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翔太)ふぁ…涼太?あれ…
いつも俺を起こしに来てくれる彼女の涼太。しかし今日は違って1人で起きる。
あぁそうだ。涼太は今地方の撮影に行っているのだった。2,3週間滞在。寂しい気持ちもあるが俺もいい大人だ。口にも態度にも出さず淡々と仕事をこなすだけだ。
楽屋に着けば台本が。俺は全く読まなくてほぼぶっつけ本番みたいな感じ。メンバーにも共演する方たちにも『読みなさい』って言われるけど、中々読む気にならない。
涼太は毎回読んでいる。まめで真面目で共演者さんに失礼のないように配慮する。ほんと、できた人だと思う。昔から…尖ってた時期でも周りに目を配れてたすごい幼なじみ。今となっては恋人だが、変わらない。
翔太)あー…早く会いたい
口から自然とそんな言葉が出ているなんて思いもしなかった。
涼太)翔太…会いたい
地方の撮影なんてよくあること。なはず無のに、前なんて京都に1カ月で、今回は前回より短いはずなのに凄く凄く寂しいという気持ちに駆られている。
そのせいなのか何なのか、地方撮影の残りの3日、俺は体調を崩してしまった。熱はなくただ単に身体のダルさや寒気、おまけに頭痛が酷い。立っているのがやっとで喋るのなんてまともに出来ない。
涼太)ぅ゙…、、
))大丈夫?宮舘くん…
涼太)大丈夫…です‥苦笑
俺の体調のせいで共演者さんに迷惑をかけてしまう始末。それが何よりも許せなくて痛む頭でまた考えて考えて考え込んで、悪化する。要らないことで無限ループ。
だから皆に…大好きな翔太に怒られちゃうんだろうな。帰るまでに体調戻さないと。 そうまた考えて仕事に戻った。
カメラの前は“SnowManの宮舘涼太”、皆が思う “舘様”であり続けなければならないから。
朝いち。今日は東京へと戻る日。体調は頗る悪い。病院に行く暇もなく市販薬で症状を抑え込んでいた。だからだろうか、発症した時よりもまわらない頭。立つもできずマネージャーやスタッフさんが俺を抱き上げる。申し訳なくて謝りたいけど、喋ることさへ億劫で出来ない。
そして帰りは新幹線。時間も迫るのに、マネージャーが何処かへ電話している。俺はそれをただ不思議に見ることしかできなかった。
マネ)宮舘さん、病院予約できたんで帰る前に行きましょう。
涼太)ぇ‥?
マネ)向こうに戻れるのは最低でも3時間後ですので。その前に病院行きましょう…ね?
涼太)……ぅん、あり、がと……
また迷惑だ。でも皆さんは迷惑じゃないっていう。皆さんそれは本心で心から言っている。でも俺はそうと分かっていても何処かで『迷惑だな』って思われてるんじゃないかって考える。悪い癖だ。
今日の昼過ぎ涼太が帰ってくる。いつも地方の時は時間があれば連絡をくれるのに今回は2回しか連絡が取れなかった。それほど忙しいのだろうと思い、俺から連絡することはしなかった。
でも昼過ぎは必ず涼太から連絡が来る。迎えの連絡だ。涼太が降りてきたら毎回決まってハグをする。マネージャー達から『目立つから辞めて』と言われているがそんなのお構いなし。だって可愛い可愛い彼女を一番に抱きしめて何が悪い。って言ったら皆呆れてた。涼太は少し照れくさそうに笑っていた。
翔太)連絡まだかなぁ~?
マネ)良かった、風邪で。
涼太)ごめん……なさぃ…
マネ)謝らないで?
涼太)ぅん…
風邪だった。ホッとできるようなできないような。寒いところに日中居たのとストレスと体力の限界が来ていたようだ。 病院で熱を測れば37度。おかげで今は少し体が火照っている。
翔太が抱きしめたら、問いただされるんだろうなぁ…嫌だなぁ。心配させたくないのに。
マネ)抱っこするね
涼太)いいよ…歩くよ、
マネ)今頭ボケーってしてるでしょ?貴方そんなんで歩いたらいっつも何処かしらぶつけるでしょ??
涼太)ぅ゙……
マネ)図星かい。ほら、抱っこするからね
涼太)‥はーぃ……
翔太に連絡しないといけない。でも、スマホ出すのが面倒だ。マネージャーさんにお願いしようかな?でもそうなったら翔太に風邪の事がバレてしまう…
涼太)……ね、
マネ)ん?
涼太)しょうたに、連絡して…?着く時間だけ。何時もみたいに迎えに来てくれる、から…
マネ)!わかりました。酔う可能性あるので寝ててくださいね。
涼太)うん……
俺はそれだけ言って眠りについた。
早く、翔太に会えますように
翔太)ん?マネから?なんで?
そこには涼太からではなくマネージャーからのメッセージだった。確認してみれば『◯◯時に着きます。涼太さんがお迎えお願い、と言ってますよ』という言葉が。
何時も涼太からなのに珍しい…何かあったのだろうか?いや、スマホの充電が切れただけかもしれない。でも涼太は充電がなくなる前にしっかり充電するタイプ。おかしいな…
翔太)『分かった』
『でも、なんで涼太からじゃないの?充電切れ?』
そこから数分連絡が来ない。やっぱ何かあったのだろう。
ピコンッ
翔太)あ、きた
『実は涼太さん風邪にかかってしまって、今は寝てます』
予想外の返答に固まる。
風邪?あの涼太が?だから連絡がなかったのか?
考えるよりも先に足が動いていた。
マネ)宮舘さん、着きますよ
涼太)っ………ん
マネ)おぶりましょうか?
涼太)歩くから…いぃ。荷物…いい?
マネ)任せて
涼太)ハァ…ハァ‥
歩くだけで息切れ。たまったもんじゃない。早く降りないと、と考えるだけでなぜだか足取りが重くなる。こんなコンディションの中で翔太と会うなんて…
そんなのお構いなし、降りた瞬間彼氏の翔太に抱きしめられた。
翔太)……まだかな…
涼太を駅のホームで待つ。
早く、早く頑張った涼太を抱きしめたい。お疲れ様って言ってあげたい。
翔太)あ、きた
到着した数分後、涼太が車両から降りてきた。その顔は少し引きつっていて足取りが重い。俺はそんな彼を引き寄せ、抱きしめた。
翔太)馬鹿…無理すんなよ
涼太)…ごめんなさぃ……しょた…抱っこ
翔太)おう、寝てろ。きついだろ
涼太)いっぱい寝たから…だいじょぶ…
翔太)分かった。帽子しっかり被ってろ。マフラーもしっかり着けてね
涼太)あり、がと、…
俺は涼太を抱え、帰路へと着いた。
翔太)小粥作ってくるから、待ってろ
俺は俺の寝室に涼太を寝かせ、キッチンに向かおうとした。が…
涼太)いか、ないで…
翔太)…ぇ?
涼太がこんな事言うなんて思いもせずまたも固まる。涼太の顔は今にも泣きそうで子供にも見える。
翔太)いやか?1人…
涼太)ぅん、…うん、ひとりいや…(涙目
翔太)……寝るまで、ぎゅってしてやる
涼太)んっ……しょた、すき、、すきっ
翔太)俺は愛してる……お疲れ様、しっかり休んで
涼太)んっ…ギュッ……
相当疲れたのかきついのか。何分もしない内にすーすーとか細い寝息を立てる涼太。寝たのを確認して俺はキッチンに小粥を作りに行った。
翔太)涼太…?起きた?
涼太)しょたっ…しょた……
翔太)はいはい、1人いやね
涼太)しょたしょた…っ ギュッ!
翔太)うん…今日はずっと居るから
涼太)んっ…ん ポロポロッ…
翔太)泣かないよ、きつくなるからな
涼太)コクコクッ‥
翔太)あぁ……寝たわ、あれ…涼太?
あれから数日、涼太は熱が下がったものの食欲はなくてずっと辛そうだったから看病していた。いつもは一緒に寝ないのに涼太が嫌がって俺と一緒に寝ていた。
でも朝横をふと見ればも抜けの殻だった。トイレかとも思ったがそしたらやけに布団が綺麗になっている。俺は眠たい身体を起こしてリビングへと向かった。
翔太)…?チラッ
涼太)あっ翔太おはよ。早いね今日は
翔太)もぅ…大丈夫なのか?
涼太)お陰様でね、ご飯食べる?
翔太)じゃあ…ちょっとだけ
涼太)お仕事だったもんね、寒いし温かいものにしようか
翔太)おう
もう体調が悪い涼太はいない。いつもの“涼太”に戻って、外に出れば皆が憧れる“舘様”になる。そんな彼を見てホッとする。
翔太)涼太、
涼太)ん?
翔太)好きだよ
涼太) . . .あっそ……/////
彼の耳が赤かったのは…見間違いだろうか。
スノ晦日、皆さんキラキラでかっこよかったですね☺️
個人的に舘様がきゅるきゅるでメロかったのが嬉しかったです。25年最後もありがとうございましたっ笑💕
コメント
4件
ゆり組のゆりゆりをたくさん供給して もらえて幸せです💙❤️ この作品も涼太可愛すぎて発狂🤤 また来年もよろしくお願いします🩷