みこと。
そして――LAN。
LANは静かに言った。
🌸「元気な後輩だね」
その声に、みことが振り向く。
目が合う。
一瞬。
本当に一瞬だけ。
世界の音が遠くなるみたいな感覚。
(……きれい)
みことは無意識に思った。
整った横顔。
穏やかなのに、芯が通っている雰囲気。
🌸「君、一年?」
LANが視線を向ける。
👑「……は、はい」
みことは言葉に詰まる。
🌸「そう。‥名前は?」
👑「みこと、です」
🌸「そう。困ったことがあったら生徒会室へ」
軽く微笑む。
それだけ。
それだけなのに。
心臓が、やけにうるさい。
(なんだろう、これ)
こさめが横からひょこっと顔を出す。
🦈「あれ、みこちゃん、顔赤いよ?」
👑「赤くないよ」
🦈「赤い」
👑「気のせい」
LANはそのやり取りを見て、少しだけ笑った。
🌸「仲がいいね」
🦈「はい。迷子仲間です」
🌸「迷子?」
LANが首を傾げる。
いるまが横からぼそっと言う。
📢「この一年、方向感覚終わってる」
🦈「聞こえてます!」
こさめ抗議。
なつがにやにやする。
🍍「すちが保護者やってる」
🍵「違う」
そのあと、生徒会の話になり、廊下は少しだけ人だかりになった。
人が増える。
押される。
こさめがよろける。
俺は自然に肩を抱き寄せた。
🍵「危ないよ、気を付けてね」
🦈「う、うん」
小さく返事。
俺の制服の裾を、ぎゅっと掴む。
……かわいすぎるでしょ。
なつが小声で言う。
🍍「完全に彼氏」
🍵「‥黙ってて」
でも否定しきれない自分がいる。
こさめは俺を見上げる。
🦈「すちくん」
🍵「なに」
🦈「なんか、近いね」
🍵「人多いからかなぁ」
🦈「そっちじゃなくて」
🦈「こさめね、すちくんの隣、落ち着く」
……反則。
🍵「それは‥ありがと、?」
平静を装うのに必死だ。
一方。
みことは少し離れた場所で、LANの後ろ姿を目で追っていた。
いるまと何か話しながら歩く姿。
落ち着いていて、余裕があって。
(ああ、だめだ)
なんか、気になる。
LANがふと振り返る。
目が合う。
にこ、と軽く微笑む。
心臓が跳ねる。
👑「……やばい」
小さく呟く。
なつが横から聞く。
🍍「何が」
👑「いえ、なにも‥」
なつはLANを見て、それからみことをみた
🍍「‥ふ〜ん」
夕方。
LANは生徒会へ戻り、
なつは部活へ。
残ったのは、俺とこさめとみこと。
🦈「今日は迷わなかった」
こさめが誇らしげに言う。
🍵「俺がいるからね〜」
🦈「えへへ」
その笑顔が、少しだけ前より近い。
おまけ
一年の教室にて、昼休み
👑「ここを曲がったら家庭科室‥」
🦈「違う違う、こっちね」
そういいながら二人が見ているのは校内マップ
👑「…も〜わからへんっ!」
🦈「え〜」
👑「‥こさめちゃん案外覚えとるよな‥」
👑「もうすっち〜いなくても帰れるんちゃうん、?」
🦈「ん〜‥無理かなぁ」
🦈「すちくんがいるから、こさめ、迷子になってるんだから」
👑「?」
🦈「みこちゃんには早かったでちゅか〜?」
👑「こさめちゃん?」
最近、呪術廻戦を見てる
そして私は呪術廻戦を言おうとすると確実に噛むことがわかった
【雑談完】
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!