テラーノベル
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土曜日の午後
窓の外は晴れてる。でも外には出ない
だって、今日はずっと阿部ちゃんといっしょって決めてたから
ソファに並んで座って、ぴとっとくっついたままゲームをしてる
🩷「あっ!やられた〜〜〜!阿部ちゃん、助けて!」
💚「えっ、俺今アイテム集めてたんだけど!?」
🩷「無理無理、早く来て〜〜〜!!こっちゾンビ3体来てる!」
💚「ちょ、ちょっと待って、もう…!」
慌ててコントローラーを握る阿部ちゃんの横顔が、なんかもう可愛い
すごい集中してるのに俺がちょっとでも近づくと、ちらっと見て笑ってくれる
🩷「あー、阿部ちゃんの横顔、見てるだけで幸せ〜」
💚「え、今そんな余裕あるの?」
🩷「あるよ〜!阿部ちゃんといるときだけはね!」
💚「……はいはい。かわいいなぁ、もう」
阿部ちゃんが片手でぽんぽんと頭をなでてくる
🩷「わ〜〜♡今日、なでなで多くない?」
💚「だって、佐久間が甘えモードじゃん。こういう日くらい、いっぱい甘やかしてもいいでしょ」
🩷「えっ、じゃあさ…」
ごろりとソファに倒れ込んで、阿部ちゃんの膝の上に頭を乗せた
🩷「これもアリ?」
💚「……反則」
阿部ちゃんがちょっとだけ頬を赤くして、でもすぐに微笑む
💚「かわいすぎる。どうすんのこれ。ゲームどころじゃないよ」
🩷「じゃあゲームやめよ。いちゃいちゃタイムにしよ」
💚「はいはい…今日は甘やかし放題だね」
頭を優しくなでる指先
何も考えなくていい、やわらかい午後
こんな時間がずっと続けばいいのになぁって思う
🩷「阿部ちゃん、だいすき〜〜♡」
💚「うん、俺も。世界でいちばん、佐久間が好き」
🄴🄽🄳
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