⚠️兄弟設定
⚠️史実
⚠️シリアス
⚠️政治的意図なし
⚠️流血表現・残酷描写あり
⚠️自傷表現あり
⚠️R18
「───んぁ…?」
夢を見ていたようだ。
イングランドは、見覚えのない部屋で目を覚ました… いや、見覚えがないわけがない。
キングサイズのベッド、古びた机、アンティーク調の柱時計。
イングランドが幼少期を費やした、昔の私室にそっくりだった。
「なぜここに…?屋敷は存在しないはず…」
トラウマの多い屋敷は、イングランドが力を持つようになってからすぐ、燃やしたためである。
「拘束は…なし、脱出できそうですね」
先ずは身の安全を確保しようと、辺りを見回すイングランド。
誘拐されたにしては、随分と無沈着な監獄だ。
「本土に戻って、作戦を───」
イングランドは、ベッドから起き上がる──しかし。
「──あれ?…ち、からが…」
上体を起こしたものの、力が入らずにパタンと倒れる。
手を握って開くことを繰り返してみたが、普段通りにはいかない。
「毒か…!?何か…盛られたようですね…っ!」
思い当たった原因に、イングランドは顔を歪めた。
仕方がないので、広いベッドを転がって移動する。
「最悪ですね…」
ベッドから転がり落ちて、床に降りる。
体が叩きつけられたが、あまり痛みはない。
やはり感覚が鈍っているようだ。
「このまま、外へ──」
その時だった。
「ああ、兄さん…!無理しないで!」
「…スコットランドっ!」
扉が開かれ、スコットランドが現れた。
手には皿のようなものを持っていて、急いでそれを机に置くと、イングランドに駆け寄る。
「ベッドから落ちちゃった?可哀想に…」
「触らないでください…!」
イングランドをひょいと横抱きにすると、スコットランドは兄をベッドに戻した。
苦虫を噛み潰したような顔で、イングランドは吐き捨てるように言う。
「私を連れてきたのは、貴方ですね…?」
イングランドは上体だけ起こした。
スコットランドを見あげたその目は、不快不満をあらわにしている。
「そうだよ!この屋敷の再建も頑張ったんだ!」
「舐めた真似を…!」
イングランドにくっついて、スコットランドはベッドサイドに腰掛ける。
脱力する兄の腰に、スコットランドは手を回した。
「触らないでくださいよッ!気色悪い…ッ!」
キッと睨みつけられたスコットランド。
しかし彼は、ニンマリと不気味な笑みを浮かべた。
「ふふ…警戒しちゃって…猫ちゃんみたい♡」
「馬鹿にするな…ッ!早く私を帰しなさい!」
動かしにくい手足を、必死でバタつかせるイングランド。
スコットランドは、眉を下げて兄をなだめた。
「とりあえず、ご飯食べようね」
「お断りしますッ!早く私を帰せッ!」
「そっか、なら仕方ないね」
スコットランドは、先ほど運んできたスープをスプーンで掬うと、イングランドの口に流し込む。
「敵が作ったものなどッ──むぐッ!?」
流し込まれた異物に、イングランドはそのルビーのような瞳を見開いた。
「んん゛ッ……ゴクン…」
しかし、力の強いスコットランドに抗えるはずもなく、 驚愕に固まっている間にスープを飲み込んでしまった。
「美味しかった?」
「はい…じゃなくてっ!!」
素直に頷いてしまったイングランドは、ハッと気づくと、怒りの形相で怒鳴る。
「ほんと…かわいいな…ッ」
「は?何か?──んぐッ!自分で食べますっ!」
キャンキャン騒ぐイングランドに、スコットランドは絶えずスープを飲み込ませた。
「…………。」
当初は抵抗していたが、体が動かしにくいのと、空腹だったのとで、イングランドは素直にスプーンを受け入れるようになった。
「Thank you for the meal…」
「いっぱい食べられて偉い!」
「子供扱いしないで下さいっ!」
皿を空にして、イングランドはご馳走様をする。
愚かで可愛いイングランドは、スープに何かが混ぜられていることに、気づくはずもない── しばらくして。
「……?あ、れ?…すこっと…?」
イングランドは、違和感に首を傾げた。
頭がふわふわする。
手足も一ミリたりとも動かせない。
「あ…効いてきたか」
身体はぐてんと脱力していた。
スコットランドが支えてくれなければ、上体を起こしていることもできない。
「なにか…まぜました…か…?」
舌がもつれる。 頭が働かない。
それでも、本能が警鐘を鳴らしている。
「ふふ、せいかーい♡」
薄気味悪い笑みとともに、スコットランドは歌うように言った。
それを目にした瞬間、イングランドはゾッとする。
──逃げなくては。 この弟は、危ない。
それでも、身体は一寸も動かない… 動いてくれない。
「兄さんが戦争仕掛けてくる度に、僕のところでは疫病が流行ってさ〜」
「えきびょう…?」
逃げようとして身を捩るイングランド。
そんな兄を、スコットランドは、愛おしくてたまらないというように見つめる。
スコットランドの光を失った瞳に、ハートマークが浮かんでいた。
「仕方ないから薬学を極めたの。俺、頭いいし」
「なにを…盛ったんです…?」
震えるイングランドを、スコットランドはかき抱いた。
「筋弛緩剤♡力入らないでしょ?」
「な…なんでぇ…」
目を丸くしたイングランド。
その頬や、額や、目尻や、唇に、スコットランドは口づけを落としていく。
「兄さん、ハジメテだろうからさ♡傷つけたくないし、暴れられても困るからね♡」
「ぅ…?」
「寝てる間にも飲ませたんだけど、食事に混ぜたほうが効果が高いんだな…」
起きたときから身体が動かしにくかったのは、薬のせいか。
イングランドは頭の片隅で理解する。
分かったところで、状況が変わる訳では無いが。
「ころすなら…はやくしてください」
「あはは、殺さないよ」
「なら…ごうもんしますか…?情報は…なにもありませんよ…」
「拷問ね…それもまた一興だけど」
イングランドは諦めたように目を閉じた。
「イングランドの王は…なんと…?」
「何の知らせもないね」
「そう…ですか…」
中世の戦後処理では、戦争捕虜になったとしても、自国が相手国に賠償金を支払うことで、本土に引き渡されることとなっていた。
しかし、何の音沙汰もないということは──。
(もう…おわりですね…)
イングランドは、化身のはずの自分が、国に見捨てられたことを知った。
「はぁ…煮るなり焼くなり好きにしなさい」
好戦的な赤い瞳は、絶望で暗く濁っている。
ハイライトのない目で見上げられたスコットランドは、ゾクゾクと激情がせり上がってくるのを感じた。
「では、遠慮なく♡」
「──ぇ?」
ベッドに押し倒されたイングランドは、雄の顔をするスコットランドを、呆然と見上げた。
「ふーッ…♡ふーッ…♡やめ…ッ!」
「かわいーね…兄さん」
シャツははだけ、下履きは取り去られ、あられもない姿になったイングランド。
「レロッ…くちゅ…♡……はむッ♡」
「ぁッ…はぁッ…!ふ…♡」
慎ましい乳首をこねくり回す傍ら、耳を舐める。
スコットランドの巧みな手管に、イングランドは少しずつ快感を蓄積していく。
「ぃ゛だッ!んぅッ…♡はーッ♡」
「ふふ…俺の印♡」
スコットランドが、イングランドのすべやかな肌に吸い付いた。
イングランドの身体中に赤い花弁が散る。
既に、首元、胸元はもちろん、内腿までもスコットランドの印が刻まれている。
「兄さん…♡気持ちいい?」
「はッ!だまれぇッ!…ぁッ♡んッ…んんッ♡」
イングランドは、スコットランドに数分触れられるだけで、すっかり出来上がっていた。
目は潤み、頬は赤らみ、眉はへにゃりと下がっている。
立ち上がった陰茎から、とろとろと先走りが流れ落ちていた。
「んッ♡んぅぅッ♡」
「ふふ♡強情だな…だから可愛いんだけど♡」
しかし、頑なに声を出そうとしない。
思い通りにならない腕で、口を必死に抑えていた。
「その意地がどこまで続くか…楽しみ♡」
「ん゛んッ!ふーッ♡んふッ…!──やぁッ!?」
スコットランドが微笑んだ瞬間、 イングランドは衝撃に目を見開いた。
「ぇお゛ッ…♡らめッ♡そこだめッ!やらッ!!」
スコットランドが、イングランドの後孔に、指を突き入れたのである。
彼はそのまま、兄の孔の入口を押し広げていく。
「案外キツイな…薬入れといて良かった」
筋弛緩剤が効いているはずなのに、小柄なイングランドのナカは狭い。
「きたなぃッ!きたないからぁっ!ゃッ♡」
「綺麗だよ♡力抜いてね、兄さん」
薬で余計な力が抜けているからか、イングランドは早くも、後ろでの快楽を享受し始めていた。
「あ、発見…!兄さん、ここが前立腺だよ♡」
「ふーッ♡ふーッ♡いま…ッなんて…?」
イングランドは既に指三本を咥え込んでいる。
スコットランドはバラバラと指を動かし、ある一点を見つけると、ぐっと押し込んだ。
ぐりゅっ♡
「ぁ゛ッ♡ぁああぁあぁああぁあ〜〜〜〜ッ♡♡」
ぴゅっ♡ぴゅくッ♡♡
イングランドの陰茎から、白濁が飛ぶ。
自身の腹の上に撒き散らされた精液は、臍の中に溜まった。
「上手にイけて偉い偉い♡」
スコットランドがイングランドの頭を撫でた。
しかし、イングランドはもはや、何の抵抗も示さない。
イングランドは、ぼろぼろと涙をこぼす。
とうとう、耐えきれずに嗚咽を漏らした。
「あ…ああっ…!この、わたし、が…!」
───この私が、弟に負けるなんて。
屈辱。恥辱。 死に恥を晒したも同然。
イングランドは、口を押さえていた腕を強く噛んだ。
イングランドの歯は、柔らかい皮膚をいとも簡単に突き破る。
「───い゛ッ!」
血の味が口いっぱいに広がる。
顎を伝って、赤い液体がシーツに垂れた。
「噛んじゃ駄目だよ!痛いでしょ!」
「ん゛〜〜〜〜ッ!!!!」
兄の自傷に気づいたスコットランドが、慌てて腕をつかんだ。
しかし、イングランドは自分の腕に噛みついたまま、その制止に抵抗する。
「仕方ないか…」
──スコットランドは、気づいていた。
自尊心をすり減らした兄は、自分を傷つけないと耐えられないことに。
「本当に…愚かで可愛いな、兄さん♡」
そして、そんな兄の姿に、興奮している自分がいることに。
「兄さん、きもちーね?」
「ん゛ぐッ♡ん゛~~ッ♡んんぅッ♡ふーッ♡」
念入りに入り口を広げるスコットランド。
かぷかぷと、自分の腕に噛み跡をつけながら、イングランドはくぐもった嬌声を上げる。
「ナカも大分柔らかくなってきたね…偉い♡」
「ぁぐッ…ぅッ…ふぎゅッ!──ぁん゛ッ♡」
きゅぽんッ!
スコットランドは指を抜き取る。
そして、己の張り詰めた怒張を、兄の後孔に押し当てた。
「さて…チェックメイトといこうか、兄さん♡」
「ちぇっく…めいと…」
──チェックメイト。
それはイングランドのトラウマだった。
自分を負かすとき、弟はいつも、そう言って微笑むから。
菊門に、熱いものがねじ込まれる。
「や゛ぁぁぁぁあああああ゛ぁああッ!!!!」
ガラガラガラガラ…。
イングランドの自尊心が、音を立てて砕け散った。
コメント
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スゥゥ-、、最高です、、(尊死)