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電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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許容範囲を超える熱量に圧迫される。抉るように突き上げる彼の律動から強烈な快感の波が襲う。
堪らず目の前の彼にしがみつきたくなるが、表情を見られていることに気付き‥隠すように逸らした後、ギュッとシーツを両手で握りしめた。
何かにすがっていないと、保てない気がしたから‥
自分が自分でなくなる感覚‥
「らん‥顔見せて、」
珍しく甘えた声を出す祐希さんの声に一瞬戸惑うが、それでも出来なかった。醜態をさらしたくはない。近くにあった枕に顔を埋めてしまう。
‥しかし、それが気に入らないのか、急激に腰の動きが激しくなる。打ち付ける強さに耐えきれず、両手で止めようとするが動きを封じられてしまい‥
荒々しい挿入。激しく掻き回される水音と腰を打ち付ける音が乾いた部屋に響く。
「やぁ‥だめ‥ぁあ‥‥‥‥い‥‥‥イク‥‥‥止まっ‥て」
一気に押し寄せる感覚に恐怖すらも感じ、懇願するが‥一向に腰の動きが弱まることはない。
「‥‥‥‥いや‥‥‥ぁあ！‥‥‥イク‥‥‥‥」
全身を痙攣させながら、果ててしまう。意識が飛びそうだ。目の前に星が飛んでる。
お腹の上に白濁が飛び散っているんだろうか‥。祐希さんの手がぬるりと撫で回す感触だけが鮮明で‥
乱れた息を整える為、深呼吸をしようとした瞬間、ぐいっと逸らしていた顔を掴まれ強制的にさらけ出される。
「らん‥顔見せてって言ったのに‥言う事聞かないの？」
少し怒気を含んだ言葉。慌てて弁明しようと口を開くが、言葉を紡ぐことは出来なかった。
祐希さんの長い指を口腔内に押し込まれ、嗚咽反射で涙ぐむ。
それでも‥噛むことが出来ず、されるがままになる口の端からダラダラと唾液が零れ落ちる。
苦しい‥涙目で見つめる俺を祐希さんはアルカイックな笑みを浮かべながら見下ろしていた。
「苦しい？らんがいけないんだよ、言う通りにしないから‥でも、感じてるね。イクんじゃない？」
いつも以上に乱暴に組み敷かれているのに‥不思議な事に身体は苦しさの中にも快楽を見つけ、昂りを覚え始めていた。
「イキそ？ほら？イッていいよ‥」
耳元で妖しく囁かれ、ビリっと電流が駆け巡る。腰が自然と浮き上がり、また身体が痙攣を起こす。
「ははっ、中でイッたね。可愛い♡ほら、こっちにも集中して？しっかり舐めて‥」
深く口腔内に差し込まれている指を舐めるように催促される。息苦しく‥涙が零れ落ちる中、それを必死で舐め回す。
時折、首や胸に噛み付くようなキスをされ、内部を貫く腰の動きも加速していく。
「んっ‥んん‥‥‥‥‥」
「気持ちいい？またイッたね、何回イくかな。らん‥イク時は言わないとダメだよ‥」
淫らに告げられ、さらに奥へと打ち付けられる。開きっぱなしの両足が大きく震える。
やばい、またクる‥。
と‥急に口腔内に差し込まれていた指が抜かれ、大きく息を吸い込む。頭がクラクラする。酸素が欲しい。そして、あの快感の波が襲う‥
「やぁ‥‥い‥イク‥また‥イッちゃう‥あっ‥」
ブルブルと両足、両手も震え出す。止まらない。
「凄いな、イクの止まらないね‥」
もう泣き声のようになってしまった俺を抱きしめながら、祐希さんが頬ずりをする。
優しい声に優しい瞳。
いつもの穏やかな表情にホッとする。嬉しさのあまり頬ずりする横顔に自分の顔を近づけ、スリスリと擦り付ける。
「祐希さん‥好き‥」
思わず呟いてしまう。
「俺だけだよね？‥智さんとは‥なんもない‥よね？」
こんな情事の最中に聞くべきではない‥。頭では分かっているが、限界だった。
“愛されてるのは自分だけだと思ってる？”
あの‥
智さんの言葉がずっとつきまとって離れない。
ずっと、ずっと、
気になっていた言葉。
「好き‥なんは‥俺だけ‥だよね？」
想いを込めて、祐希さんを見つめる。優しい瞳の奥を覗き込むように‥
言ってほしいだけ。
俺だけが好きなんだと‥。
そんな俺を見つめていた祐希さんが不意に笑う。
「らんが好きだよ‥」
「ほんまに？よかった、」
胸を撫で下ろす。信じていない訳じゃなかったが、言葉にされると安心する。
「やっぱり俺だけやん‥愛されてるんは‥」
「くすっ、なにそれ？」
「あっ‥いや‥‥前に智さんが言ってたから。愛されてるのは自分だけだと思ってる？って‥」
「ふーん、智君が言ってたの？」
「俺等が付き合ってるの知ってるくせに‥変ですよね、まるで‥祐希さんが好きみたいな‥」
「‥‥‥‥‥‥」
「？‥祐希さん‥？どしたん？」
「ねぇ、らん‥俺が智君と関係持ったらどうする？」
「えっ‥‥‥？」
なんでそんな事を聞くんやろ‥。
首をかしげる俺を見て‥またクスッと笑う表情を見つめるが‥真意は掴めそうにない。
「なんでそんな事聞くん？聞かんでも分かるやん、嫌に決まってる、」
当たり前だと言わんばかりに頰を膨らます。
しかし、余裕の笑みを見せる表情に、途端に不安が押し寄せてくる。
「祐希‥さん、智さん好きなん？智さんから誘われたら‥行く‥ん？」
「んー‥どうかな‥でも、行かないとは断言できないかな」
「！？」
予想もしない言葉に唖然とする。
「そんな‥ん、ありえんよ。俺は嫌や‥大体、智さんには小川さんがおるのに‥ 」
絞り出す声が震える。先ほどまで、自分だけを見て欲しいと言ってたじゃないか‥
あんなに求めていてくれていたのに‥
滲む視界の先の祐希さんを見つめる。涙が零れ落ちているんだろうか、何度も頰を拭う手はいつもと変わらず優しいのに。
そして、突然‥中に挿入されているモノを乱暴に突き上げられ、衝撃で悲鳴が零れ落ちる。
意識が逸れていたが、まだ体内に収めたままだった事を強烈に痛感する。
「やっ、まっ‥て‥‥あっ、あ‥んんっ、」
激しく揺さぶられる中、涙目で見上げる俺を‥
何故か祐希さんが妖しく微笑んでいた。
俺を見て‥笑ってる‥？
「‥ねぇ、らん？今のらんの顔‥涙でぐちゃぐちゃ。もう俺の事しか見えてないでしょ？俺にしか見せない顔、してる‥もっと見せて‥」
両手で顔を挟まれ固定される。光悦とした表情で近づき、顔中にキスの雨が降る。
「やぁ‥ゆう‥きさん、何言ってるん？‥あっ‥」
臀部が浮き上がる程に両足を抱え上げられ、一段と激しさを増す律動で言葉にならない。
深く抉ったかと思えば、ギリギリまで引き抜き、再び押し込まれる。
その度に身体が震え、声を抑えることはもう不可能だった。
激しい快感。それは苦しさにも繋がる。そして、先ほどの祐希さんの言葉‥。
考えようと頭を巡らせるが、激しい彼の動きによってそれすらもままならない。
彼の律動についていくのに必死で‥
みっともない程の声が漏れ出る。
身体の奥深くまで蹂躙される。
支配される‥
幾度目かの絶頂を迎えた後‥内部で祐希さんの熱が解き放たれるのを感じた。
それは甘い毒。
嫉妬に狂いながらも彼からは逃れられないだろう。
これから先ずっと‥
事後の後の‥祐希さんの意味ありげな微笑みがそれを物語っているようだった‥
コメント
6件
祐希さん欲張りですね～、藍くんこんなに好きなのにイジワルしちゃって、けどドSの祐希さんと不安で泣いちゃう藍くん大好物すぎてニヤニヤしてます(笑) 次回も楽しみにしてます！
私的に…藍くんが浮気するのは許せてしまうのに、ゆうきさんが目移りしてしまうのは許せないのは何故なのか…(笑)にしても、お互い結局は一筋ですもんね〜♡ ゆうきさん！ともさんにやり過ぎ注意言ってくださいよー
早めに見れて嬉しいです♡ もー、祐藍最高ですね
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