【 1話 】
※またまた4ネター!!!!!!いぇい!!
※ノアちゃん号泣の嵐!
潔くんかなぴぃい!
クソ短い!………の三本立てです^^
リビングのダイニングテーブルに、一枚の手紙がポツン…と、質素に置かれていた。
封筒を綺麗に開けると、”ノアへ”…なんて、綺麗な字で書かれている。
ノアは顔をしかめる。それと同時に、どうして……と悲しみの声を漏らした。
ペラ、と綺麗に畳まれている紙を開く。
最後の文には、涙の雫の痕が、綺麗に残っていた。
______ノアへ。
あなたは、憧れの人だった。
小さい頃からずっとテレビで見ていて、あなたみたいな世界一のサッカー選手になりたいと、夢を見ていた。ずっと、ずっと。
全国大会に後一歩だったのに、負けてしまったとき…あなたみたいな格好いい人には、なれないと本気で思っていた。
青い監獄に来てからは、どんどん自分のエゴが育っていって…いつしか、あなたを超えたい!世界一になりたい!と思うようになった。
あなたに初めて会った時、胸が踊ったんだ。自分が、あなたを超える存在になれると思って。
青い監獄のプロジェクトが終了してからも、あなたは俺のそばに居てくれた。そばで笑って”世一”と呼んでくれた。そんなあなたが、昔から大好きでした。愛してました。
……だからこそ、俺は消えます。あなたの舞台上から、存在まで綺麗に。
きっと俺という存在は、あなたの人生まで穢してしまう。もうそんなの、嫌なんです。
舞台上からは消えるけど、あなたの記憶の中には潔世一、という男がいたということを覚えててほしい。記憶の中では、永遠にあなたと笑ってるはずだから。
…わがままですか?わがままでも、最後のわがままなんだから許してほしいな。…なんて。
最後に。
…Ich liebe dich jetzt und für immer !!
「なんで…なんで………」
翻訳機を使い、日本語を全て読んだ。
最後のドイツ語は、書き慣れてないのか文字が汚い。
でも、それでも。嬉しかったし悲しかった。
「最後に爆弾を落として逝くだなんて……ほんとに、世一は……ッ」
ドイツ語で書かれた文章を、人差し指でなぞる。
ポタッ、ポタッ…いつも無表情の彼の瞳から、無数の涙の雫が頬を伝った。
必死に拭って拭って……それでも、涙は止まってくれなかった。
「……俺も、俺も……
Ich liebe dich jetzt und für immer」
呟くように言った。
彼一人だけの静かなリビング。それなのに、なんだか”ありがとう”と、感謝の言葉が聞こえた。
Ich liebe dich jetzt und für immer .
ドイツ語で “ 今までも、これからも愛してる “
……という意味です。
コメント
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天才だ!!!!