テラーノベル
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agent67
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太陽は高く、容赦なく照りつけていた。街はその下にさらされていた――雲はなく、影もなく、ただ白い光が目を突き刺していた。街の外に続く道は、ペンキの剥がれた低い家々の間を縫うように伸び、雑草がアスファルトのひび割れから顔を出していた。空気は熱く、埃と熱せられた金属の匂いがした。風はなく、救いもない――ただ熱と光だけがあった。
レンジはゆっくり歩いていた。手はポケットに入れ、目は地面に向けられていた。太陽は真正面から顔を照らしていたが、彼は目を細めなかった。
「昔、猫を飼っていた。ジャックという名前だ。」
彼の声は静かで、平坦で、まるで単なる事実を述べているかのようだった。
「小さな灰色の毛玉で、胸に白い模様があった。とても愛していた。腕に抱き、手から餌をやり、一緒に眠った。ゴロゴロという音が体中に響くほど大きかった。それがすべてだと思った。あいつがそばにいれば、すべてうまくいくと。」
彼は立ち止まった。前日の雨が残した水たまりが、道の中央にあった。水は澄んでおり、空と太陽を映していた。
「ある日……野良犬が十匹。彼らは突然襲ってきた。目の前で。あいつを引き裂いた。何も残らなかった――毛も、血も、ただの土と破片だけ。俺は立って見ていた。叫びもせず、逃げもせず。ただ立っていた。太陽は明るく、空は青く、何事もなかったかのように。ジャックは消えた。」
レンジは顔を上げた。太陽が彼の目を焼いた。
「それ以来、太陽が嫌いだ。あまりに正直すぎる。すべてをそのまま見せて、そして気にしない。」
彼は歩き続けた。道は家の裏へと曲がり、記憶は水たまりの中に、死んだ子猫のように横たわったままだった。
街の中心の通り――騒音、人々、車。ハルトの一団が前を歩いていた。ハルトは中央に、他の者たちが周りを囲み、だらけた歩き方。後ろには一人の少女が、目をアスファルトに向けて歩いていた。レイデンは壁に寄りかかり、肩を預け、無関心にその一団を見ていた。その少女も、通りも、すべてを。言葉も動きもない。
彼らはすれ違った。誰も何も言わなかった。視線も留まらなかった。ただ人の流れ、光、熱。すれ違い、そして角を曲がって消えていった。
カオルは病院の前に立っていた。太陽は彼女の背中を照らし、影はなかった――彼女と、彼女の背後の壁だけだった。彼女は足元の汚れた水たまりを見つめていた。水は黒く、油のようで、歪んだ彼女の顔を映していた。まるで壊れた鏡のように。
彼女は静かに言ったが、その一言一言は重く落ちた。
「……つまり、お前の祖父が私の母を殺したのね。」
彼女は指でその映り込みに触れた。波紋が広がり、顔はぼやけた。
「知っていたの? それとも知らないふりをしていただけ?」
記憶が鋭く閃いた。
……彼らは13歳だった。放課後の学校の廊下、ほとんど人はいなかった。カオルはレンジの前をゆっくり、意図的に歩いた。立ち止まり、彼の目を見た。
「いつか、あなたは死ぬわ。」
彼女の声は静かで、ほとんど優しかった。
レンジは歪んだ笑みを浮かべたが、悪意はなかった。
「そうかもな。でも、お前は俺の死体を見逃すぜ。」
彼女は何も答えなかった。ただ歩き去った。しかしその瞬間、彼女の中で何かが永遠に壊れた。
記憶は消えた。
カオルは立ち上がった。水たまりは汚れたまま、静かに残っていた。
街の奥深く――地下のホール。光は赤く、薄暗かった。少女たちは石の床に横たわり、拘束され、口を塞がれていた。タカヤマは中央に立ち、笑みを絶やさなかった。彼はゆっくりと、一人の少女の中に深く入っていった。まるで儀式のように。別の少女は口を塞がれたまま叫び、涙を流し、体を震わせていた。三人目はもう抵抗せず、目は空虚で、体は力なく横たわっていた。
空気は汗、血、精液、そして香の匂いで重く満ちていた。うめき声と祈りが混ざり合っていた。ローブをまとった者の一人がささやいた。
「彼は力を与える……すべてを奪う……」
レンジの父は独房に座っていた。錆びた鉄格子、薄暗い光。彼はロープで古い車を引いていた。重く、汚れていた。上から看守たちが叫んだ。
「もっと強く引け! さもなければここで死ぬぞ!」
彼は全力で引いた。筋肉が裂け、手のひらから血が流れた。上では警察署長が見下ろしていた。顔は無表情で、目も空虚だった。ただ見ていた。それがまるで最も普通の光景であるかのように。
闇は濃く、粘ついていた。壁から、目から、空気から滲み出ていた。希望はなかった。光もなかった。ただ胸を押しつぶす重さだけがあり、呼吸は次第に苦しくなっていった。