テラーノベル
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「楽しいですよ?あなたみたいな完璧主義者の仮面を剥いで、本当の姿を見るのは。普段は部下を叱り飛ばすあの冷徹な上司が、今はこんなに怯えて震えて……可愛いじゃないですか。最高に唆ります」
コウは歯を食いしばって唸る。しかしその恐怖心が一周回ってコウの冷静さを取り戻し、バッとルイから離れ走る。だが冷静さを取り戻したものの焦りが回って、周りが見えなく、行き止まりへ追い詰められた、その上足がもつれ、コウは転ぶ。
そして転んだコウにルイはゆっくり近づいて行く。
「先輩。逃げちゃ駄目ですって〜。自分の状況分かってます?あれ、バラされたくなければ「僕の言うこと聞いて」って言いましたよね。」
ルイは重く響く声でそう言い、コウをまた押さえつけつつ、自分のベルトを外してコウの腕を拘束する。 「動かないでください」と冷たい声が耳元に響く。
コウはもがいたが虚しく通用せず、ベルトで腕を縛られ、床に押し倒された。蛍光灯の光がルイの輪郭を逆光に浮かび上がらせ、その影が覆いかぶさってくる。
「やめろ……」コウの声が掠れる。「こんなことが、許されると思ってるのか……」
ルイの指がコウの胸元を優しく撫でるように触る。
「許されなくても構いませんよ」
ルイが囁く。
「だってこれは僕たちだけの秘密ですものね?」
コウの喉が乾いた音を立てた。この若者が何を考えているのかまったくわからない。なぜ自分がこんな目に遭わなければならないのか—その疑問が脳裏をよぎるたびに恐怖が増幅していく。
「あなたのその強がりが壊れるところが見たいんです」
「誰にも頼らず生きてきたあなたが……誰かに屈服するところとか」
突然ルイの少し冷たい手がコウの首筋に触れた。反射的にコウの身体が跳ね上がる。
「ッ…」
「ふふっかわいい…」
彼の笑みが歪む。
コウの唇がわずかに震えた。無力さが全身を貫く。
ルイの手がゆっくりとコウの腰に触れ、ベルトに指がかかる。
「さ、さわるな…!!」
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コメント
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うわあ、第4話、めちゃくちゃ緊迫してましたね…。ルイの「あなたのその強がりが壊れるところが見たい」って台詞、怖いけど同時に彼の執着の深さが伝わってきてゾクッとしました。完璧な上司・コウが無力に追い詰められていく対比が鮮烈で、読みながら息を詰めてました。次、どうなるんだろう…!