コメント
2件
投稿お疲れ様です!!多分初コメですかね…?違ったらごめんなさいっ!! 前から思っていたんですけどかく砂糖さんの書く小説の表現とか言葉遣いとかほんと大好きです笑 視点が誰なのかとても気になります!!自分のペースで頑張って下さい!!
ミステリーは、読み飽きてしまった。
だから、前誰かに勧められた学校の青春系のものを買ってみたのだが、数ページ読んで顔を顰めた。
やはりこう言う系統のものは苦手だ。
学校で楽しそうに友達と遊んだり授業を受けたりしているところを見るのがあまり好きではない。
いや、別に友達がいないわけではない。
昔は、毎日放課後日が暮れるまで遊んだ友達がいるし、学校に行けば必ず一緒にいてくれる友達がいる。
まぁ、学校に行けば、の話だが。
とくに、いじめられていたわけでも、勉強ができなかったわけでもない。
なんとなく、つまらなかったのだ。
何かが足りないのだ。
昔は埋まっていた穴が、
ある日を境に、深く抜け落ちてしまったのだ。
がっぽりと空いた穴が、塞がらないのだ。
読んでいた本を閉じて、机に置いた。
立ち上がって窓の方へ行き、カーテンを開けた。
夕日が目に染みてうつむくと、
学校帰りだろうか、中学生くらいの男の子が五人くらいで騒いでいるのが目に映る。
なぜか胸がチクリと傷んだ気がしてカーテンを閉めた。
そのままベッドに飛び込み、なにも考えたくなくて目を閉じた。