Merry Christmas🎄
という事で、聖なる(?)夜を楽しむ皆さんを書きました。
※本編とは異なりますので、見たくない方はスルーしていただければと思います。
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『メリークリスマス!!』
「いやはや、今年も来ましたね〜」
「ヒョン、プレゼントは?」
「サンタにでも祈ってろ」
「シャンパン足りないんじゃないですか?」
「お前だけだよ…」
「今日は色々忘れて楽しもう!」
今日はクリスマス。ダイエットを頑張っているジミニやナムジュニも巻き込んでチキンとケーキを頼み、シャンパンを注いで乾杯する。こんな時くらいしか羽目外せないんだし、良いだろとチキンを頬張り、ケーキを口いっぱいに詰め、シャンパンを自分のグラスに注ぐ。わいわいと盛り上がり、皆が笑顔の空間。良いな…こういうのが本当に楽しい。
「さて、今年のプレゼント、用意してありますか?」
「ないよ」
「ないです」
「そんな時間あった?」
「……ないです」
「僕はありますよ〜!」
「おぉ〜!流石テヒョナ!」
少し落ち着き、プレゼントでも…となったが、生憎用意はしていない。仕方がないだろ?外に出る気力もなかったし、何か頼むってほどでもないし…プレゼントはそのまま流そうと思っていたら、テヒョナからまさかの回答が。リビングを出てからすぐに戻ってきたあいつは大きい紙袋を抱えてきた。何、いつの間にそんな凄いの準備したの!?
「ジャジャーン!!」
「おぉ〜!!……何これ」
「サンタコスプレです」
「いや、見たら分かるが……」
「…テヒョンア、間違えてるよ。ここにはスカートを履く奴なんて…」
「二名限定です!」
「終わった」
何と、テヒョナが出したのは、サンタの衣装。それは別に良いよ?問題は衣装だ。何故、女の子用なのだろうか。ここには女の子なんて勿論いないし、似合う奴なんて…いや、一応皆女装経験アリか。だが、着たくない。よくこれをプレゼントだと言って持ってきたものだ。
「誰が着るのさ」
「それはクジです」
「最悪!!」
「赤いマークが付いてたら当たりですよ!」
「ハズレの間違いだろ」
サンタコスプレと一緒に七本の割り箸を持つテヒョナに、イヤイヤながらも酒が入っているせいか、だんだんと案外ウケるかも?という気持ちになってきた。全員入るには入るだろうし。写真にでも撮れば思い出話の一つになりそうだし。
「頼む…!なりたくない…!」
「僕もですよぉ…」
「僕は当たらない…僕は当たらない…」
「僕が着たら可愛くて皆倒れちゃうんじゃないですか?」
「言ってろ」
「皆選びました?ではいきますよ…せーの!」
『せいっ!!』
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「やだよぉ…やだ!!絶対「引いちゃったんですから。往生際悪いですよ」うぅ……」
「……ま、まぁ…アリと言えば…ナシだわ!!」
「ぅおっ…急に大声出すな…」
結果はジミニとホバ。ルームメイト同士仲良く着替えて来いと背中を押せば、ジロリ、と睨まれたものの、トボトボとリビングを出て行った。
「いやぁ、可愛い弟の可愛いサンタコスプレなんて!良いプレゼントだなぁ〜」
「なんかキモいおっさんみたいな事言いますね」
「ね?良いチョイスしたでしょ?」
「犠牲になったのは可哀想だが…まぁ、今日くらいはな」
「今日で済む話だもんな……お、着替え終わったか?」
「……………はい」
「着たから良いですか?よし、完了という事で」
「いやいや!ちゃんと見せてもらわないと!」
「ホソガのサンタか……いけるな」
「ユンギヒョン、ホビヒョンなら何でもいけるじゃん」
「ではでは!可愛いサンタコスプレをしたお二人、どうぞ〜!」
ガチャッ……
「……歓迎されるようなものじゃないです」
「うぅ……スースーする……」
『……………』
カシャシャシャシャシャ…カシャッ!
「!?、ちょ、ちょっと!!」
「おいこら、何撮ってんだ?タダで済むと思うな」
………待った。可愛すぎるんですけど?いや、ジミニも可愛いよ?勿論可愛いんだけどさ、ホバのその異常すぎる可愛さは何?照れて顔真っ赤なの可愛すぎない?スカート必死に引っ張ってモジモジしてるの可愛すぎない?…ヤバい、変な扉開きそう……
「……とりあえず座ったら?」
「……じゃあ…そうします……」
「ジミナー、足広げないでよー」
「僕に夢も希望も抱くなよ」
「ホビヒョンは閉じてるもん」
「当たり前でしょ!!」
ヤバい…これは非常にヤバい…!緊急事態だ!!ホバが僕の隣に…!ジミニはテヒョナとグギに囚われている為、しばらくこっちには来ないだろう。ユンギとナムジュニも写真を撮るだけ撮って満足したようだ。…つまり、このホバを独り占め出来るという事に…!駄目だ、弟相手に何を思ってるんだと頭では分かっていても、赤いスカートから伸びる足に立っている時でさえ際どかった太腿が座る事でより露出しており、勝手に喉が鳴ってしまう。何とか気持ちを落ち着かせようと酒を飲むも、むしろ血の巡りが良くなり、慌ててクッションで下腹部を隠す。嘘だろ!?こんな…くそっ!でも、こんなエロいの反則だろ!!
「いつまでこれでいなきゃいけないの」
「この会が終わるまでとかですかね?」
「ならもう終わりだ。終わりー!!」
「え〜?ちょっとしか着てないじゃないですか!せめてあと三十分とか…」
「長くない?」
「おい、ホソガ」
「……はい」
「こっからだとパンツ丸見えだぞ」
「……もう良いですよ……」
何!?パンツ丸見えだと!?どんなエロ…いや、どんな色のを履いてるんだ?色によっては僕の僕に限界が…!
「ちょっと拝見〜」
ペラッ……
「……は?」
「……………」
黒………レースまで………
「……こ、ここ、これ、これは…?」
「…付属で付いてたから履いたんです。ジミナも履いてるでしょ?同じやつですよ」
「ふふふ、付属……!」
付属万歳!!クリスマス万歳!!最高のプレゼント万々歳!!ホバも開き直ってきたのか足を広げ始めたせいで余計エロい!!
「こういうのは飲んで忘れろ!!」
「忘れろ…忘れろー!!」
……こうしてベロンベロンに酔っ払ったのを良い事にありがたく太腿を触らせてもらい、しっかり写真にも動画にも納め、その日の内に僕の僕を鎮める為に有効活用させてもらったのだった。
「……良いな…サンタ……!」
Merry Christmas……!
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