⚠( 絶対見てね!! )
・微空白 、漢字厨 。
・彰人くんと 冬弥くんの過去 捏造 ⚠
色々 注意です 。
主の好きな様に書いてるので解釈違い有るヨ 。
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🥞 ( side )
家の鍵 、忘れた 。
しくった 、つい 何時もの癖で …
今日は 両親も絵名も 帰りが遅い日で 、家には誰も居ない 。
🥞 「 マジかー … 」
今日は最悪な事ばかり起こる 。神様の悪戯としか説明が付けない 。
両親はともかく 、絵名は多分 7時ぐらいまで帰って来ない 。 はぁ 、
俺は玄関の前に腰掛け 、俯いた
🥞 「 …… 」
こうして 俯いていると 、冬弥と初めて会った日の事を思い出す 。
初めて会った時の冬弥は 、何と言うかすごくボロボロで 、生まれたての小鹿みたいだった 。
雨が降ってたからか 、髪は泥だらけ 。冬弥は傘も差さずにずぶ濡れの状態で 、路地で蹲っていた 。
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( 6年前 )
─ 路地裏 ─
🥞 「 おい 、大丈夫かよ 」
☕ 「 ……… 」
🥞 「 … なんか喋れよ 、 」
ずっと黙ってんなコイツ …
しかもよく見れば 髪も服も泥だらけじゃねぇか 。
家出か ?
🥞 「 … ん? 」
なんだ 、? コイツ手に何か持ってる … 紙 ?
🥞 「 御前 、手に 何持ってんの ? 」
☕ 「 …… 」
🥞 「 … ( 苛 、 」
ずっと黙ってるコイツに段々と腹が立ってきたオレは 、少し強引めに持っている物を手から引き剥がした 。
🥞 「 ちょっと 貸せよ 、 」
☕ 「 … ぁ 、 」
その時 、冬弥は初めて声を出した 。
か細い声 。 弱々しい声 。 すぐにかき消されてしまいそうな声だった 。
🥞 「 楽譜 … ? 」
手に取った紙の正体は楽譜だった
しかも 、そこら辺にある簡単なやつじゃなくて 、明らかに大人でも弾くのが難しそうな楽譜だ 。
🥞 「 なんだこれ ‥ こんなぐちゃぐちゃしてる 楽譜 見た事ねぇ 」
☕ 「 … ふふっ 、 」
手に持っている楽譜をじーっと見詰め 、顔を顰めているオレを見た冬弥は 、静かに笑った
🥞 「 何がおかしいんだよ、 」
小さな笑い声を無視する事なく拾えば 、
今度は むす、と冬弥を 見詰める
☕ 「 ! 、いや … 」
気付かれないとでも思っていたのか
びくっと肩を揺らし 、怯える素振りをする冬弥
☕ 「 ごめ 、なさ … 」
と 思えば 急に謝られる 。
🥞 「 いや 、別に怒った訳じゃ … 」
少し慌てては軽く手を横に振りながら上記を述べる 。… 調子狂うな 、
🥞 「 御前 、何でこんな所に居るの 」
☕ 「 逃げ…きた 、 」
🥞 「 ? 聞こえねぇよ 、 」
ぐい 、と顔を近付ける
☕ 「 っ、 」
☕ 「 逃げて 、きた ‥ ! 」
ばっ 、と 勢いよく顔を上げ 、涙混じりに冬弥が叫ぶ 。
その瞬間 、初めて冬弥と目が合った
惹かれる様な 、淡いアッシュグレー色の瞳
このまま見つめていたら 、その瞳に吸い込まれてしまうと思った
🥞 「 っ… 」
冬弥の大きい声と 、目が合った衝撃で オレは慌てて 顔を下げる
☕ 「 !… 」
冬弥も急にびっくりした様で 、目をぱちくりとさせていた 。
🥞 「 逃げてきた 、ってどーゆーことだよ 」
一つ咳払いをしては 調子を整え 、
改めて冬弥の目を見詰めながら 問う 。
まだ少し 、目は泳いでしまうが …
☕ 「 … 言いたくは 、無い 」
🥞 「 はぁ ? 何でだよ 」
☕ 「 だが 、今日ここで君と話せて嬉しかった 」
ふんわり と 冬弥が微笑む 。
キレ細やかな睫毛がその綺麗な瞳を覆い隠す
照れ隠しの様に くす、と冬弥が 笑う
🥞 「 っ…! 」
綺麗 。
そう思った 。 髪も服も 、泥だらけで
おまけに外は土砂降りの大雨 。 なのに
どうしてだろう 、こんなにも心が痛い
いや 痛いんじゃない 。 惹かれてるんだ
コイツに 、
🥞 「 お前 、名前は 」
☕ 「 … 青柳冬弥 、 」
🥞 「 オレは東雲彰人 、よろしくな 」
握手しようと 少し強引めに手を差し出す 。
☕ 「 …? 」
冬弥は どうして手を出されたのか 分かっていない様子で 、きょとんとした顔でオレの手を見つめる 。
🥞 「 握手だよ 、握手 」
☕ 「 あぁ 、そうだね … 」
おろおろと 手を差し出せば 冬弥が手を握る
細くて白い手 、 力を入れれば ポキっと折れてしまうんじゃないかと思う位の 。
優しく上下に手を振れば 、 ぱっと手を離す
🥞 「 冬弥は ‥ いっつも ここに居んのか? 」
☕ 「 ううん 、今日が初めて … 」
☕ 「 でも 、彰人‥くんに会えるなら、明日もここに来ようかな 」
“ 彰人くん “
その呼び方に少し 引っかかった
🥞 「 彰人で良い 、 」
☕ 「 じゃ 、じゃあ 彰人 … ? 」
🥞 「 何で疑問形なんだよ 、笑 」
ふは 、と 笑いを零せば 冬弥も 面白かったのか 口元を抑えながら 笑う
🥞 「 オレ 、明日もここ来るから 」
☕ 「 !、うん 」
🥞 「 またな 、冬弥 」
☕ 「 じゃあね 、彰人 」
それが 、冬弥との初めての出会いだった
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うわーー更新遅れて 申し訳無い 🙇♀️🙇♀️
最近忙しすぎてほんと 見る専に回ってしまうんだ … ( 言い訳 )
今回は長めに書いちゃったんで番外編は無しです 🙌
♡ 500 💬 … 🙄