嘔吐表現あります!!癖に走った。
誤字を修正しました。
宇宙です。まぁ、独り言だしいいか…スペース・グレイです。今は情報チームへと向かっています。
……何一人で会話してんだろ、頭イカれちゃったのかな?なんて。私はまだ大丈夫な方だと思いたいんだけど。これから会うであろう人に比べれば、ね。
「はぁ、アジ先輩に会うの嫌なんだよなぁ…」
アジ先輩、と勝手に呼んでいるが、彼女の名前はアシュリーである。なんでアジ先輩と呼び始めたのかは、あまり覚えていない。ユミとフンも知らないと言っていた。
初めて会ったときは、とてもヒステリックで、でも私とよく似ていた。だから割と好印象を持っていた。なんせ、この会社に居る数少ない…一応マトモ枠だったんだけど___。
「あら?こんにちは、グレイちゃん」
「……うす」
いつの間にか、清楚でおしとやかな女性になっていた。昔と違って迂闊にこの人に愚痴を言えないし、暴言なんて以ての外。好き放題喋れる相手が減ってとてもストレスだったのを覚えている。
「どうしたの?何か用かな」
「ん…ちょっと、作業っすよ」
目を逸らす。正直、本当に、この人と話したくない。アジ先輩が何かを思い出したような顔をした。な、なんか嫌な予感がする…!!!!早く帰りたい!!!!近くの棚の中を漁っているように見えるが、何を出そうとしているのだろう…。
取り出したものは可愛い箱だった。これは…?
「ねぇ、お菓子を貰って行って~」
お菓子。過去の子の人からは聞けないだろう言葉。
これを断るのもはなんともまぁ失礼だと思うが、普通に要らない。出来れば私じゃなくてユミとかフンとかに渡してほしい。私は甘いものが嫌いだからさぁ…。
「あざ…で、でも私作業あるんで、じゃあ!」
「あ、グレイちゃ…」
うわぁ、本当に気持ち悪い!気持ち悪い!あんなにヒステリックに叫んでた人が!こんな可憐な少女みたいなこと言ってるの気持ち悪い!!!!だって初めて話しかけた時の返答が「忙しいのが見てわかんないワケ!?私が仕事を終えられなくても良いって言うの!?」だった人が!こんな喋り方をしていると思うと…吐き気がする。
「う゛~……まさか、人を見てこんな吐き気がするとは…お゛ぇっ…」
後で吐こう。絶対にそうしよう。
だってそうしないと、このままだと部屋で吐いて大変なことになる!
抽出チームに帰って来た。相変わらず吐き気が止まらない。
「ただいまぁ…今から吐く」
「は?」
「お゛ぇ゛っ、う゛え゛ッ、うぇぇ゛ぇ゛………」
「ちょちょちょちょちょっと!!?!?」
フンは焦って変なことほざいているし、ユミはこちらを見るばかりで何も言ってこないが、ゴミを見るような目をしているのが分かるし、まだ気持ち悪いしで………。
また口から吐瀉物があふれてきた、あー、醜態を晒した。死にて~。
「あわ…ちょ、ユミぃ!袋取って来てー!」
「あっ、は、はい!」
気持ち悪い…本当に、あの人には二度と会いたくない。
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