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MIの部屋
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@ 美 都 _ .
472
#BL
まきぴよ
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この会社に来てから、1年が経った。
ありがたいことに、
俺は、順調に日々を過ごしている。
───────
休憩時間。
💙「阿部さん、ちょっと」
💚「ん?どうしたの〜?」
声をかけると、阿部さんは嬉しそうにこちらへ近づいてくる。
その姿を確認してから、周囲には聞こえない声で尋ねた。
💙「……ラウールの好きなものとか、分かります?」
その瞬間。
阿部の表情が、ほんの少しだけ変わった。
💚「あーー……」
💚「もうすぐ社長の誕生日か」
💙「さすが!察しがいいですね」
💚「んーーっとねぇ」
少し考えるように首を傾げる。
💚「○○とか……○○とか……」
💙「なるほど……」
真剣に頷く翔太。
💙「ありがと!!」
💚「……」
その笑顔を見て。
阿部は、少しだけ複雑な気持ちになった。
───────
そして、ある日。
会社にて───────
🤍(最近……)
🤍(翔太と阿部、やたらこそこそしてるな)
二人が楽しそうに話している姿を見るたび。
理由なんて分からないのに。
胸の奥が、ちくりと痛む。
🤍(……なんなんだよ)
🤍(ちょっと、寂しいな)
───────
💙(はぁ……今日も疲れた)
俺はエレベーターに乗り、ぼんやりと前を見ていた。
すると。
🤍「乗ります」
ラウールが、閉まりかけた扉を押さえながら乗り込んできた。
💙「わっ!」
💙「びっくりした!」
💙「お、お疲れ様」
🤍「お疲れ…」
──────────────
沈黙が続く。
狭い空間。
二人きり。
🤍「……そういえばさ」
ラウールが、ぽつりと呟いた。
🤍「最近、阿部と仲いいよな?」
💙「え?」
💙「あ……まぁ」
💙「ちょっと、色々相談してて」
🤍「相談ならさ」
少しだけ視線を逸らす。
🤍「俺にもしろよ」
💙「……」
その言葉に、翔太は少し驚いた。
💙「……あの、実は――」
その瞬間。
ガタン!!
突然、エレベーターが大きく揺れた。
💙「うわああっ!!」
身体が傾く。
反射的に、
翔太はラウールへ抱きついていた。
🤍「……っ!」
💙「む、無理……!」
💙「こういうの、苦手なんだよ……!」
💙「落ちないよね……!?」
腕に、ぎゅっと力がこもる。
🤍「……大丈夫だよ」
ラウールは落ち着いた声で答えた。
非常用ボタンを押し、係員へ状況を伝える。
🤍「今、対応してもらってる」
🤍「すぐ動くから」
そう言いながら。
翔太の背中を、ゆっくり撫でる。
💙「……」
それでも、
翔太は、まだ離れなかった。
🤍(近い……)
🤍(……このまま、離したくない)
止まったエレベーターの上。
周りの時間だけが止まったようだった。
二人の距離だけが、静かに縮まっていく。
しばらくして
翔太が、小さく声を出した。
💙「……こんな状況だけど」
そう言って。
カバンの中から、箱を取り出す。
🤍「……え?」
💙「誕生日、おめでとう」
予想していなかった言葉に。
ラウールは目を見開いた。
💙「実は、阿部さんからラウールの好きなものを色々聞いててさ」
💙「家帰ったら食べてくれ」
🤍「翔太……」
胸の奥が、熱くなる。
🤍「……嬉しい」
🤍「ありがとうな」
その直後。
エレベーターが、ゆっくりと動き出した。
こうして二人は。
無事に救出されたのだった。
──────────────
家に帰ると、
ラウールは、さっそくもらった箱を開けた。
するとーー
🤍「………」
そこに入っていたのは。
自分が苦手としているものばかりだった。
🤍「……阿部…あの野郎」
思わず、小さく呟く。
🤍「はぁ……」
呆れたようにため息をつく。
けれど
その口元は、どこか嬉しそうに緩んでいた。
グラスに酒を注ぎ。
一つ、また一つと口に運ぶ。
🤍「……あーー」
🤍「やっぱり、まずいなぁ」
そう言いながら。
箸を止めることはなかった。
苦手な味。
それでも。
翔太が自分のために選んでくれたものだから。
ラウールは、嬉しそうに食べ進めた。
つづく。
コメント
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うわぁぁあべちゃんやったなー?💚 三角関係だったか〜😂 💙をめぐるバチバチ大好物✨
エレベーターではなく? あべちゃん、こざかしい真似を…!
疑いもせず、すんなり💚ちゃんの言うこと全部を 信じてる💙さん、当たり前だろうけど可愛いなと思いました☺️ 無事🤍💙救出もされて、なんだかほっこりしました!🤭💞