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※最初リエーフあんまり出てこないです
後輩である灰羽くんに告白され好意は特になかったが何となく承諾しお付き合いを初めてから2ヶ月がたった
「リエーフと上手くやってんの?」
夜久の言葉に「うん」と返す
「この前リエーフがさー、🌸さんが好きって言ってくれないんですー!!って」
「へー」
「いや興味無さすぎじゃね?」
夜久が大きな声を出すから先生に注意される
「そんなことより授業集中」
「…はーい」
休み時間になり黒尾が話に入ってくる
「リエーフがなんだってー??」
「ほら、この前嘆いてたやつ」
「あーあれね。🌸ちゃんと好きって言ってやんなさいよ〜」
「うん」
特に何も考えずに返した返事に2人は「分かってねぇーな笑」なんて笑った
放課後、部活---
体育館に入ると山本くんと孤爪くんの話が耳に入ってきた
「リエーフ1年のチョー可愛い子に!告白されたんだって!!クソー!悔しい、、」
「へー」
「興味無いだろ?!すっげぇ可愛いんだぜ?」
体育館に入ろうとしたがどこか入りづらくて靴の紐を結び直して時間を潰す
「背が高くて、スタイル良いし、顔ちっちゃくて笑顔可愛いんだぜー」
「興味無い」
山本くんの話を聞いて自分とは正反対な女の子だな、と思う
海がちょうどタイミングよく来たので一緒に体育館に入れた。その後すぐに部活が始まった
次の日---
どうも昨日の山本くんの話にでてきた女の子が気になって眠れなかった
なんでだろう、よく分かんないな
校庭に1年の女の子たちが見える、二限体育なんだなぁ
「ね夜久、リエーフに告白した可愛い子ってあの中にいる?」
「えーあー!後ろの方にいる背の高い子じゃね?確かそうだったはず」
「……ふーん可愛い子だね」
「なに笑もしや嫉妬してんの?」
「えっ」
「え?図星?」
嫉妬って、
「え、私って灰羽くんのこと好きなの?」
「いや知らねぇけど、よくリエーフのこと目で追ってるよなー。…は?お前リエーフのこと好きで付き合ったんじゃないの?」
「…、いや、嫌いじゃなかったし、断る理由もなかったしって感じで、」
「まじかよ」
その後夜久が色々話しかけてくれたけど何一つ頭に入ってこないまま昼休みになった
「お2人さーん俺海のとこ行くけどお昼どーする?」
「多分🌸はパス」
「おーそりゃ珍しい」
「やっとリエーフへの恋心を自覚したらしく」
「あらあらあら、やっぱり今まで自覚なかったのネ」
「……灰羽くんのとこ行ってくる」
「「いってら〜」」
教室を出て階段をさがりながら考える、会って何話せばいいんだろ、会いに行ったら迷惑かな?
考えながら歩いていたら思ったよりも早く教室に着いてしまった。教室の中には犬岡くんとご飯を食べている灰羽くん
教室に入ろうとしていた子に声をかけて灰羽くんを呼んでもらう
「リエーフ!お客さん〜」
「うぇ〜?これ食べたら行く!!」
食べるのを急かしてしまっては申し訳ないので呼んでくれた子に、やっぱ大丈夫呼んでくれてありがとう。と伝えて教室の前から立ち去る
歩いていると椅子をぐらつかせながら廊下を見ていた灰羽くんに見つかってしまった
「え?!待って、🌸先輩?!」
「ご飯邪魔しちゃってごめんね」
小走りで私のところに近寄ってきてくれた灰羽くん、嬉しい
「初めて教室来てくれたの嬉しいです!」
「ぇ、あ、…うん」
なんでか恥ずかしくて灰羽くんのことを見れない
「あ!部活関係でなんかありました??」
「ぇ、あ……今日体育館点検あるから30分遅く始まるって」
灰羽くんのおかげで言わなきゃ行けなかったことを思い出せた
「やっぱ部活かー……」
「?」
「うーんと、俺に会いに来てくれたのかな、なんて思っちゃいました!笑」
「……」
「え゙黙られると恥ずかしいです、、もしや引きました?!」
「わ、ちょ」
俯いていた私の顔を両手で包み込み無理やり灰羽くんと目を合わされる
「……可愛い」
「ぇ、ぃゃ、…ありがと?」
「先輩今日いつもよりも可愛いですね、?動きっていうか挙動が違うっていうか、、」
「……そんなこt「リエーフ!ジャージ貸してー!」
私の声を遮るように聞こえてきたのは灰羽くんに告白したと噂の可愛い女の子
「えーいま?先輩と話してるんだけど〜…」
「今!寒い、!」
灰羽くんが教室に戻ろうとする
「ぉわ?」
「ぁ」
灰羽くんの制服の裾を少し引っ張ってしまった
無意識、かなりの失態恥ずかしい
「…ごめん教室もどる」
「ぇ」
嫉妬これは嫉妬だ、女の子にジャージ貸して欲しくなくて引き留めようとしちゃった
私灰羽くんのことどうしようもないくらい好きなんだ
パタパタと上履きで走る
胸が苦しくなって涙が出てきて教室には戻れないと思い図書室へ逃げるように入る
「……なんで泣いてんだろ」
あの女の子近くで見たらもっと可愛かった
灰羽くんとお似合いだった
図書室の奥の方へと進みしゃがんで涙を拭く
ガラッ!!!
「🌸先輩いた…!」
「うぇ、灰羽く、ん」
「え泣い、泣いてる!?な、何があったんですか」
「……私、灰羽くんのこと、大好きになっちゃった」
ごめんね、困るよね、と言うと力いっぱい抱きしめられた
「困るわけないじゃないですか、俺先輩のことすげぇ好きです。嬉しいです」
「私も好き、」
そっと手を伸ばして抱きしめ返すと抱きしめられる力が少し強くなった
「ほんとはね、教室、灰羽くんに会いにいったの」
「えっ嬉しいです。好きです」
「私も好き笑、1つわがまま言っても良い?」
「はい!!」
「女の子にジャージ貸しちゃやだ、嫉妬する」
「それで泣いて……うわ、ごめんなさい、俺あんまり深く考えてなくて…、」
「灰羽くんが優しさで貸してあげたの分かってるから大丈夫」
「ぇ〜🌸先輩ちょう好き、、次から気をつけます、!」
少し見つめ合って恥ずかしくて目をそらす
「……嫌だったらしないんですけど、嫌だったら我慢するんですけど、」
「うん 」
「きす、キスしてもいいですか」
「…うん、」
身長差があるから私は背伸びして、彼は屈んだ
直後に口に柔らかい感触があって幸せが広がる
「🌸先輩可愛い、」
「ん、……っ」
耳を撫でられ頭がふわふわして気持ちよくなる
幸せだな、私
「🌸大好き、」
「…私もリエーフくんのこと大好きだよ」