ーー始めにーー
もう少し短くする予定だったのですが、思ったより長くなってしまいました。暇な時に読んでください!1万字あります、すみません!
大丈夫な方のみどうぞ↓↓
いつからだったか。自分でも気付かぬ間に彼女の胸を追ってしまうようになったのは。あのポヨンとしていて丸っこい柔らかな感触。己の手のひらに収まりきらないほど大きく、揉めば形を自由自在に変える胸。初めて触れた時は衝撃を受けたのを覚えている。実物がないのにあの感触を思い出してもみもみと空気を掴む。 女の体に興味がないと思っていた。それは今でも変わりない。が、彼女の体となると話は変わってくる。幼い頃は胸の膨らみもなく膨らむ予兆すらなかった。14までは。中学のまだ幼さが残る体つきから一気に大人の女性へと変化した体に最初こそ意識していなかったものの、自身の体つきを理解していない彼女は妙に距離が近かったり、服越しでもその柔らかさがわかるほどそれを押し付けてきたりと誘っていると捉えられてもおかしくない仕草や行動を繰り返していた。 しかしそれを無自覚に無意識にしていたのだから俺のことを天然ドジっ子だとからかう彼女も大概だと思う。
成人男性の“男性”の部分を刺激してくる彼女の体をなんとかやり過ごし、卒業したのを機に告白しオーケーを貰った。この時自身の表情はぴくりとも動かなかったが内心は舞い上がっていたしガッツポーズで泣いて喜んだ。
まあそこから何回も肌を重ね愛を育くんだわけなのだが。最近、彼女の胸を凝視して気付いたことがある。
初めてセックスした時より、胸が大きくなっている気がする。
好きな人に揉まれたり、マッサージをしたら胸が大きくなると聞いたことがある。たしかに俺はセックスの時はいつも胸を揉むし触るし、暇があれば揉むし触る。こんなに触っていたら大きくもなるか、と納得する。元より大きかった胸をさらに育てたのは自分なのだと思うと少しにやけてしまう。胸を触るのも好きだが、何よりあの桃色に煌めく突起をぴんっと弾いた時に彼女から漏れる吐息は己の“アレ”を大きく硬くさせる能力がある。
おっと、思い出したら少し大きくなってしまったようだ。今日の仕事はここまでにしようとノートパソコンを閉じる。彼女は部屋にいるかなと階段を上り自室へと向かった。
「しのぶ?いるか?」
「あっ、ま、待って…!」
カーテンを締め切って薄暗い部屋の中にしのぶがいた。パジャマがはだけており背中が見えてしまっていた。扉には背を向けており何をしているかは分からないが暗い部屋でカーテンの隙間からこぼれた陽の光がしのぶの赤らめた顔を照らしている。その様子にズクンッと背筋から腰にかけてゾクゾクとした痺れが走る。今すぐにでも抱きたい衝動に駆られるも理性で抑え込める。
「んもぉ、待ってって言ったのに…」
恥ずかしそうにブラを手で抑え胸が見えてしまわぬようにしている。
「……どうしたんだ?」
ルパ〇ダイブで飛び込みたいのを凪で沈め、どういう状況かを確認する。ホックが取れているのでブラを付ける途中なのは理解した。
「じ、実はですね…」
自分から目を逸らし顔を背けてしまうしのぶ。彼女にしては珍しく口すぼみながらかろうじて聞こえる程度の声量で告げてくる。
「むねが、大きくなってしまって…ブラが付けれなくて…」
よく見ると彼女の周りにはいくつもの下着が転がっていた。きっと全て入らなかったものだろう。
開きっぱなしだったドアを閉じ、彼女に近づく。ビクリと肩を揺らしこちらを不安げに見上げてくる彼女の視線に加虐心を煽られる。
「……そうか、買わないといけないな」
無理に豊満な胸を小さくなったブラで収めようとする手を止めさせ、ゆっくりと彼女を押し倒した。
まだ日が高く、カーテンを締め切っていても部屋は少し明るい。手で胸を隠しながらしのぶは怪訝そうな顔をこちらに向ける。
「あ、あの…?」
「?どうした?」
「どうして押し倒すんですか?」
「……勃ったから」
「勃っ…!?」
それ以上は喋らすまいと口を塞ぐ。胸を隠す手を退けさせようとするも抵抗され中々外してくれない。ならばと彼女の履いていたショートパンツを勢いよく下ろす。それに驚いた彼女が慌てて引き上げようとショートパンツを掴んだ。その隙を見逃さず彼女の両手首を片手で抑え込む。
してやったとばかりほくそ笑むと、眉を吊り上げ怒りの表情を浮かべる。しかし頬を紅潮させ水膜の張った瞳で睨まれても恐怖どころか逆に興奮が勝ってしまうのを彼女は理解していないようだ。
「……んっ…」
胸に負けず劣らずの柔らかな唇を堪能しながら片方の手で彼女の脇から横乳を通り脇腹を撫でる。くすぐったさからか、身をよじりぴくっと体を跳ねさせる。恥ずかしいことをもう何度もしているのに未だに恥ずかしがる彼女が可愛すぎてたまらない。
一度唇を離すと半開きになった彼女の口がはくはくと酸素を求めるように動く。抵抗する力が弱くなり大人しくなった彼女の胸元にキスマークを残していく。
昨夜にも付けた痕がまだ色濃く映えている。
「ぎ、義勇さん…、下着、買いに…」
谷間をべろりで舐める。彼女の言葉を聞こえなかった振りをして愛撫を続行させた。
彼女の手首を拘束している手とは反対のほうで左胸へ腕を伸ばす。下からすくい上げるように持ち上げ、柔らかな感触を楽しむ。滑らかな肌触りでずっと触っていたいような感覚。胸元から鎖骨へと唇を移動し、ちゅぅと吸い付く。ぴくっと身体が跳ね自分から逃れようと身動ぎをしている。
すりすりさわさわ。手のひら全体で包み込む。頭上からは吐息が聞こえる。
「あぅ…っ」
すこしぷくりと主張した桃色の突起を指の腹で撫でるよう刺激する。息を飲む音が聞こえ小さな喘ぎを上げる。それに気を良くし、頂をピンッとかるく弾く。胸が大きいと感度が悪くなると聞いたことがあるが全くそんなことはなく彼女は敏感のままであった。まあ巨乳であれ貧乳であれ彼女の胸であればなんでも好きなのだが。
首筋から唇を離し、一度彼女の顔を覗き見る。
「は…っ、ん…義勇さん…」
快楽を逃がすように眉間に皺を寄せ目を固く瞑っている。ぷるっとしている美味しそうな唇からは甘い吐息がこぼれていた。
「しのぶ」
名前を呼ぶとすみれ色の瞳がゆっくりと開かれる。
潤んだ眼は切なそうにこちらを見、もう一度「…義勇さん」と震えながら紡いだ。
彼女の両手首を拘束していた手を離し下へと向かう。くすぐるように二の腕や脇を通り背中へと腕をまわした。抱きしめるように背筋を反らせると彼女の胸がつんと上を向きこちらに突き出すような体勢となる。
「ひゃあっ…!?」
左胸は手で、右胸は舌で。乳首をぱくりと咥え乳輪ごと舌でべろりと舐める。すこしコリっとした感触を感じ、それを中心に円を描くように舐め回す。唇で頂をはさみ優しく吸う。唾液を存分に垂らし、舌先で敏感な頂だけを刺激する。
「アッ、あ、ぁう…っ」
拘束を解かれ自由になった手が、自分の袖口を弱々しく掴んだ。触れて欲しいのか、膝と膝を擦り合わせくねくねと身体をくねらせる。
それを見て見ぬふりをして己は彼女の胸に集中する。彼女が1番好きな責め方は、乳輪ごと口に含み舌で乳輪と乳首を舐めることだ。これをすると分かりやすいほど感じてくれている。以前使ったラブグッズも使いたいが、今は己の手で彼女を気持ちよくしたいので今日は使わないことにしよう。
左胸の方は胸全体を包み込むように下からすくい上げその柔らかさを堪能する。所詮ただの脂肪、だとしのぶは言うがこの素晴らしい感触を“ただの”と卑下するのはもったいないと思う。それに白い肌に色づく桃色の頂点は意志を持ったかのように硬くなる。まるで触れてと言わんばかりに。それがたまらなく愛おしく可愛らしい。ずっと触れていたいと感じさせるほどだ。彼女はまるで理解していないがしのぶの胸はしのぶが思っている以上に素晴らしい感触をしている。
もっと胸を大切にして欲しい。きっと今までキツくなったブラで胸を締め付けていたに違いない。それは良くない。非常に良くない。俺が教えなければ。胸の大切さを。
「んっ…ぁ…、ひゃッ…!?」
人差し指と親指で乳首をキュッとつまみ軽く引っ張った。口で愛撫していた方も乳首を優しく甘噛みし少し強い刺激を与える。それにビクンッと反応し嫌々と首を横に振るしのぶ。
半開きになっていた小さい口を一文字に結び下唇を噛み締めている。快楽に耐えるその表情にひどく理性を乱される。しかし今回はこちらもしのぶに自分の胸の大切さを分からせるという目的がある。そう簡単に理性を引きちぎられる訳にはいかないのだ。
嫌よ嫌よも好きのうち、という事でしのぶの反抗を無視し胸の愛撫に集中する。乳首を引っぱるのをやめ、今度は牛の乳しぼりみたいに胸を掴むと絞るように手を動かす。乳首がより強調されぷっくりと腫れているかのごとく勃起している。絞った時に乳首をちゅぅっと吸うとしのぶの脚がビクンッと跳ねる。母乳は出てこないが代わりにしのぶの甘ったるい声が鼓膜に響く。
「ッ……はぁっ…、ぎゆぅ、さ…ッ 」
吸って、舐めて、しゃぶって。しのぶの様子を見るに、何度も軽イキしているのが見て取れる。彼女は声を殺して隠しているようだがイクたびに全身に力が入っているので俺にはバレバレである。
一度乳首から口を離す。自身の唾液がたらりと垂れいやらしく糸を繋ぐ。
視線を彼女へと移す。困ったような八の字眉に瞳に浮かぶ涙、はぁはぁと息を乱す口からはヨダレが端からこぼれてしまっていた。
まさか胸だけでこんなに感じるとは。いつもは胸と下を同時に触れるから分からなかったがチクイキするとは思わなかった。こんなに愛らしいしのぶが見れるならもっと早く触れればよかった。
「はぁっ……ち、ちく…び…はぁ…おっきくなっちゃ…ぅ…」
もう胸は嫌と恥じらいしのぶの手が己の顔を押しのける。力が入らないのか弱々しい抵抗が逆にそそる。手のひらをぺろりと舐め、指と指のあいだを舌が這う。手首あたりにちゅっとキスをし先程吸っていた乳首と反対の方を口に含む。
乳輪ごと舌で円を描きながら彼女の脚を左右に開きその間に割って入る。可愛らしいクマ柄の下着がもう既にべちゃべちゃに濡れていた。漏らしたと言っても納得するような濡れ具合だ。
触って欲しいのか腰が微かに動いている。期待を滲ませた菫色が何かを言いたげにこちらを見ている。が自身は胸の愛撫に集中しているのでまた気付かないふりをする。
「はっ……、ぅ、ぎゆ、さんっ…ぎゆぅ、んぅ…ッ」
乳首を弄る手をすり、と撫でられ早くという眼差しを向けられる。控えめな誘われ方に自身の理性がチリチリ焦がされていく。いつもは口に出せと言うくせにこういう時は察しろとでも言いたげな仕草をする。それがたまらなく可愛らしく感じるものだからこれが惚れた弱みだろうか。
何度も絶頂を繰り返しているからか彼女の声が一段と高くなる。絶頂するにつれ更に敏感になっているのだろう。喘ぎ声を抑え耐えていたのに段々と嬌声が大きくなっていた。
自身も興奮し彼女を責め立てる手や舌が荒々しくなっている。両乳首を片手で摘み引っ張り、豊満な胸を鷲掴み指を沈ませ、両乳を寄せてはその突起を同時に口に入れる。エ〇漫画やA〇でよく見る責め方を彼女にした。意外とこれが好評でプシッと潮を吹くほど気持ちよかったそうだ。
「あぁっ、も、した、さわってぇ…、アッ、ひぅ…っ!」
我慢出来ず涙を流しながら懇願するしのぶ。彼女の愛液でシーツがシミになってしまっていた。グチュ、ヌチヌチと水音が響く。しのぶに覆い被さる男のイチモツを服の上から触れながら、自分のソコを慰めていた。これでもかと脚を開き、びしょ濡れのソコを彼に見せつけるようにして。彼女の細い指がヌプヌプと飲み込まれていく。太さが足りずまだ欲しいと女陰をひくひくさせながら。目に毒だ。ヒクつく女陰からはむわっと男を誘惑するフェロモンが出されている。いつのまにか彼は乳首を口から離しておりしのぶの自慰姿に釘付けになっていた。
ゆっくり指を出し入れしている。そうしないとすぐイッてしまいそうになるからだ。時折手のひらに剥き出しのクリがあたりビクビクと身体が跳ねる。焦らされ続けた熱が体内に残っている。それを発散させて欲しいと、この余った熱をどうにかしてほしいと、彼女の目がそう告げていた。はっ、はっ、と獣のような呼吸をする。今すぐにでも挿入してしまいたい。彼女の奥を責め立て締まりうねるナカを堪能したい。動物の交尾のように荒く快楽を貪るようなセックスをしたい。
しかし同時に優しくじっくりシたい自分もいる。自慰に耽るしのぶを見ていたい。己に乳首をいじられ足りない快感を自身で満たすしのぶをもう少し眺めていたかった。
とりあえず、興奮で爆発寸前の理性を冷ますため一度深呼吸をする。その間も彼女は自身のイイ所を探り甘い声を上げる。
「はぁ…っ、ぎゆうさん…おねがい、ぁ…っ、んぅ…、シて……っ?」
一本だった指が二本に増えた。音はさらに激しくなり彼女の興奮具合を表していた。その手に利き手を重ね己の指を一本挿入する。ぬるぬるのソコは難なく受け入れ、第二関節まで入り彼女の指の上からザラザラとした所を刺激する。
片方の手はイキすぎて敏感になった乳首をこねくり回すことにした。
「ふぁあ…ッ!?は、あっ、あぁんっ…!」
「もう1回イけたら“コレ”をやろう」
敏感な部分だけを刺激し絶頂を手伝う。暴力的な快楽に喉をさらし足先を丸めて強すぎる悦に耐えようとする。
「分かるか?ここがしのぶの悦いところだ」
「う、あぁッだめっ、んぅ…ッ!それだめっ」
首を振る彼女とは正反対にコッチはヒクヒク悦んでいる。自身の指と一緒に刺激していた場所を、 彼女の指もそこばかりを責め立てていた。だめと言いつつ矛盾する行動に愛らしさが溢れる。ふとしのぶの片方の手が俺の袖口を弱く引っ張った。瞬時にその意図を理解し顔を近づけ口と口を合わせる。きゅうきゅう締め付けてくる膣内。舌を吸い、上顎をなぞり唾液を絡める。
「はぅぅ…ッ!ぁ、はっ、ぎゆ、さッ…」
ピクピクと脚が小刻みに震えだし切羽詰まったように吐息を漏らす。イきそうなのか力強く抱きしめられるとひたらすらに「ぎゆうさん」と名前を呼ばれる。その度にムスコが反応するものだから自身もやはり下半身が脳みそなのだと自覚する。
「ねえッ、イク…、イッちゃうぅっ、ぎゆぅさんッ!くるっ…、だめっ、だめぇ…ッ!ーーぁっ、〜〜〜〜〜〜ッ!!! 」
肩に顔を埋め息を殺しながら絶頂した。ビクンッと身体が跳ね上がり指を咥えながら縮こまる。下からショロロロ…という音が聞こえ数回ナカを往復してから指を引き抜く。シーツと手のひらを濡らしたそれは無色無臭であり潮だと確信づく。ピュッ、プシュッと勢いをなくし脱力した脚が左右に倒れる。数秒続いた絶頂にすっかり疲れきった彼女の目は虚ろで今すぐにでも眠ってしまいそうなほどまぶたが落ちかかっていた。
かと言ってそのまま寝かせてあげられる余裕はなく無防備に晒された女陰に己の肉棒を擦り付ける。潮やら愛液やらで濡れたそこは滑りがよく、素股しているだけでも簡単に挿入てしまいそうだった。
「ぃや…、イッたばかりで…、まだ…っ」
何度も絶頂したせいで全身が性感帯のように敏感になっていた。まだ息も整っていないしのぶのナカに、はち切れそうなほど勃起している己の肉棒を差し込んだ。
「あぁぁッ…!!ああ…、あ…ッ」
いつもはゆっくり挿入していくのだが、今回は一気に穿く。亀頭が子宮の入口に届き子種を搾り取ろうとナカがうねうねと動いている。
はぁ、はぁと息を吸うたびに上下する胸。まぁるいそれが重力に従い横へと垂れる。
「あぁんッ!」
一突きするとぶるんッという言葉が似合いそうな擬音で激しく揺れる。その荒ぶる胸を鷲掴みに近い掴み方で揉みしだく。手のひらに敷いているコリっとした感触のものをこすり、押しつぶす。
「も…ッ、またちくび…っ!!」
トンっトンっとリズム良く抽挿を繰り返す。ヌルヌルとしているナカは滞りなく肉棒を受け入れ呑み込む。我慢していた影響かすぐに果てそうになってしまい込み上げる射精感に歯を食いしばりながら耐え忍ぶ。早漏と揶揄われるのだけは勘弁したい。
締まりの良い膣内は引いては突くたび収縮し、ナカのヒダを掻き分けるときの快楽は腰が持っていかれるほど気持ちがいい。睾丸から迫り上がる子種。ぶちまける準備は既に出来ていた。
「はぁッ…、はぁ……ッしのぶ、出すぞっ…!」
「ま、まってぇ…、ぎゆ、さッあぁ…ッ!はげしぃッ…!」
両乳首を同時に含み、乳頭を舌でこねくり回しながら彼女の膝裏を腕で抑え頭の横まで持っていく。腰を上下に振り下ろし律動を速める。
「まぁッ、こりぇしゅごぉッ…!ぅ”っ、お”く”まで…ッ!!かはッ…、ぎゆぅしゃのがッ…!」
ドヂュッ!ドチュッ!と子宮口を突く。内臓が押し出されるような圧迫感にしのぶの息は絶え絶えになる。
少し視線を下に向けると彼のと自身の結合部が丸見えの状態だった。大きな肉棒が自身のナカを出たり入ったりと繰り返す。恥骨がぶつかり、愛液で銀の糸を引きながら自分の大陰唇が彼のに吸い付いている。
自分の身体なのに自分ではないみたい。こんなに、こんなに自分はいやらしかっただろうか?今だって彼の腿に足を巻き付けて抜けないように絡めている。まるで中出しをねだっているように。
「…ッ、い、いやぁぁ…ッ!きっ、きもちぃの、きちゃぅッ…!!イクっ、いっちゃう…ッ!」
「しのぶ…ッ!しのぶぅ……ッ!!」
互いに背中に腕を回し、離れぬようにキツく抱きしめる。
「イッ……!!ぁ、んぅうッ、ぁああぁッーーー!!」
彼のモノが自身の最奥に放たれているのを感じながら己も彼にしがみつくようにして果ててしまった。
「もッ……、バカなんじゃないですか?!」
シーツを洗濯しながらしのぶがガミガミと叱る。母親のようだなと思いながらしのぶの言うことは間違っていないので素直に反省している。
「あ、朝からあんな……っ義勇さんは獣かなにかですか!」
「どちらかと言うと昼だった」
「口答えしない!」
思い出しているのか顔を真っ赤にしながら説教する姿は少し、……いやかなり腰に来る。それを言うと説教が長くなりそうなので言わないが。
「む、胸を必要以上に触れて…これ以上大きくなってしまったらどうするんですか!」
洗濯し終わったらしのぶのブラを買いに行く。もちろん着用できるものは今は家にいないので今の彼女はノーブラという事。
視線はやはり胸元へ集中してしまうのが男というものだ。
「ちょっと!ちゃんと聞いてますか!?」
しのぶに頬を捕まれ強制的に目を合わせられる。形の良い眉を釣り上げて明らかに怒っていますという感情を表に出していた。怒られているにも関わらずこのまま屈めばキス出来るなとか呑気なこと考えている。
「…ほんとに義勇さんはお胸が好きなんですね」
呆れたとでも言いたそうな声音に「それは違う」と即答で返す。
「しのぶの胸だから好きだ」
「は?」
「好きな女の胸だから、ずっと触れていたいし、舐めたい」
少し肌寒い季節。タートルネックの下はシャツ一枚。彼女の胸に触れればふにっという柔らかい感触が手のひら全体に伝わる。
すり…と親指の腹で撫でれば服の上からぷくっと少し顔を出す。
「でも正直、大きくなるのは困るな」
その小さな体に不釣合いな胸。隣に俺がいたとしても淫らな視線は彼女に集まるだろう。
「他の男の欲の捌け口にされるのは、すごく嫌だ…」
「義勇さん…」
やわやわと軽く触れていると、直で触りたくなってくる。流れでもう一戦出来やしないだろうか。このまま流されてくれないだろうかと半ば祈りにも似たような願いをしながらすっ…と服の中に手を入れる。すぐに抵抗されないのを見る限りいけるのでは?と淡い期待を抱き彼女の顔を確認する。
「…だからって触れるのを許した訳ではありませんよ」
青筋を浮かべながら笑みを携える彼女の横には握りこぶしがあった。はは、と笑いながら胸を揉んでいる手とは反対の方でグータッチしたところ、見事にその拳は顔面へと飛んできた。
今回長くなってしまい申し訳ないです。書きたいところを全て書いた結果こうなってしまいました。
私自身も胸と尻どっちかと聞かれたら胸派です。圧倒的胸派です。皆さんはどちら派ですか?義勇さんは胸派だと思うんですよね。負けず嫌いな一面があるので案外子供っぽいのかなと。そう考えると巨乳が好きなんじゃないかなぁと思います。好きな女の胸なら貧乳でも好きそうですが巨乳だと普通に嬉しいですよね。
さて、ここまで読んでくださりありがとうございます。乳首攻めという素敵なネタを下さりありがとうございました。遅くなってしまったため、お詫びという形でおまけもあります。ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
ブラを買いに行く話。
↓↓↓
「なぁ、これなんてどうだ?しのぶにぴったりの柄じゃないか?」
そう言い義勇が目の前に持ってきたのは、紫の蝶をあしらった白色の下着。全体的に清楚という印象はするが白色が少し透けて見える。
「…ちゃんと真面目に探してください」
今欲しいのは下の方ではなく上のブラだ。ランジェリーばかりを持ってくる義勇にしのぶは眉を寄せる。
「む…そうか、ではこれはどうだ?」
もう片方の持っていたものは黒色であった。真ん中にはリボンが着いており所々レースが飾られている、可愛らしいブラだった。
「…可愛いですね」
「だろう?それにほら」
義勇が胸を覆う部分の布をぺらっと捲ってみせる。どうやらこれもランジェリーらしい。
「ここをめくると乳首が見えるらしい。可愛いブラと一緒に乳首も愛でれる。いいだろう?」
自信満々に言い切る彼に少しばかりの苛立ちを感じる。
「あのですね義勇さん。私が欲しいのはランジェリーじゃなくて普通の………ぁッ 」
「しー…他のお客さんもいるんだ、声を抑えろ」
じゃあ触らないでよ、と内心で毒づく。彼の指が的確に乳首をきゅっと掴む。少なくはないお客さんがいるとしてもいつどこで見られているかは分からない。上手く商品棚で隠れてはいるが声だって聞こえてしまうかもしれない。何も言えずにいる己にニコッと滅多に見せない優しい微笑みをたずさえ持ってきた商品をカゴに入れられる。自身が見ていた普通のブラもぱぱぱっとカゴに詰めるとランジェリーコーナーへと連れていかれた。
「しのぶは案外、こういうのも似合いそうだな」
目の前で自分が着せられるであろう下着をカゴに入れる。大事な部分だけが隠れていないものもあれば、下着と言えるのかすら怪しいものまで。顔に熱が集まる。いつの間にか無自覚に肩掛けのバッグの紐を両手で掴んでいた。
義勇の後をついて行くだけで、なるべく彼が手に取るものを目にしないようにしていたら「これ見てくれ」と声をかけられた。
しょうがなく目線が同じになるようにしゃがみ、彼の方を見る。
「んッ…!?」
いきなり顎を掴まれたかと思えば彼の顔が目の前にあった。
唇には柔らかい感触と、ぬめりとした生暖かいもの。彼の舌だと気付くには数秒かかった。
カゴは床に置いており片方の手は服の中へと侵入してくる。店内のBGMや他の客の話し声でかすかにもれる声が聞こえませんようにと必死に祈る。
店の中だというのに、離れようとしても後頭部に手を添えられ舌を吸われる。おまけに乳首もいじめられるものだから恥ずかしさからか目尻から一粒涙が零れる。馬鹿馬鹿と(心の中で)連呼しやっと離して貰えたのは数分か数秒後のこと。時間感覚すらまともに分からなかった。
小刻みに息を繰り返しながら義勇のことをキッと睨む。
「はは…かわいいな」
「うるひゃ…はぁ…っ、さい…!はぁっ…」
ポカポカと彼の胸板を叩く。弱々しい抗議も自身より大きな体でぎゅっと抱きしめられればいとも容易く丸め込まれる。納得はしていないが彼の胸の中に閉じ込められるのは嫌いではなかった。
「…もぅ……お会計行きますよ」
しのぶは怒ったような呆れたようなため息をつくも、義勇はそれが本心ではないことを理解している。しょうがない人ですねと言って彼女は許してくれる。大半がランジェリー下着で埋まっているカゴを持ち上げる。義勇はしのぶの手を取って立ち上がり、ふと気付く。
服越しからでも分かるほど、彼女の乳首が勃っていることに。
いわゆる、浮き乳首というものだ。
タートルネックに、浮き乳首。先程キスしたせいか少し潤んでいる瞳ときた。興奮しない方がおかしいだろう。
「………しのぶ…、乳首が…」
流石にみなまで言われたくないだろうことを察し控えめに彼女に伝える。
彼女は少し目線を下にし、己の胸元を見た。
「……ッ!!?!?」
その意図に気付くやいなや、バッと両手で胸を隠す。
「み…っ、見ないでください…」
真っ赤になってうずくまってしまった。いやいや、朝にあれだけ胸と乳首をいじり倒したのに、いまさら浮き乳首を恥じる彼女に興奮が隠しきれない。
店の中なので理性が勝ち、とりあえず会計を済ませなければならない。
「そうは言っても、早く着替えたいだろう?会計しなければ」
この状況を少なからず楽しんでいるような声が頭上から飛んでくる。それに若干の腹立たしさを感じながらバッグの紐を握るようにしてうまく乳首を隠せないか試行錯誤する。義勇は悪戯心でしのぶの肩を軽く撫でてみる。案の定彼女はビクッと肩を揺らす。それを気にもとめずそのまま会計へと進んだ。
「会計お願いします」
女性店員は柔らかい微笑みを浮かべ商品を打っていく。大量のランジェリー下着。人並み以上の大きいサイズのブラ。恥ずかしさで死んでしまえるのではないかとしのぶは本気で思う 。そんな可愛らしい表情をするしのぶに嗜虐心をくすぐられた彼は肩に置いていた手を、腰の方へと持っていく。しのぶがそれに気付くもどうすることも出来ずただただ義勇の行動に翻弄されるだけだった。
店員はまだ商品を打っている。彼の手の動きは気付いていないようだ。幸いにも後ろに並んでいる客はいない。それを彼も理解しながら触れているとは思うがそれでも恥ずかしいものは恥ずかしい。
触れてくる手が段々と荒くなっていく。ぎゅむっとお尻を鷲掴みされ、彼の指が割れ目をなぞる。服越しでも分かってしまうほど力任せに刺激されている。
「クレジットカードでお願いします」
こんなにも自身は乱されているというのに、彼は涼しい顔のまま何食わぬ顔で会計を済ませる。おしりから手が離れ袋詰めしてくれた店員にありがとうと礼をしてからお店を出た。
「帰ったら早速着替えような」
「…っ、はい…」
すっかりその気にさせられてしまったしのぶは熱い息を吐きながら彼の持っている袋を一瞥し、どんなものを着せられるのかと期待と興奮でまともに彼の顔も見られなかった。
おわり
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