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そして、レイゼン様と私のファーストダンスが始まった。
レイゼン様のリードは完璧にして、美しく、華麗だった。
私は身を任せて、リラックスして踊る事が出来たと思う。
お客様からの拍手にお辞儀して応えた。
「素晴らしいファーストダンスだったね。」
ゼクス様がやってきて言った。
「ありがとうございます。」
私は言う。
「セカンドダンスは…
僕と踊っていただけませんか…?
キャメラ姫?」
ゼクス様は優雅に右手を差し出した。
私は驚き、レイゼン様をチラリと見る。
「まぁ、セカンドダンスなら仕方あるまい。
ゼクス、お前がキャメラに近づけるのは、ダンスまでだがな。」
レイゼン様は意地悪くそう言った。
「そうかな…?」
ゼクス様は少し挑発的にそう言うと、私の手を半ば強引に取りダンスへ誘った。
ゼクス様のダンスも素晴らしかった。
ワルツのリズムに合わせて、完璧にキュートな笑顔で軽快なステップを踏むゼクス様は本当に楽しそうで…
私もついつい笑顔になった。
「今度、1人でマフィーズ城に遊びにおいで。
君が知らない秘密を知りたくは無い?」
ゼクス様は耳打ちしてそう言った。
知らない…秘密…?
その内に曲はゆったりとしたチークダンスに変わって居た。
ゼクス様は私の腰をぐいっと引き寄せ、密着させてダンスを踊った。
その時…
「交代の時間だ。
ゼクス、それ以上は許さん。」
「おぉ、怖いな…
では、僕はこれで失礼…
またね、キャメラ。」
ゼクス様はウィンクすると、去っていった。
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