テラーノベル
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チュンチュンチュン、、、。
鳥のさえずりが聞こえる。
いつも通りの時間に、
いつも通りに自然に目が覚める。
僕は、晴月藍。
って、誰に説明してるんだろう。
今日は街へ月に一度のお買い物に行く日。
だから、準備をして買い物に出掛ける。
まぁ、そうは言っても普通の人は
街に住んでるんだけどね。
そう、〝普通の人は〟。
「、、、。はぁ、、、。」
小さくため息を吐く。
僕は普通の人ではないのだ。
何故なら、僕は最弱だからだ。
この世界では1人1つ〝必ず〟
能力を持っている。
そして僕は、その能力が
使えないのだ。
当然弱い、最弱だって言われる。
そういうことだ。
話しを戻すとつまり、
僕は街の恥さらしになるからと
街から追放されたのだ。
今は、街から離れた森の中に住んでいる。
だからと言って 、
別に生活は悪くない。
(あんな噂好きな奴らと一緒に居ると
疲れるし、、、。)
しかし森の中なので、物質も限られる。
なのでこうして、月に一度お買い物に行く。
そうこう説明している間に街に着いた。
(早く買い物済ませちゃお。 )
え?街から追放されたのに、
街へ来ていいのかって?
それなら大丈夫。
街へ来る時はいつも黒いフードを被って、
顔を隠しているから。
噂には敏感なくせに、 実際には気づけない。
(ただのアホ共だ。)
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
(よし、必要な物は買ったし、
そろそろ帰るか。)
クルッと振り返り家路に着こうとした、
その時。
ガッシリとした体が目の前にあった。
ドンッ!!
「、、、!?」
そうだ。
このフードには弱点があって、、、。
顔を隠せるほど大きいサイズのせいで、、、
(前が良く見えない!!)
「あっ、すみませ・・・。」
謝ろうと声を出した。
しかし、それを機嫌の悪そうな声で遮られた。
「あ”ァ”?」
#コメディ時々暗闇
奏音•*¨*•.¸¸♬︎💙
1,204
#色の擬人化
瑠海
135
22,184
#鬼滅
ユイ
108
彼は〝最強〟と噂の
本条海。
(まぁ、僕は噂が嫌いだから
何とも思っていないけれど、、、 。)
そう考えていると彼が口を開いた。
「おい、なんだそのフード。」
「、!」
彼は苛立ちながら指を指してそう言った。
(どうしよう、、、。)
「えぇっと、、これはその、、、。」
僕は頭をフル回転し、考えた。
「、、、。」
「おい!」
沈黙に耐えられなかったのか、
怒鳴るように声を出した。
(仕方ない、目立ちたくないけど、)
(それじゃあ、、、。)
・・・
・・・
・・・
(逃げるか!!)
タッ!!
僕は思いっきり地面を踏み、
走り出す。
「あっ!?おい!!」
彼が止めようと声を出したが、
構わず僕は走り続ける。
彼が追いかけようとする。
しかし、周りの住民がそれを止めた。
「海様!」
「最強様!!」
次々に人々が群がるようにして
彼に集まる。
僕はホッとして走り続けた。
( 今回ばかりは感謝するか、、、。)
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
ガチャ!!
ドアを開け、 家の中に入る。
そしてドアを閉め、一息つく。
「ふぅ、、、。」
(にしても、次からは大丈夫だろうか、、、。)
「海、、、。」
(昔はあんな奴じゃ、、、。)
そう考えかけてハッとする。
(いや、そんなことは良くて、)
「買ったもの、しまわないと、、、。」
「、、、。」
買ったものをしまい終わり、
定食をとる。
(いつまでこのままなんだろう、、、。)
「ずっとに、決まってんじゃん、、、。((ボソッ」
そう、自問自答する。
・・・
・・・
・・・
寝る支度を済ませ、
ベッドに入る。
「、、おやすみ、、、。」
珍しく、そう口にした。
コメント
3件
第2話、読了しました!「最弱」と呼ばれて街を追い出された藍くんが、フードで身を隠して買い物に行く場面、なんだか切なかったです。特に、昔はあんな奴じゃなかったはずの「海」に気づかれて慌てて逃げるシーンが印象的で…二人の間に何があったのか、すごく気になります。タイトルの「感情の成れ果て」も、能力世界の設定とどう絡むのか、続きが楽しみです!