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付き合い始めて半年以上が経ったある日…
「みこちゃん、ちょっとこっち向いて」
寝室の淡い灯りの下、すちの低い声が落ちる。ベッドに横たわるみことは、何が起きるのか分かっていないような、ぽやんとした目でこちらを見た。
「なに……? また、するの……?」
「“また”って、そんな言い方しないでよ」
すちが苦笑する。でもその手は、もう遠慮がない。首筋に触れる指先は確かめるように熱を含み、触れるたびに、みことの身体はわずかに震えた。
「……だって、昨日も、その前も……」
「足りないみたい、みこちゃんじゃないと」
その一言が耳に落ちた瞬間、みことの体がびくりと跳ねた。独占欲にまみれた声音。ぞくりと背筋を這い上がるような感覚に、思わず喉が鳴った。
「やっぱ、俺の形になってるか……確認したい」
「……?」
天然なみことには、まだ意味が通っていない。それすらも、すちはたまらないといった表情で唇を這わせる。鎖骨、胸元、下腹部。愛しさと欲しさが絡まって、指の動きがじわじわと深くなる。
「ここ……俺が入ったとこ、ちゃんと俺の形に、なってるかな」
指を中に差し入れるたび、みことの身体が、ゆっくりと、でも確実に反応していく。
「……ん、ぁ……っ、すち……?」
「ほら、吸い付いてくる。……わかる? もう、俺以外、受け付けない身体になっちゃったね」
「そんなこと……わかんない、けど……でも、気持ちいい……」
言葉と裏腹に、みことの体は完全にすちに開かれていた。何度も交わって、確かめ合って、擦り込まれた形が、肌に、奥に、全部に刻まれている。
すちはみことを抱き締めた。熱が混じる呼吸の中で、瞳を重ねる。
「俺だけの、みこちゃんだよね?」
「……うん、すちくんだけの……俺、だよ……」
吐息混じりの甘い返事。
その夜、すちの形が、みことの奥に、何度も何度も刻まれていくこととなる。
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「……そんなに、見ないで……」
シーツの上、汗ばんだ素肌をさらけ出したみことが、少しだけ顔を背ける。潤んだ瞳、赤らんだ頬。既に何度も身体を重ねた後だというのに、その反応はまるで初めてのように純粋で、無防備だった。
「なんで。見せて、俺の形になったとこ……」
低く囁いたすちの声に、みことはぴくりと震える。押し広げられた太腿の奥、濡れたそこに、すちの指先がゆっくりと触れる。
「……んっ……」
とろりと音を立てて、その中が指を飲み込んでいく。
「ねぇ、分かるかな? 中が、俺の形、覚えてる」
指が第二関節まで沈んだ瞬間、みことの身体がびくんと跳ねる。中がきゅう、と締めつける感触に、すちは唇をゆがめた。
「昨日も、奥まで何度も突いたのに……まだ、俺を欲しがってるんだね」
「ち、違……っ、そんな……っ」
「どこが“違う”の? こんなに濡らして、俺の指を待ってるくせに」
言いながら、すちはもう一本、指を増やした。ぬぷ、という音が響き、ぐっ、と奥をなぞる。
「……っあ、や、そこ……っ」
「ここだよね。ここ、何度も俺で擦ったとこだよ。ほら、もう、指だけでイきそうだね」
「すち、そんな……ばか……っ、あっ、やぁ……!」
唇を塞ぐようにキスを落としながら、すちは手の動きを止めない。執拗に中をかき混ぜ、擦り上げて、反応を引き出していく。みことは目を潤ませながら首を振り、身体をよじらせた。
「もう、指じゃ……だめ……すちの、欲しい……」
その甘えた声に、すちは限界を悟った。
「素直でいい子だね……じゃあ、奥まで、刻んであげる」
自分のものを手に取り、すちはぬかりなく先端を押し当てた。すでにとろとろに濡れた入口は、ぬるりと抵抗なくすちを迎え入れる。
「……っく……やば……マジで、ぴったり……」
「んぁ……っ、すちの……の、かたち……っ、はいって、くる……」
ぐっ、と奥まで一気に沈めると、みことの背中が大きく反った。内壁がきゅうきゅうと締まり、すちを咥え込んで離さない。
「やっぱ……俺の形に、なってる。もう、どこもかしこも、俺でいっぱいだね」
「……だって、すちしか……知らない、もん……」
そんな甘ったれた言葉が、すちの本能を煽る。腰を打ちつけるたび、ぬちゃ、ぬちゃと水音が響く。奥を抉るように、容赦なく突き上げる。
「すちっ、あっ、や……んんっ、そこ……っ、もう……っ!」
「まだイかないで。もっと、奥まで、擦り込むから」
「むり……むりぃ……っ、すき……すち、すきっ……!」
すちはみことの手を握りしめ、そのまま何度も何度も奥を貫いた。とろけるような喘ぎと、ぬるぬると絡み合う熱が、混ざりあっていく。
「俺だけの体に、しなきゃだね。もう、戻れないくらいに」
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