猫になっちゃうお話
黄side
黄「に”ゃ…ッ?」
青「んー…ふふー…黄ちゃ…」
いつもと変わらない光景なはず。
だって、寝言で僕の名前を呼ぶ、
愛しい恋人。
正直昨晩は狼だったけど。
なんだかんだで、裸で起き上がった僕は
服を着て、鏡を見た。
それは…
黄「…ギロ(睨)」
鏡の猫耳と尻尾が生えた自分。
やばい、ゆるゆるな服を着ないと
絶対的に危ない。
流石に2日連続は壊れる。
彼が興奮し、
腰が打ち砕かれるのは承知上の事実だ。
原因はなんだ…?
昨日は彼との夜の行為までの道のりは…
ハッと思い出して、
ある一人のメンバーに電話をかける。
黄「桃くぅぅぅん!!(怒)」
桃《お?w黄、w》
桃《昨日はお熱かったようで…w》
黄「シャーッ」
そう、桃くん。
昨日僕は桃くんの家に行き、
謎の薬を飲まされ、少々寝て、
門限を破り、お仕置きとして致したのだ。
桃《そこらへんもちゃんと猫なんだなw》
黄「…青ちゃんにも試せばよかった…」
桃「無理だよ、その薬。》
桃《敏感な奴にしか効かねぇしw》
黄「な”ッ!!敏感じゃないし!!」
黄「青ちゃんにバレたら…ゾクッ」
桃《間違いなく犯されるなw》
プツッ(電話切)
黄「…絶対にユルサナイ」
黄「フードもきついし…」
黄「だぼだぼのパーカー…」
黄「青ちゃん持ってたような…?」
恋人が持っている、
イメージカラーの水色のパーカー。
彼の匂いがすごくする。
黄「は…っ!僕はそんな変態じゃない!」
黄「ん!ポスッ」
彼に包まれてる感覚を思い出す。
彼に見つからない様、寝室から離れる。
リビングについたものの…
冬の猫はこたつと歌で言われるほど、
暖かいところが好きらしい。
ソファーに寝るように布団などの
重装備を用意してしまった。
黄「おやすみなさぃ…(眠)」
青side
起きると、愛しの恋人がいない。
こういう朝は大体、彼が後に起き、
枕を投げつけられて終わり。
どこ行ったのかと見渡せば、
彼の着替えは残っていた。
昨晩の行為で、朝食を裸で準備するほど
淫乱になってしまったかと
少々心配しながら、口角を上げていると、
僕のパーカーが消えていた。
結構お気に入りの。
青「…まさか」
僕は寝室から飛び出し、
リビングに向かった。
犯人は誰かとあてはまるのはただ一人。
僕の親友であり、彼の相方の彼氏。
桃くんだ。
桃くんは昨日黄ちゃんと遊んでおり、
黄ちゃんは寝てたと言っていた。
その割にはお酒の匂いもしなかったし、
ゲームカセットは転がっていなかった。
まさか、何かの薬を…!?
漫画的な都合のいい展開に
もう一度口角が上がる。
何かオーバードーズのような
アブナイクスリじゃなければ、
(黄にとっては全てアブナイ)
僕に得しか無いような気がする。
彼の足音も聞こえなかったので、
リビングから少し離れ、
桃くんに電話をかける。
プルルルルル…ピッ
ワンコール、相当暇か、
わかっている時しかない取り方。
あいつが犯人だ。
青「…もしもし?」
桃《お、青どうした?》
青「黄ちゃんになんか盛った?」
桃《お前のために、》
桃《発情もする猫化薬飲ませたんだよ》
桃《しばらく接触禁止だろ?》
青「まぁそうだけど…」
桃《感謝しろ。》
桃《ちなみに赤にも使うから》
桃《感想もくれよな。》
青「はいはい。」
プツッ(電話切)
青「ボソッ結局自分のためやん…」
黄ちゃんに会いに行くかー…
結局、ソファーで寝ていた。
尻尾に何故かリボンが付けられている。
僕色の水色だから許してやろう。
よくある、漫画やアニメでの展開。猫化。
可愛く愛しい恋人に
その魔法がかかるとは思っていなかったが、
我ながら親友が天才に思えて来た。
青「2日連続は…許されるのか?」
目の前で可愛らしく寝ている恋人(彼女)を
見て、我慢している僕を盛大に褒めて欲しい
多分襲ったら殴られそうなんだけど、
どうしようかな……
▶︎襲う
▶︎襲わない
はい、この後の展開は皆さん次第です
ちなみに黄攻めは地雷ですので、
絶対に右固定です。
他のメンバーが猫化してほしい!
とかがあれば可能です。
桃赤や、青くんが猫化でもいいです。
赤くんと黄くんは右固定になると思います。
ちなみにこの小説の可能なカップリングは
桃赤、青黄、(あわよくば橙紫)です。
みなさんにお任せします。
コメント
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青黄しか勝たん