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さつまいも

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今回の事件を解き明かす(そして私のモンブランを台無しにしてくれた)占術たちの備忘録よ。
① 卜骨
【解説】
三千年以上前の中国・殷時代に使われた最古の占術の一つ。猪や亀の骨を火で焼き、『ひび割れ(兆)』で吉凶を読み解く。 漢字の「卜」や「兆」の語源そのもの。
【メモ】
「骨の悲鳴を聞く儀式ね。原始的だけど、それゆえに嘘をつけない。……まあ、私の読みがズレたんじゃなくて、運命が私に 忖度しなかっただけよ。骨に罪はないわ」
② 羅盤(方位磁石)と気学
【解説】
風水や方位学で使われる特殊なコンパス。今回使った『五黄土星』や『日破』は九星気学の用語。特定の時間、特定の場所が『腐敗』や『破壊』のエネルギーに満ちていることを割り出す。
【メモ】
「『死の座席』なんて、羅盤があれば一秒でわかるわ。あんなところに座るなんて、火葬場にダイブするようなもの。店側も配置を考えなさいよね」
③ タロット(塔の逆位置)
【解説】
西洋占術の代表格。大アルカナ二十二枚のうち『塔』は、予期せぬ崩壊を示す。逆位置では「内側からの瓦解」や「不時着」、あるいは「不幸中の幸い」という意味が強まる。
【メモ】
「外からの悪意じゃなくて、内側の不測の事態だって教えてくれたわ。カードの助言がなかったら、あの傲慢なスーツ男を今頃まだ問い詰めてたかも。感謝しなさいよね」
④ 数霊《かずたま》
【解説】
数字に宿る霊的な力を読み解く、日本古来の言霊・数霊思想。方位や環境の乱れが、数字のエネルギー(数霊)の不一致として対象者の身体反応に現れるのを指摘する。
【メモ】
「数字は宇宙の共通言語よ。嘘をつこうとしても、あなたのバイタルサインが『数霊』として真実を叫んじゃう。隠し事があるなら、まず自分の数字を整えることね」
⑤ 相法(観相学・人相占い)
【解説】
顔のパーツ、骨格、血色などから宿命や性格を読み解く術。今回は少年の『垂珠』――耳たぶの豊かさから、彼が将来持つであろう慈悲深い徳を見抜いた。
【メモ】
「顔はその人の履歴書よ。あのボク、良い耳してたわ。……私のパウンドケーキを狙っているような邪な相が出ていなければ、もっと良かったけど!」
⑥ 奇門遁甲
【解説】
伝説の軍師・諸葛孔明が用いたとされる究極の方位術。時間と方位を組み合わせ、自分が望む「吉」を掴みに行くための、攻めの占術。
【メモ】
「失せ物探しからデパ地下の限定スイーツまで、勝つために動くならこれ一択。運命を『待つ』なんて凡人のすること。私は最高の果実を『奪い』にいくのよ!」