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・学生パロ
・ぺいしに
大丈夫な人はどうぞ!
──────────
pi → α sn → Ω kr→? tr→?
視点 pi
ピーンポーン
ぺ「しにがみー?」
俺は、しにがみの家の前で彼の名前を呼んだ。
返事はない。きっと今日も寝坊だろう。
ぺ「おーい!しにがみー!起きろー!!」
そう大きな声で言いながら、扉の取っ手を引っ張った。
すると、手元で小さな音がなり、扉が開いた。
ぺ「は?あいつ鍵閉めてないじゃん!危なっ!」
それとも昨日何かあったのか?
少し焦りながら、早足で彼の家に入った。
部屋の前まで行き、心を落ち着かせ、部屋の扉を開けた。
ぺ「しにがみくーん?」
し「すぅ……すぅ…」
ぺ「なんだ…何もなかったのか……」
俺は、胸を撫で下ろしながら眠る彼に近づいた。
ぺ「しにがみー!今日遊ぶ約束してただろ!クロノアさんとトラゾーが待ってるよ!」
し「あと5分だけぇ……すぅ…」
そう言うと、またすやすやと眠ってしまった。
そのときだった。どこからか甘い香りが漂ってきた。
ぺ「なんだこの匂い…?……しにがみから?」
俺は彼に顔を近づけた。
すると、さっきよりも強烈な甘い匂いが漂ってくる。
ぺ「もしかしてヒート…?」
嫌な汗。青ざめていく顔。
まずい……これはまずい…!
ぺ「しにがみ!!起きろって!!」
俺は彼を揺さぶった。
揺さぶる度に甘い匂いが濃くなってきている気がするが、
今はそんなこと気にしている場合ではない。
ぺ「しにがみ!!!」
し「んッ…」ビクッ
彼が声を出したのと同時に、自分の中で何かが切れた音がした。
ぺ「……これでも我慢した方なんだからな………
起こしても起きないお前のせいなんだからな…」
気づけば、俺も彼も息遣いが荒くなっていた。
俺は、そんな彼に顔を近づけ、唇を重ねた。
し「んん…」
唇を重ねても、起きる気配がない。
これならどうだと舌を入れてみた。
し「うむッ……あう…」
それでも起きない。
それならば……と服の中に手を入れようとした時だった。
ガチャッ
ク「ぺいんとー?しにがみくーん?」
ト「まだ~?」
扉の開く音と、靴を脱ぐ音が聞こえてきた。
今部屋の扉を開けられたらと思うと冷や汗が止まらない。
ぺ「やべっ…!」
ク「ぺいんといる?開けるよ?」
ガチャッ
ぺ「すいません!こいつ全然起きなくて……」
ク「いいよいいよ笑、そんなことだろうと思ってたから笑」
ト「しにがみさーん!!起きてー!!」
トラゾーが、思いっきり彼を揺さぶった。
すると、やっとしにがみが目を覚ました。
し「あれ…?皆さんどうしたんですか……?」
ト「時間見て」
し「時間…?」
まだ眠たいのか、彼はまぶたを擦り目を細めて時計を見つめた。
し「えっ?!もうこんな時間?!すいません!!今すぐ準備します!」
ク「じゃあ外で待ってるね」
し「はい!ほんとにすいません!!」
彼は、玄関に向かうクロノアさんたちに、何度も頭を下げた。
その姿を見つめていると、次は俺に頭を下げていた。
し「ぺいんとさんもごめんなさい!」
ぺ「そんな頭下げんなって!もう慣れたし笑、じゃあ俺も外にいるから!」
そう言い、俺も玄関に向かった。
し「………あの…ぺいんとさん…!」
ぺ「ん?なに?」
俺は、思わず振り向いた。
少し沈黙が続いたあと、彼が口を開けた。
し「あの…僕が寝ているとき、何かしました…?」
ぺ「え?何もしてないけど……どうしたの?」
し「いや…!勘違いだったみたいなんで!…だったら大丈夫です!」
彼は、自分の唇を触り、準備を始めた。
俺は、飛び出しそうな心臓を押さえ、外に出た。
ぺ「ばれてない……はず…」
独り言をぽつりと言い、先に外に出ていたクロノアさんたちのもとへ駆け寄った。